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議題1 別紙1 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43370.html
出典情報 先進医療会議(第135回 9/5)《厚生労働省》
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技術の概要 先進医療の名称;腹腔鏡下卵巣癌・卵管癌・腹膜癌手術
先進性;
本邦では卵巣がん、卵管がん、腹膜がん
に対する手術は開腹手術が標準術式と
なっている。NCCNのガイドラインでは本
手術を腹腔鏡を使用して行うことが認め
られ、海外ではすでに低侵襲手術が行
われている。開腹手術に比較し腹腔鏡下
卵巣癌・卵管癌・腹膜癌手術を行うことで、
多くの患者にとって早期回復に伴う早期
の化学療法の導入や、出血量の減少に
よる輸血の機会の減少が期待できる。

概要;
手術の概要は従来行われて来た腹式子宮付属器悪性腫瘍術を腹腔鏡
下に再現する。
1)摘出可能と判断される早期卵巣癌(卵管癌や腹膜癌、境界悪性卵巣
腫瘍も含む)
2)術前治療を行った後、摘出可能と判断される卵巣癌(卵管癌や腹膜癌
も含む、境界悪性卵巣腫瘍も含む)
腹腔鏡下に手術を行い安全性、有効性について検証する。
Primary endpoint;手術日から30日以内の医療介入を必要とする周術期合
併症(腸閉塞、感染、臓器損傷等)の発生
Secondary endpoint;手術情報(出血量、手術時間、入院日数、輸血率な
ど)、患者のQOL情報

腹腔鏡ならではの骨盤深部の詳細な映像で、開腹手術で行われる視野を
腹腔鏡で再現
小さな手術創で手術を行う外映像

効果;
本手術は技術的な困難さから手術時間の延長が予想されたが、当院の開腹術に比べて合併症の増加
はなく、出血量に関しては減少(平均53ml)し、輸血の必要性はほぼない。さらに術式が開腹に比べて低
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侵襲であることから、早期離床、早期退院が可能となり入院に伴う総医療費は減少する。