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資料4-2  ロミプロスチム(遺伝子組換え) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00032.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第58回 3/21)《厚生労働省》
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4.要望内容について企業側で実施した海外臨床試験成績について
1) 海外第Ⅰ/Ⅱ相試験(Blood 2011; 118: 28-36)7)
1 歳以上 18 歳未満の慢性 ITP 患者注 1)を対象に、本薬の安全性、有効性及び薬物動態を
検討する無作為化二重盲検比較試験が実施された。
年齢(1 歳以上 3 歳未満、3 歳以上 12 歳未満、12 歳以上 18 歳未満)を層別因子として、
組み入れられた 22 例が本薬群(17 例)又はプラセボ群(5 例)に無作為に割り付けられ、
本薬又はプラセボが週 1 回、12 週間皮下投与された。本薬の開始用量は 1 g/kg とされ、
血小板数が 50,000~250,000/μL となるように、表 2 のとおり調節された。許容された用量
範囲は 1~10 g/kg であった。
表 2:海外第Ⅰ/Ⅱ相試験における用量の調節方法
血小板数
2 週連続で 50,000/μL
未満
50,000~250,000/μL
2 週連続で 250,000/μL
超 400,000/μL 以下
400,000/μL 超

調節方法
2 g/kg 増量する。
同一用量とする。
1 g/kg 減量する。a)

投与中止し、血小板数が 250,000/μL 未満となった後に
1 g/kg 減量して再開する。b)
a) 用量が 1 g/kg で減量が必要な場合は投与中止し、血小板数が 50,000/μL 以下
となった後に 1 g/kg で再開する。
b) 救 済 治 療 に よ り 血 小 板 数 が 400,000/μL 超 と な っ た 場 合 は 投 与 中 止 し 、
250,000/μL 未満となった後に同一用量で再開する。

22 例中 21 例が ITP 療法による治療歴を有していた。
有効性について、治療期間中に 2 週連続で血小板数 50,000/μL 以上を達成した被験者の
割合は本薬群で 88%(15/17 例)、プラセボ群で 0%(0/5 例)であった。
安全性について、有害事象の発現割合は本薬群 94%(16/17 例)、プラセボ群 100%(5/5
例)であり、本薬群で 10%以上に認められた有害事象は表 3 のとおりであった。
表3:本薬群で10%以上に認められた有害事象
本薬群
(17例)
35(6)
35(6)
24(4)
24(4)
18(3)
18(3)
18(3)
12(2)
12(2)
12(2)
12(2)
12(2)

頭痛
鼻出血
口腔咽頭痛
発熱
挫傷
上腹部痛
発疹
咳嗽
嘔吐
点状出血
上気道感染
上咽頭炎
%(例数)

プラセボ群
(5例)
40(2)
20(1)
0(0)
0(0)
20(1)
0(0)
0(0)
40(2)
40(2)
20(1)
20(1)
0(0)

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