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「2024年病院看護実態調査」結果 (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.nurse.or.jp/home/assets/20250331_nl1.pdf |
出典情報 | 2024年病院看護実態調査 結果(3/31)《日本看護協会》 |
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News Release
報道関係者各位
公益社団法人 日本看護協会 広報部
2025 年 3 月 31 日
Ⅴ.看護師によるICT(情報通信技術)の活用状況
●医療アクセスが難しい患者が一定数いることを鑑み、看護師による ICT の活用状況や、ICT を活用した患
者ケア等の実態を把握した。
●看護に関して活用されている ICT は、「電子カルテシステム(看護記録)」が 76.8%、「院内コミュニケーシ
ョンツール」が 59.4%、「医療スタッフの教育プラットフォーム」が 56.3%だった【図表 32】。一方、「患者モ
ニタリングシステム」は 27.1%【図表 32】であり、院内コミュニケーションツール等の看護業務効率化に向
けた ICT 活用に比べて、個々の患者のケアに関わる ICT の活用は進んでいないことが示唆された。
●通院患者に対して、ICT を用いた看護師による療養支援の実施状況は、「行っている」は、4.7%【図表 33】
とわずかで、それらの病院において療養支援を実施する際の手段は、「ビデオ通話」が 42.8%、「遠隔モニ
タリング機器」が 40.3%だった【図表 34】。
●ICT を用いた療養支援を実施している患者は、「疾患や障害などの身体的要因で通院が困難な患者」が
25.2%、「通院するための交通手段の確保が困難な患者」が 19.5%であり【図表 36】、通院が困難な患者
を対象として ICT を活用した療養支援がなされていた。
●通院患者に対して、ICT を用いた看護師による療養支援を「行っていない」病院の回答から、「独居の患
者」(60.5%)への ICT を活用した療養支援の必要性が示唆された【図表 37】。
・本調査の ICT(情報通信技術)は、オンラインでのメッセージや画像等のデータ通信を指し、音声のみの電話での通話は含まない。
図表32 看護に関して活用されている ICT(情報通信技術)
0
20
40
n=3,417
60
電子カルテシステム(看護記録)
59.4
医療スタッフの教育プラットフォーム
56.3
患者モニタリングシステム
27.1
患者ポータル
1.6
モバイルヘルスアプリ
3.1
AIを活用した診断や治療の支援
8.1
アプリやクラウドと連携可能な医療機器
7.5
オンライン診療
9.5
3.2
特にない
無回答・不明
100 (単位:%)
76.8
院内コミュニケーションツール
その他
80
10.9
1.3
・「院内コミュニケーションツール」とは、医療スタッフ間でのファイル共有やグループチャット機能など
・「医療スタッフの教育プラットフォーム」とは、オンラインでの継続教育やトレーニングなど
・「患者ポータル」とは、患者が自分の医療情報にアクセスできるオンラインプラットフォーム
・「モバイルヘルスアプリ」とは、患者の健康管理や病院とのコミュニケーションを支援するスマートフォンアプリ
・「AI を活用した診断や治療の支援」とは、CT、MRI、心電図等の画像解析、病理診断の支援など
・「アプリやクラウドと連携可能な医療機器」とは、ポータブルエコーなど
25
<リリースのお問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
ホームページ https://www.nurse.or.jp
報道関係者各位
公益社団法人 日本看護協会 広報部
2025 年 3 月 31 日
Ⅴ.看護師によるICT(情報通信技術)の活用状況
●医療アクセスが難しい患者が一定数いることを鑑み、看護師による ICT の活用状況や、ICT を活用した患
者ケア等の実態を把握した。
●看護に関して活用されている ICT は、「電子カルテシステム(看護記録)」が 76.8%、「院内コミュニケーシ
ョンツール」が 59.4%、「医療スタッフの教育プラットフォーム」が 56.3%だった【図表 32】。一方、「患者モ
ニタリングシステム」は 27.1%【図表 32】であり、院内コミュニケーションツール等の看護業務効率化に向
けた ICT 活用に比べて、個々の患者のケアに関わる ICT の活用は進んでいないことが示唆された。
●通院患者に対して、ICT を用いた看護師による療養支援の実施状況は、「行っている」は、4.7%【図表 33】
とわずかで、それらの病院において療養支援を実施する際の手段は、「ビデオ通話」が 42.8%、「遠隔モニ
タリング機器」が 40.3%だった【図表 34】。
●ICT を用いた療養支援を実施している患者は、「疾患や障害などの身体的要因で通院が困難な患者」が
25.2%、「通院するための交通手段の確保が困難な患者」が 19.5%であり【図表 36】、通院が困難な患者
を対象として ICT を活用した療養支援がなされていた。
●通院患者に対して、ICT を用いた看護師による療養支援を「行っていない」病院の回答から、「独居の患
者」(60.5%)への ICT を活用した療養支援の必要性が示唆された【図表 37】。
・本調査の ICT(情報通信技術)は、オンラインでのメッセージや画像等のデータ通信を指し、音声のみの電話での通話は含まない。
図表32 看護に関して活用されている ICT(情報通信技術)
0
20
40
n=3,417
60
電子カルテシステム(看護記録)
59.4
医療スタッフの教育プラットフォーム
56.3
患者モニタリングシステム
27.1
患者ポータル
1.6
モバイルヘルスアプリ
3.1
AIを活用した診断や治療の支援
8.1
アプリやクラウドと連携可能な医療機器
7.5
オンライン診療
9.5
3.2
特にない
無回答・不明
100 (単位:%)
76.8
院内コミュニケーションツール
その他
80
10.9
1.3
・「院内コミュニケーションツール」とは、医療スタッフ間でのファイル共有やグループチャット機能など
・「医療スタッフの教育プラットフォーム」とは、オンラインでの継続教育やトレーニングなど
・「患者ポータル」とは、患者が自分の医療情報にアクセスできるオンラインプラットフォーム
・「モバイルヘルスアプリ」とは、患者の健康管理や病院とのコミュニケーションを支援するスマートフォンアプリ
・「AI を活用した診断や治療の支援」とは、CT、MRI、心電図等の画像解析、病理診断の支援など
・「アプリやクラウドと連携可能な医療機器」とは、ポータブルエコーなど
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<リリースのお問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
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