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【議題(11)資料11】デジタル社会の実現に向けた提言.pdf (8 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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急速なAIの進歩・普及を踏まえた対応

「生成AI」技術の進展等、AIの急速な進歩や普及を踏まえ、国においては、「A
I事業者ガイドライン(第1.0版)」を取りまとめ、我が国におけるAIガバナンス
の統一的な指針が示されたところであるが、AIの利活用については、行政の様々な分
野で活用が広がる可能性があることから、国において、同ガイドラインの継続的な見直
しに取り組むとともに、望ましい活用の在り方の検討やAI実装の推進を図ること。
また、行政分野においては、生成AIに関する先進技術の情報収集や各都道府県での
取組等を共有する仕組みが構築されていることから、こうした取組を参考に、生成AI
の利活用の促進に向けた地方自治体共通の指針を示すとともに、国と地方全体の行政事
務の効率化等や生成AIを安全・安心に活用できる環境整備等を進めること。



誰一人取り残されないデジタルデバイド対策

誰一人取り残されないデジタル社会の実現に向け、国において、国民誰もが身近な場
所で、デジタル技術の活用に関する相談や学習を行える体制・環境を速やかに整備する
とともに、多種多様な情報の中から必要な情報を選別し、主体的に使いこなすことがで
きるICTリテラシーの向上を支援すること。
高齢者等が、身近な場所で身近な人からデジタル機器・サービスの利用方法を学ぶこ
とができる環境作りを推進するため、国の「デジタル活用支援推進事業」については、
全国展開型、地域連携型のほか、講師派遣も実施されている。自治体の要請に応じた十
分な講習機会を確保できるよう、必要な予算を計上するとともに、民間事業者に働きか
けるなど、多くの自治体で活用が図られるよう進めること。また、デジタルに不慣れな
方をサポートする「デジタル推進委員」の取組については、自治体と連携して、地方で
活躍できる仕組みを構築するなど、今後もより多くの地域で効果的な取組になるよう配
慮した上で、デジタル活用の促進を図ること。
併せて、地方自治体が住民を対象に、独自に行うきめ細やかなデジタルデバイド対策
に対して、財政的支援を拡充すること。
さらに、UI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)に
配慮した情報発信の充実や、音声入力や画像認識等による本人確認、AIを活用した行
政手続のデジタルサポートなど、地方公共団体が独自に行う先進的な取組や実証等に対
して、技術的・財政的支援を行うこと。



デジタル社会を支える人材の育成・確保

デジタル社会の実現に向けては、デジタル技術を活用して、地域の課題解決や新たな
価値を生み出す人材や、システムの連携を担う人材、国民の能力の向上のための教育を
担う人材など、専門知識を有する多種多様な人材の育成・確保が必要である。こうした
人材については、質・量の両面での不足とともに、都市圏への偏在が課題となっており、
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