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ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(B-cure)の中間評価結果(案) (21 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html
出典情報 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》
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戦略」及び「医療分野研究開発推進計画」等に基づき医療分野の研究開発を推進とされて
おり、
「健康・医療戦略」や「医療分野研究開発推進計画」では、ゲノム医療の実現に向け
た取組が掲げられ、これらの施策方針に基づいた各省連携プロジェクト(健康・医療戦略
推進本部決定)に位置づけ、政府としてもゲノム医療の実現を重要なものとして位置づけ、
関係府省で連携しながら目指してきたところ。
以上より、本プログラムでは、我が国のバイオバンクを維持・発展・連携させるととも
に、日本人における疾患関連遺伝子の同定や多因子疾患の発症リスクの予測・個別化医療
の実現など、ゲノム医療の実現に向けた取組が進められており、同基本計画に貢献すると
考えられる。
(4)事前評価結果時又は直近の中間評価結果時の指摘事項とその対応状況
なし
(5)今後の研究開発の方向性
本課題は「継続」、「中止」、「方向転換」する(いずれかに丸をつける)。
理由:上記で示したとおり、進捗状況は順調であり、
「必要性」、
「有効性」、
「効率性」のい
ずれも認められることから、本事業は「継続」すべきと評価できる。
<本課題の改善に向けた指摘事項>
東北メディカル・メガバンク及びバイオバンク・ジャパンへの支援により、ゲノム研究
の基盤となる試料・情報の収集・提供体制が整備されている。一方で、バイオバンクの利用
価値が広く認知されているとはいえず、利用者は一部のコミュニティに留まり、医療・創
薬・ヘルスケア等の出口に繋がる研究事例も乏しい。今後は、社会実装を見据えたバイオ
バンク利用のモデルとなるような研究成果を創出するとともに、利用ニーズの吸い上げ等
を通して、使われるバイオバンクとしての機能を強化し、アカデミアのみならず、医療関
係者や製薬・健康関連企業等、幅広い層に有効活用を促す取組が求められる。同時に、国費
による支援に当たっては、効率的・効果的なバイオバンクの運営も必要である。
(6)その他
なし

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