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○外来(その2)について-1 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00109.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第491回  10/20)《厚生労働省》
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心不全について
○ 循環器病の医療提供体制については、急性期~回復期・慢性期のネットワークが重要とされている。
 循環器病は、急性期突然死の主な原因かつ介護が必要となる主な原因であり、急性期から維持期まで一貫した診療提供体制の構築が必要。
 診療提供体制の評価にあたっては、地域の評価指標に加えて、各医療施設に対する評価指標も必要。(具体的な指標については今後の検討が必要。)

急 (1)基本的な考え方
性  時間的制約の観点(早急に、適切な治療を開始する必要性)
期  国民に対する教育・啓発(疾患の前兆、症状、発症時の対処法等)
 専門性を重視した救急搬送体制
(2)施設間ネットワーク構築および施設が担う医療機能に関する考え方
 地域の医療施設が連携し、24時間専門的な診療を提供できる体制
・平均的な救急搬送圏内での連携体制が基本
・地域や対応疾患によっては平均的な救急搬送圏外との連携体制
※遠隔画像診断等の診断の補助に基づくt-PA療法実施
※緊急の外科的治療が必要な急性大動脈解離への対応 等

 施設毎の医療機能を明確にした上での、効率的な連携体制

~急性期診療提供のための施設間ネットワークのイメージ~
平均的な救急搬送圏内での連携体制
患者の状態や、対応疾患に応じた円滑な連携
内科的
治療

(補助下での)
t-PA療法

PCIや
内科的治療

t-PA
療法

PCIや内科的治療に加え
て、外科的治療等

t-PA療法に加えて、血管内治療
や外科的治療

PCI:経皮的冠動脈インターベンション
遠隔診療を用いた診断の補助

診療情報の共有による相談・連携体制

(補助下での)t-PA療法

PCIや内科的治療

・施設毎の医療機能は、地域の状況等に応じて柔軟に設定

 提供する急性期医療について、安全性等の質の確保









脳卒中の医療機能

平均的な救急搬送圏外との連携体制

(1)基本的な考え方
 再発予防・再入院予防の観点
 慢性心不全患者への対策

~心血管疾患患者の臨床経過イメージ~

心不全
リスク状態

・増悪による再入院を繰りかえしやすく、今後患者数が増加

(2)再発予防・再入院予防に向けた考え方
 多職種チームによる多面的・包括的な疾病管理(※)
・患者教育、運動療法、冠危険因子の管理等
※学会は、「疾病管理プログラムとしての心血管疾患リハビリテーション」と提唱。

 地域の医療資源を効率的に用いて、 多職種が連携できる体制

心血管疾患の医療機能

症候性
心不全

器質的心血管疾患(※)の発症・再発





(3)慢性心不全対策の考え方
 地域全体で慢性心不全患者を管理

心不全発症
増悪による入院治療
難治化

・かかりつけ医等と専門的医療を行う施設の連携

 幅広い心不全の概念の共有

(突然死)

・患者、家族、心血管疾患を専門としない医療従事者や行政等との共有
(※虚血性心疾患等)

時間経過
出典:「脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方について(平成29年7月)」(脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方に関する検討会」報告書)

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