よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料4-2  ロミプロスチム(遺伝子組換え) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00032.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第58回 3/21)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2)Harrisonn's Principles of Internal Medicine 21st Edition. 11)
以下のように記載されている(小児・成人の区別なし)

TPO-RAとして本薬とエルトロンボパグ オラミン(以下、
「ELT」
)があり、いずれ
もITP患者の血小板数を増加させる。再発患者や他の少なくとも1つの治療に不応の患
者に推奨される。
脾摘に先立ってTPO-RAによる治療を行うべきである。
<日本における教科書等>
1) 血液専門医テキスト 改訂第 4 版 12)
欧米では 1 歳以上の患者に ELT と本薬が承認されているが、国内では成人患者のみに
適応がある。
(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状況
<海外におけるガイドライン等>
1) American Society of Hematology 2019 guidelines for immune thrombocytopenia.(Blood Adv
2019; 3: 3829-66)13)
以下のように記載されている。
生死に影響しない粘膜出血及び/又は健康関連の生活の質(以下、「HRQoL」)の低下
が認められ、一次治療に反応しない小児の ITP に対し、リツキシマブよりも TPO-RA
の投与を推奨する(非常に確度の低い有効性のエビデンスに基づく条件的推奨)。
生死に影響しない粘膜出血及び/又は HRQoL の低下が認められ、一次治療に反応し
ない小児の ITP に対し、脾摘よりも TPO-RA を推奨する(非常に確度の低い有効性の
エビデンスに基づく条件的推奨)。
2) Updated international consensus report on the investigation and management of primary
immunethrombocytopenia.(Blood Adv 2019; 3: 3780-817)14)
以下のように記載されている。
複数の小児を対象とした臨床試験により、TPO-RA は大部分の持続性/慢性 ITP の小
児において副作用なく良好な反応を示し、出血頻度を減少させる(エビデンスレベル
Ib、推奨グレード A)。
1 種類の TPO-RA に反応しない又は反応が消失した場合は、別の種類の TPO-RA に切
り替えるか、ミコフェノール酸モフェチルや他の免疫抑制剤との併用を考慮する(推
奨グレード C)。
一般的に、TPO-RA により出血リスクの低減及び/又は HRQoL の改善を含む臨床的ベ
ネフィットが得られることから、ITP 患者における好ましい治療法として用いるべき
である。
小児において、本薬の推奨開始用量は 1 g/kg(皮下投与)である。用量は血小板数に
10

63 / 213