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ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(B-cure)の中間評価結果(案) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html |
出典情報 | 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》 |
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報数は計 622 万に上っている。
c. 大規模ゲノム解析に向けた基盤整備
医療分野の研究開発におけるゲノム・データ基盤として、ToMMo にてスーパーコンピ
ュータ(以下、「スパコン」)を運用し、10 万人の全ゲノム解析などの大規模データの
解析や、各種データベースの拡充を行うとともに、遠隔セキュリティルームを利用した
ビジティング型のスパコンへのアクセスにより、セキュリティ等に配慮したデータシ
ェアリングを実施している。また、利用ニーズにあわせたデータシェアリングの検討を
進めている。
d. 社会共創推進領域
国民の理解・信頼を得ながらゲノム医療研究を推進し、必要な社会環境を整備する
一環として、患者・市民参画(Patient and Public Involvement: PPI)推進及びリテ
ラシー向上に資する研究開発を実施している。
(ⅳ)次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析
遺伝的要因と環境要因が複合的に関与する多因子疾患のうち、国民の多くが罹患す
る一般的な疾患を対象とし、国内のコホート・バイオバンクが保有する様々な生体試料
等を用いて、同一研究参加者の生体試料に紐づく、健康・医療情報やゲノムデータ、各
種オミックスデータの一括データ(以下、
「三層データ」)を蓄積し、そのデータシェア
リングを通して利活用を促進する研究課題を実施している(採択課題については別添
資料参照)。これまでに 3,192 件の解析データを AGD に登録し、利活用可能な基盤デー
タの充実化に貢献している。
②これまでの課題
(ⅰ)東北メディカル・メガバンク計画
これまでの取組により、ゲノム研究の基盤となる試料・情報の収集・提供体制が構
築されており、解析済データやリファレンスパネル等の公開を通して、バイオバンクの
成果を共有している。バイオバンクの試料・情報を活用したゲノム研究も一部で先行し
ている。
一方、医療・創薬・ヘルスケア等の出口に繋がる研究事例が乏しいため、利用が一部
のコミュニティに留まっており、その価値が外部に十分に認められているとはいえな
い。また、国費による支援に当たっては、事業目標や果たすべき役割を踏まえた効率
的・効果的なバイオバンクの運営も重要である。
(ⅱ)ゲノム研究バイオバンク
アカデミア・民間企業ともに多くの研究者に試料・情報が利用されており、我が国
を代表する疾患バイオバンクとして機能している。一方、今後は、医療・創薬・ヘルス
ケア等の社会実装に直結するような研究成果の創出や、出口企業のニーズを反映した
バイオバンクの高度化により、利用層の拡大を図ることが重要である。
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c. 大規模ゲノム解析に向けた基盤整備
医療分野の研究開発におけるゲノム・データ基盤として、ToMMo にてスーパーコンピ
ュータ(以下、「スパコン」)を運用し、10 万人の全ゲノム解析などの大規模データの
解析や、各種データベースの拡充を行うとともに、遠隔セキュリティルームを利用した
ビジティング型のスパコンへのアクセスにより、セキュリティ等に配慮したデータシ
ェアリングを実施している。また、利用ニーズにあわせたデータシェアリングの検討を
進めている。
d. 社会共創推進領域
国民の理解・信頼を得ながらゲノム医療研究を推進し、必要な社会環境を整備する
一環として、患者・市民参画(Patient and Public Involvement: PPI)推進及びリテ
ラシー向上に資する研究開発を実施している。
(ⅳ)次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析
遺伝的要因と環境要因が複合的に関与する多因子疾患のうち、国民の多くが罹患す
る一般的な疾患を対象とし、国内のコホート・バイオバンクが保有する様々な生体試料
等を用いて、同一研究参加者の生体試料に紐づく、健康・医療情報やゲノムデータ、各
種オミックスデータの一括データ(以下、
「三層データ」)を蓄積し、そのデータシェア
リングを通して利活用を促進する研究課題を実施している(採択課題については別添
資料参照)。これまでに 3,192 件の解析データを AGD に登録し、利活用可能な基盤デー
タの充実化に貢献している。
②これまでの課題
(ⅰ)東北メディカル・メガバンク計画
これまでの取組により、ゲノム研究の基盤となる試料・情報の収集・提供体制が構
築されており、解析済データやリファレンスパネル等の公開を通して、バイオバンクの
成果を共有している。バイオバンクの試料・情報を活用したゲノム研究も一部で先行し
ている。
一方、医療・創薬・ヘルスケア等の出口に繋がる研究事例が乏しいため、利用が一部
のコミュニティに留まっており、その価値が外部に十分に認められているとはいえな
い。また、国費による支援に当たっては、事業目標や果たすべき役割を踏まえた効率
的・効果的なバイオバンクの運営も重要である。
(ⅱ)ゲノム研究バイオバンク
アカデミア・民間企業ともに多くの研究者に試料・情報が利用されており、我が国
を代表する疾患バイオバンクとして機能している。一方、今後は、医療・創薬・ヘルス
ケア等の社会実装に直結するような研究成果の創出や、出口企業のニーズを反映した
バイオバンクの高度化により、利用層の拡大を図ることが重要である。
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