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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27963.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第37回 9/14)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】オミクロン株対応ワクチンの接種について
(3)接種方法について
事務局案
令和4年9月12日に、製造販売承認事項一部承認により、ファイザー社及びモデルナ社の2価のオミクロン株対応ワクチン(従来株
/ オミクロン株(BA.1))(以下、「2価のオミクロン株対応ワクチン」という)による追加接種が薬事承認された。これらのワクチ
ンによる追加接種を以下のとおり、特例臨時接種に位置づけてはどうか。
1.接種の目的(再掲)


「新型コロナワクチンの製造株に関する検討会」における議論を踏まえ、1価の従来型ワクチンと比較した場合の、2価のオミ
クロン株対応ワクチンによる追加接種の有効性は以下のとおり
 オミクロン株の成分が含まれるため、現在、感染の主流となっているオミクロン株に対する、重症化予防効果、感染・発症予
防効果それぞれに寄与する免疫をより強く誘導し、亜系統の違いに関わらず、
•1価の従来型ワクチンを上回る重症化予防効果があることが期待されるとともに、
•短い期間である可能性はあるものの、オミクロン株に対する発症予防効果や感染予防効果も期待される。
 抗原性の異なる2種類の抗原が提示されることになり、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応する。そのた
め、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待される。
そのため、重症化予防はもとより、発症予防、感染予防を目的に接種を行うこととしてはどうか。
※ これまで追加接種として特例臨時接種に位置づけられてきた1価の従来型ワクチンについて、有効性及び安全性が確認されて
おり、選択肢を確保する観点からも、特例臨時接種への位置づけは維持することが妥当と考えられる。

2.対象者


目的及び薬事承認を踏まえ、初回接種を終了した、接種可能な年齢の全ての者(ファイザー社製ワクチンは12歳以上、モデルナ
社製ワクチンは18歳以上)を接種対象者としてはどうか。

3.接種間隔及び接種方法


添付文書の内容等を踏まえ、前回の接種から少なくとも5ヶ月以上の間隔を空け、1回の接種を行うこととしてはどうか。
※ 接種間隔については、薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において短縮すべきとの指摘があった。今後、海外の動向、有効性、
安全性等の情報を踏まえ、接種間隔を短縮する方向で検討し、10 月下旬までに結論を得ることとされている。

4.交互接種について


これまでの追加接種と同様、前回の接種までに用いたワクチンの種類に関わらず、ファイザー社又はモデルナ社の2価のオミクロ
ン株対応ワクチンによる追加接種を行うことができることとしてはどうか。
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