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「2024年病院看護実態調査」結果 (22 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/assets/20250331_nl1.pdf
出典情報 2024年病院看護実態調査 結果(3/31)《日本看護協会》
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News Release
報道関係者各位

公益社団法人 日本看護協会 広報部
2025 年 3 月 31 日

5.看護師の療養上の世話の実施に対する判断状況
●食事(一般病人食)の形態、安静度、清潔の保持の方法などについては、治療方針を踏まえ、患者の状
態に応じて、看護師等が判断し、行うべきものとされている。
(厚生労働省:新たな看護のあり方に関する検討会報告書、2003 年)

● 看護師が医師の指示なく自身の判断で療養上の世話を実施できることの認知度は、「知っている」が
93.4%だった【図表 26】。

●しかし、予定入院された患者への入院時指示に関して、「食事の形態」と「安静度」において、約 9 割が
「医師が指示をしている」との回答だった【図表 27】。「医師が指示をしている」場合の主な理由(複数回
答)を見ると、「食事の形態」「安静度」「清潔保持の方法」いずれも「判断は医師が行っているため」が多
かった【図表 28】。

●「食事の形態」や「清潔保持の方法」については、「判断は看護師が行っているが、院内のシステム上、
医師が指示を出す構造となっているため」の回答が 3 割以上あった【図表 28】。タスク・シフト/シェアの
観点からも、システム上の課題を整理していく必要性が示唆された。

図表27 食事形態・安静度・清潔保持の方法に

図表26 看護師が医師の指示なく自身の判断で

対する医師の指示状況

療養上の世話を実施できることの認知度
n=3,417

0.8

0

(単位:%)

5.8

20

食事の形態

8.9
0.9

安静度

5.8
1.1

93.4
清潔保持の方法

n=3,417 (単位:%)
40

60

80

90.2
93.2

35.9

1.0

63.1

医師が指示をしている
医師は指示をしていない
知っている

知らない

無回答・不明

無回答・不明

図表28 「医師が指示をしている」場合の主な理由 (複数回答)
食事の形態 n=3,081
0
食事の形態
安静度

20
2.8
0.9

安静度 n=3,183 清潔保持の方法 n=2,157 (単位:%)
40
41.3

9.2

1.7 6.6
1.0

60

100

80

100

65.4
84.7

19.6

67.4
2.0
36.6
10.9
0.9
判断は医師が行っているため
判断は看護師が行っているが、院内のシステム上、医師が指示を出す構造となっているため
判断は看護師が行っているが、適時調査等で行政から指導を受けたため
その他

清潔保持の方法

22
<リリースのお問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
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