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資料8 参考資料 (87 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49259.html |
出典情報 | 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第2回 2/3)《厚生労働省》 |
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総合事業における住民主体によるサービス・活動(サービス・活動B)の事例
三重県名張市
〇概要
三重県名張市では、地域団体が
主体となり、行政も支援・連携しながら、
名張地区の「隠おたがいさん」をはじめ、
市内11地域で、移動支援を含む生活
支援を行っている。
※名張市では生活支援と一体の訪問
型サービス・活動Bとして移動支援も
実施。
〇生活支援の内容
・安否確認・家事手伝い・庭の管理・話し相手等
・通院・買い物・市役所・お墓参り等
〇実施形態
・会員制度をとっており、有償ボラン
ティアが移動支援を含む生活支援
を行う。(移動支援は「許可・登録
不要」の形態で実施)
・活動初期は主に民生委員経由で
周知したが、最近は直接依頼者が
連絡してくることが多い。
・地域の自治会とは、活動通信の配
布等を通じ、連携・情報共有等を図っている。
〇サービスの開始から終了まで
・生活支援と移動支援の各コーディネーターが、依頼者の希望を聞き取り、
ボランティアとつなぐ重要な役割を果たしている。
・ボランティアは民生委員等から必要な情報を聞き、活動する。
・ボランティアは活動が終わったら作業報告書を作成し、依頼者から500円を
受け取り事務所に届ける。
・月末に事務所で集計し、1件あたり400円をボランティアに渡す。
秋田県大館市
〇概要
大館市では、訪問型サービス・活動Bとして「ひないホッとライフ」
の取組が立ち上がっている。支援者が保有する自家用車を使った
買い物支援の取組であり、スーパーやドラッグストアなどへの買い物
を代行し、玄関まで届けたり、あるいは冷蔵庫にしまうまでのサポ
ートをするケースもある。
令和5年度現在、市内に1ヶ所のみある訪問型サービス・
活動Bであり、市としてはこのような取組を市内の全7圏域に
広げていきたいと考えたことから、多くの市民と共にまちに必要な
取組を広めていくための協議を繰り返している。
〇サービスBへの転換も見据えた住民主体の取組推進の戦略
<市が目指す取組のスローガンや戦略の立案>
・市が目指す方向性と現在地域で行われている代表的な住民主
体の取組を関係者間で共有し、改めて住民の力強さを再確認。
・住民と行政が一緒になって地域を共創する第1層協議体の部
会のような位置づけの会を立ち上げ、課題解決型の組織体として、
具体のプロジェクトチームを立ち上げていくという戦略を立案。
・まちとして住民に訴えかけるメッセージ(「チームおおだて」で取り
組む「ひとりぼっちにさせない暮らしをつなぐまちづくり」)を設定し、
住民に「みなかだれ!(みんなで語ろう・参加しよう!)」と声
掛けを展開。
<市内の多様な関係者による住民主体の方策出し>
・まずは令和5年度のモデル的な取組として、
市や地域包括支援センター、SC、町内各種
団体の関係者などによるワークショップを開催。
令和6年度以降、継続的に開催することとしている。
・地域で活動する前向きな住民たちの声を聞くことで、
現状は特定の個人や町内会に負担が集中している
ことへの気付きが得られるとともに、行政と住民の連携
方策や取組内容の工夫を図ることで、「ひないホッとライフ」のような取組を他にも生み出していける
(いきたい)という気持ちが住民の中にも生まれてきている。
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令和5年度老人保健健康増進等事業「介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究」 (株式会社日本能率協会総合研究所)における「地域づくり支援ハンドブック vol.2~2023年度版~」をもとに作成
三重県名張市
〇概要
三重県名張市では、地域団体が
主体となり、行政も支援・連携しながら、
名張地区の「隠おたがいさん」をはじめ、
市内11地域で、移動支援を含む生活
支援を行っている。
※名張市では生活支援と一体の訪問
型サービス・活動Bとして移動支援も
実施。
〇生活支援の内容
・安否確認・家事手伝い・庭の管理・話し相手等
・通院・買い物・市役所・お墓参り等
〇実施形態
・会員制度をとっており、有償ボラン
ティアが移動支援を含む生活支援
を行う。(移動支援は「許可・登録
不要」の形態で実施)
・活動初期は主に民生委員経由で
周知したが、最近は直接依頼者が
連絡してくることが多い。
・地域の自治会とは、活動通信の配
布等を通じ、連携・情報共有等を図っている。
〇サービスの開始から終了まで
・生活支援と移動支援の各コーディネーターが、依頼者の希望を聞き取り、
ボランティアとつなぐ重要な役割を果たしている。
・ボランティアは民生委員等から必要な情報を聞き、活動する。
・ボランティアは活動が終わったら作業報告書を作成し、依頼者から500円を
受け取り事務所に届ける。
・月末に事務所で集計し、1件あたり400円をボランティアに渡す。
秋田県大館市
〇概要
大館市では、訪問型サービス・活動Bとして「ひないホッとライフ」
の取組が立ち上がっている。支援者が保有する自家用車を使った
買い物支援の取組であり、スーパーやドラッグストアなどへの買い物
を代行し、玄関まで届けたり、あるいは冷蔵庫にしまうまでのサポ
ートをするケースもある。
令和5年度現在、市内に1ヶ所のみある訪問型サービス・
活動Bであり、市としてはこのような取組を市内の全7圏域に
広げていきたいと考えたことから、多くの市民と共にまちに必要な
取組を広めていくための協議を繰り返している。
〇サービスBへの転換も見据えた住民主体の取組推進の戦略
<市が目指す取組のスローガンや戦略の立案>
・市が目指す方向性と現在地域で行われている代表的な住民主
体の取組を関係者間で共有し、改めて住民の力強さを再確認。
・住民と行政が一緒になって地域を共創する第1層協議体の部
会のような位置づけの会を立ち上げ、課題解決型の組織体として、
具体のプロジェクトチームを立ち上げていくという戦略を立案。
・まちとして住民に訴えかけるメッセージ(「チームおおだて」で取り
組む「ひとりぼっちにさせない暮らしをつなぐまちづくり」)を設定し、
住民に「みなかだれ!(みんなで語ろう・参加しよう!)」と声
掛けを展開。
<市内の多様な関係者による住民主体の方策出し>
・まずは令和5年度のモデル的な取組として、
市や地域包括支援センター、SC、町内各種
団体の関係者などによるワークショップを開催。
令和6年度以降、継続的に開催することとしている。
・地域で活動する前向きな住民たちの声を聞くことで、
現状は特定の個人や町内会に負担が集中している
ことへの気付きが得られるとともに、行政と住民の連携
方策や取組内容の工夫を図ることで、「ひないホッとライフ」のような取組を他にも生み出していける
(いきたい)という気持ちが住民の中にも生まれてきている。
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令和5年度老人保健健康増進等事業「介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究」 (株式会社日本能率協会総合研究所)における「地域づくり支援ハンドブック vol.2~2023年度版~」をもとに作成