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(参考資料)こども・高齢化 (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20240416zaiseia.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/16)《財務省》 |
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令和5年11月1日
財政制度等審議会
提出資料
病床機能報告(「急性期」「回復期」など)と診療報酬の関係
○ 地域医療構想における「急性期」「回復期」という分類は、各病院が、フロアごとに定められた各病棟の主たる機能を報告するもの。
○ これと診療報酬の分類を重ね合わせてみると、最も報酬が高い「急性期一般入院料1」(看護配置7:1などが要件)に偏ってお
り、さらに、看護配置が比較的小さい病床でも「急性期」に分類されている例が多いことがわかる。
◆「病床機能報告」と診療報酬の関係(2022年7月1日時点)
該当する入院基本料・特定入院料
◆「急性期一般入院料」の主な要件(2022年度)
2022年7月1日時点の機能
高度急性期 急性期
回復期
慢性期
救命救急入院料等(ICU・HCUなど)
27,661
1,971
-
45
特定機能病院7対1入院基本料等
43,673
15,709
-
285
急性期一般入院料1(7対1以上)
69,937
253,072
803
79
急性期一般入院料2~7(10対1以上)
地域一般入院料等(13対1、15対1以上)
地域包括ケア病棟入院料等
回復期リハビリテーション病棟入院料
療養病棟入院料等
その他(障害者施設、診療所など)
計
2025年の病床の必要量
515
137,049
8,356
515
-
24,466
17,694
5,317
32
13,409
53,394
2,305
-
387
86,664
287
96
229
3,239
186,994
15,347
87,184
29,345
112,589
157,261
13%
533,476
45%
199,495
17%
308,416
26%
13.1万床 40.1万床 37.5万床 28.4万床
11%
34%
31%
24%
入院料 入院料 入院料 入院料 入院料 入院料
1
2
3
4
5
6
看護職員
(※1)
7対1
以上
重症度、医療・
看護必要度Ⅱ
28%
の患者割合
10対1以上
24%
21%
17%
(※2)
平均在院
日数
18日
以内
21日以内
在宅復帰・
病床機能
連携率
8割
以上
-
点数
14%
測定し
ている
こと
1,650点 1,619点 1,545点 1,440点 1,429点 1,382点
※1 看護師比率は7割以上が要件
※2 輸血などの処置の状況や、患者の状況、手術等の状況を勘案して重
症度、医療・看護必要度が高い患者の割合。上記は許可病床200床以
上の場合。このほか重症度、医療・看護必要度Ⅰによる患者割合の基
準がある。
【改革の方向性】(案)
○ 病床の役割分担を適切に進めるため、7:1といった看護配置に過度に依存した診療報酬体系から、患者の重症度、救急受入れ、手術といった「実績」
をより反映した体系に転換していくべき。そうした中、10:1といった看護配置を要件とする急性期入院料は廃止し、回復期への転換を促すことを検討すべき。
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財政制度等審議会
提出資料
病床機能報告(「急性期」「回復期」など)と診療報酬の関係
○ 地域医療構想における「急性期」「回復期」という分類は、各病院が、フロアごとに定められた各病棟の主たる機能を報告するもの。
○ これと診療報酬の分類を重ね合わせてみると、最も報酬が高い「急性期一般入院料1」(看護配置7:1などが要件)に偏ってお
り、さらに、看護配置が比較的小さい病床でも「急性期」に分類されている例が多いことがわかる。
◆「病床機能報告」と診療報酬の関係(2022年7月1日時点)
該当する入院基本料・特定入院料
◆「急性期一般入院料」の主な要件(2022年度)
2022年7月1日時点の機能
高度急性期 急性期
回復期
慢性期
救命救急入院料等(ICU・HCUなど)
27,661
1,971
-
45
特定機能病院7対1入院基本料等
43,673
15,709
-
285
急性期一般入院料1(7対1以上)
69,937
253,072
803
79
急性期一般入院料2~7(10対1以上)
地域一般入院料等(13対1、15対1以上)
地域包括ケア病棟入院料等
回復期リハビリテーション病棟入院料
療養病棟入院料等
その他(障害者施設、診療所など)
計
2025年の病床の必要量
515
137,049
8,356
515
-
24,466
17,694
5,317
32
13,409
53,394
2,305
-
387
86,664
287
96
229
3,239
186,994
15,347
87,184
29,345
112,589
157,261
13%
533,476
45%
199,495
17%
308,416
26%
13.1万床 40.1万床 37.5万床 28.4万床
11%
34%
31%
24%
入院料 入院料 入院料 入院料 入院料 入院料
1
2
3
4
5
6
看護職員
(※1)
7対1
以上
重症度、医療・
看護必要度Ⅱ
28%
の患者割合
10対1以上
24%
21%
17%
(※2)
平均在院
日数
18日
以内
21日以内
在宅復帰・
病床機能
連携率
8割
以上
-
点数
14%
測定し
ている
こと
1,650点 1,619点 1,545点 1,440点 1,429点 1,382点
※1 看護師比率は7割以上が要件
※2 輸血などの処置の状況や、患者の状況、手術等の状況を勘案して重
症度、医療・看護必要度が高い患者の割合。上記は許可病床200床以
上の場合。このほか重症度、医療・看護必要度Ⅰによる患者割合の基
準がある。
【改革の方向性】(案)
○ 病床の役割分担を適切に進めるため、7:1といった看護配置に過度に依存した診療報酬体系から、患者の重症度、救急受入れ、手術といった「実績」
をより反映した体系に転換していくべき。そうした中、10:1といった看護配置を要件とする急性期入院料は廃止し、回復期への転換を促すことを検討すべき。
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