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資料1 国立健康危機管理研究機構 中期目標(案) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46440.html
出典情報 国立研究開発法人審議会 国立健康危機管理研究機構評価準備部会(第2回 12/19)《厚生労働省》
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製増殖性、病原性、免疫逃避能、薬剤耐性等の特性やそれらの原因となる
因子を明らかにする病原体解析研究
・ 病原体が宿主に感染した際に感染症を発症する仕組みについて、宿主側の
因子に焦点を当て、病原体との相互作用や発症に至る過程を明らかにする
リバーストランスレーション研究を含めた感染病態研究
・ 病原体に対する宿主防御免疫研究並びに免疫療法への応用研究
・ シーズの同定に係る基盤技術の開発を含む細胞及び動物モデル、病原体感
染実験系の技術基盤の開発に関する研究
・ 創薬標的、治療薬・ワクチン等の作用機序及び薬効評価、感染症に対する
治療薬・ワクチン等のシーズや製造・評価方法の開発等に係る研究
・ 平時のみならず有事においても、病原体等の効率的な取扱いと管理におけ
る安全性を最大限に確保する手法に関する研究
・ 国家検定試験法や品質管理手法を向上させ、安全かつ有効な医薬品及びワ
クチンの供給に貢献するレギュラトリーサイエンスに関する研究
・ 病原体の伝播拡散状況や変化を把握するための分子疫学研究
に特に取り組むなどして、重点的な研究・開発を実施する。
その際、医療的な対抗手段の利用可能性を確保すべき重点感染症を優先課題
とするが、その関連病原体群による感染症や国内の平時の公衆衛生対策として
重要な感染症を含め幅広く基礎研究を推進する。その推進に当たっては、当該
感染症の流行地域の関係機関とも連携し、社会、ヒト及び動物個体、媒介動物、
衛生昆虫、臓器、組織、宿主細胞、微生物、遺伝子、タンパク質、代謝物とい
った感染症に係る多様な対象に焦点を当て、疫学、免疫学、病理学、生化学、
統計学、ゲノム科学、化学生物学、計算科学、人工知能(AI)等の手法も多
階層かつ多角的に活用する。さらに、大学・研究機関、民間企業等で実施が困
難な、顧みられない動物由来・節足動物媒介性感染症及び起因となる病原体、
バイオテロ病原体に関する研究基盤を継続的に強化し、未知の新興・再興感染
症に柔軟に対応する研究を進める。
また、感染症研究に係る基盤構築として、研究に使われる動植物、細胞、遺
伝子、微生物、病原体を含む生物資源、感染症患者の生体試料等の確保・保管
を進めるとともに、構築したバイオバンク・データベース等を迅速かつ安定的
に提供できる体制を構築する。
さらに、機構として、基礎研究の成果を次の橋渡し研究及び臨床研究並びに
公衆衛生研究に着実かつ迅速につなげるよう、部門間及び大学・民間企業等機
構外機関との協働・連携を推進する。
(2)実用化を目指した研究開発の推進及び基盤整備〔臨床研究事業〕
我が国の臨床研究の中核的な役割として、医師主導治験、多施設共同臨床研
究、特定臨床研究、企業治験に、総合病院機能を活かしつつ積極的に取り組む
とともに、国際共同治験に参画するなど、臨床研究等のネットワークのハブの
役割を果たす。機構内で First in Human(ヒトに初めて投与する)を始めとす
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