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議題1 別紙1 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43370.html
出典情報 先進医療会議(第135回 9/5)《厚生労働省》
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先進医療会議事務局からの指摘事項に対する回答2
先進医療技術名:腹腔鏡下卵巣癌・卵管癌・腹膜癌根治術
令和 6 年8月 30 日
所属・氏名:大分大学医学部附属病院
小林 栄仁
以下の点について検討し,必要に応じて関連書類についても修正してください.
1.対象症例として
1) 腫瘍破綻を来さずに摘出可能と判断される早期卵巣癌(卵管癌や境界悪性卵巣
腫瘍も含む)
2) 術前治療を行い、切除可能と判断した進行期卵巣癌(卵管癌や腹膜癌も含む、
境界悪性卵巣腫瘍も含む)
と記載されています。1)と2)で適格症例の条件が異なりますが、その根拠が理解し
にくいと考えます。1)は早期卵巣癌と規定されているために腹膜播種を伴う癌は対
象外となりますが、進行卵巣癌で腹膜播種があってもその場所・数によっては摘出可
能なものがあります。一方2)では術前治療後に切除可能と判断した進行卵巣癌を対
象としていて、こういった症例は完全摘出のために腹膜播種病変の切除を可能として
いると考えられます。即ち進行がん(例えば 2 ㎝程度の切除可能な播種病変が数個
あるような卵巣癌)であっても1)は対象外、2)は対象となります。
また、1)は「腫瘍破綻を来さずに」と書かれていますが、2)はそのような条件はあり
ません。実臨床では腫瘍破綻を来さずに摘出可能と判断されるがんでも腫瘍破綻を
起こしてしまう症例はしばしば経験します。術前治療を行った症例でも術中に腫瘍破
綻を起こすことはあります。したがって「腫瘍破綻を来さずに」という条件は1)からは
ずすか、あるいは2)にもつけるかが望ましいと考えます。
望ましい対象症例
・ 摘出可能と判断される卵巣癌(卵管癌や腹膜癌も含む、境界悪性卵巣腫瘍も含
む)
・ 術前治療を行い、摘出可能と判断される卵巣癌(卵管癌や腹膜癌も含む、境界悪
性卵巣腫瘍も含む)
概要図だけでなく、研究計画書も変更をお願いします。
【回答】ご指摘ありがとうございます
確かに「腫瘍破綻を来さずに」という表現は客観的ではなく参加施設の先生方が理解

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