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院内がん登録2012年10年生存率報告書 (68 ページ)

公開元URL https://ganjoho.jp/public/qa_links/report/hosp_c/hosp_c_reg_surv/pdf/hosp_c_reg_surv_10_2012.pdf
出典情報 院内がん登録2012年10年生存率報告書(2/13)《国立がん研究センター》
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調査結果

IV. 特別集計 サバイバー生存率
1.2012 年診断例におけるサバイバー5 年生存率
サバイバー生存率は、診断日からの経過日数ごとに、そこからある期間(例:5 年間)を生きる確率を示
す。例えば、大腸がんのⅢ期では、診断日から診断 5 年後までの 5 年実測生存率は 68.0%だが、診断後 1
年生存された方を対象とした診断 1 年後から診断 6 年後までの 5 年生存率は 68.7%、さらに診断 2 年後か
ら 7 年後までの 5 年生存率は 70.9%となっており、長期生存するほど「次の 5 年間の生存率」が上がって
いた。この「次の~年の生存率」を「サバイバー~年生存率」と言い、以下のグラフでは診断日からの時間
経過を横軸、
「サバイバー~年生存率」を縦軸としている。多くのがん種で治療による根治が期待できる病
期ではサバイバー5 年生存率はほぼ横ばいだが、進行期では 1 年生存するほどその 5 年生存率は改善する傾
向であった。一方、乳がんではどの病期でもサバイバー5 年生存率はほぼ横ばいであり、乳がんでは長期の
治療と経過観察が必要なサブタイプがあることを反映していると推測される。
図 4 サバイバー生存率
1. 胃がん

Ⅰ期
100.0% 82.1%

Ⅱ期

81.4%

78.7%

100.0%

82.0%

50.0%

80.8%

79.8%

50.0%

73.9%

68.2%

59.6%

71.0%

64.3%

73.0%

0.0%

0.0%
0年

1年

2年

3年

4年

0年

5年

1年

Ⅲ期

41.8%
5.5%

0.0%
1年

2年

3年

4年

5年

0年

54.0%

12.3%
25.9%

0.0%
0年

5年

61.2%

50.0%

65.5%
51.4%

36.5%

4年

100.0%

69.1%

60.2%

41.9%

3年

Ⅳ期

100.0%
50.0%

2年

1年

2年

3年

4年

5年

2. 大腸がん

Ⅰ期
82.5%

100.0%
50.0%

82.4%

Ⅱ期
82.0%

82.1%

80.6%

100.0%

81.5%

0.0%
0年

1年

2年

3年

4年

0.0%

5年

0年

1年

Ⅲ期
100.0%

68.7% 70.9%

50.0%

75.7%

2年

4年

5年

50.0%

3年

4年

5年

17.0%
23.0% 30.9%
0年

68

60.2%

41.2%

0.0%
1年

3年

100.0%

77.3%

0.0%
0年

2年

Ⅳ期
73.2%

68.0%

76.8%

76.2% 76.4%

50.0%

76.6%

76.6%

75.7%

1年

2年

3年

52.0%
4年

5年