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資料2-2 井上参考人提出資料 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44713.html
出典情報 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第5回 11/13)《厚生労働省》
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①パターナリズムの傾向からの脱却を目指して(続き)

「往々にして、自由診療一辺倒は、産科医療機関が現代女性に多くの選択肢を提供する
ことを人怠り、結果としてパターナリズム (いわゆる「決め打ち」) に陥りやすい弊害を
有している。 現代女性 (妊産婦) としては、 実際にはむしろ不自由さを感じがちである。
法的にも、産科の自由診療一辺倒は出産(正常分婚)が疾病でも負傷でもないことと相
まって実際上、医師法に定める応招義務の対象から外れた取扱いになってしまっている。
しかし、 出産の保険化によって、健康保険法の定める『標準化された現物給付』 となり、
妊婦の保険証等の提示があれば産科医療機関にとってその給付が義務となる。このよう
にして、実際上、応招義務の対象としてしまうことが望ましいであろう。そうすれば、
産科医療機関は、妊婦のインフォームドコンセントの前提として、複数の『標準化され
た現物給付』 の多様な選択肢 (差別化) をあらかじめ提示しなければならなくなって来
るのである。.」

「妊産婦の多様なニーズに対しては、今までは、ともすれば、提供者側はパターナリズ
ム (いわゆる「決め打ち」) に陥りがちであった。 今後は、出産の保険化を契機に、妊
産婦の多様なニーズに対応して行くようにすべきであろう。」と解説しているので、ご
興味のある方は参照されたい。