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資料4 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議の議論について.pdf (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43571.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和6年度第6回 9/12)《厚生労働省》
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医薬品の安定供給に向けた取組
後発医薬品産業では、少量多品目生産といった構造的課題がある中で非効率な製造が行われており、メーカーの
薬機法違反を契機とした供給量の低下や、新型コロナウイルス感染拡大による需要の増加により、
・ メーカーの限定出荷による供給不足のほか、
・ 薬局や医療機関が正確な供給状況を把握することが困難であるために、先々の医薬品の確保に不安を感じて
過大な注文を行うことによって、さらに需給がひっ迫するという事態が発生。













1.製薬企業に対する働きかけ
⚫ 咳止め薬や痰切り薬のメーカー主要8社に、あらゆる手段による対応を要請(昨年10/18武見大臣発表)
【令和5年】他の医薬品の生産ラインからの緊急融通やメーカー在庫の放出等
➢ 咳止め:約1100万錠、痰切り薬:約1750万錠の増加(9月末時点と比較して1割以上の増加)
【令和6年】更なる増産対応のために24時間の生産体制への移行、他の生産ラインからの更なる緊急融通が必要
➢ 補正予算における支援、令和6年度薬価改定における薬価上の対応(不採算品目への対応)
⚫ 新型コロナウイルス感染症治療薬及び感染症対症療法薬について、需給状況を踏まえて、増産や早期の納品等の必要な措置を適
切に講じるよう依頼(令和6年7月)
2.病院・薬局等の医療機関に対する働きかけ
⚫ 供給状況に係る情報の公表(先々の見通しを得ていただく)、買い込みを控えることの要請
⚫ 小児用の剤型が不足している場合は、粉砕などの調剤上の工夫を行うよう要請し、診療報酬上も評価
⚫ 咳止め薬や痰切り薬について、初期からの長期処方を控え、医師が必要と判断した患者へ最少日数での処方とするよう協力要請
(昨年9月末)
3.卸売業者に対する働きかけ
⚫ 医療用解熱鎮痛薬等の安定供給に関する相談窓口の設置(令和4年12月)、痰切り薬の追加(昨年9月末)











後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会にて報告書をとりまとめ、公表(5/22)
1.後発品産業の在るべき姿
⚫ 品質の確保された医薬品を安定的に供給できるよう ①製造管理・品質管理体制の確保、②安定供給能力の確保、③持続可能な産業構造の実現を
目指す
⚫ 5年程度の集中改革期間を設定して、実施できるものから迅速に着手しつつ、供給不安の早期の解消と再発の防止を着実に実施
2.対策の方向性
①製造管理・品質管理体制の確保(徹底した自主点検の実施、ガバナンスの強化、薬事監視の向上)
②安定供給能力の確保(個々の企業における安定供給確保体制整備、医薬品等の安定供給確保に係るマネジメントシステムの確立)
③持続可能な産業構造(少量多品目生産の適正化等生産効率の向上、収益と投資の好循環を生み出す価格や流通)
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➃企業間の連携・協力の推進