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(参考資料3)医師の働き方改革に関する検討会 報告書 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22026.html
出典情報 勤務医に対する情報発信に関する作業部会(第1回 11/15)《厚生労働省》
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医師の健康確保が本人の利益という観点からだけではなく、医療安全の観点か
らも求められること。公的医療保険で運営されていること。)
・ 不確実性(疾病の発生や症状の変化が予見不可能であること。治療の個別性、
治療効果の不確実性があること。)
・ 高度の専門性(医師の業務は業務独占とされていること。医師の養成には約 10
年以上の長期を要し、需給調整に時間がかかること。)
・ 技術革新と水準向上(常に新しい診断・治療法の追求と、その活用・普及(均
てん化)の両方が必要であること。このために必要となる知識の習得や手技の
向上は医師個人の努力に大きく依存していること。)
○ こうした特性がある中、勤務環境整備が十分進んでおらず、出産・育児期の女性
など時間制約のある医師にとっては就業を継続しにくい働き方となっている。
○ これらを踏まえると、医師に係る時間外労働規制については、以下の点を考慮す
る必要がある。
・ 医師についても、一般則が求めている水準と同様の労働時間を達成することを
目指して労働時間の短縮に取り組むこと
・ 医療の公共性・不確実性を考慮し、医療現場が萎縮し必要な医療提供体制が確
保できなくなることのないような規制とする必要があること。その場合であっ
ても、医療安全の観点からも、医師が健康状態を維持できることは重要である
こと。
・ 具体的な取組として、1日6時間程度の睡眠を確保できるようにすること。継
続的に労働時間のモニタリングを行い、一定以上の長時間労働の医師がいる医
療機関に対して、重点的な支援を行うこと。
・ 医師の知識の習得や技能の向上のための研鑽を図る時間が労働時間に該当す
る場合があるが、医師の使命感からくる研鑽の意欲を削がず、医療の質の維持・
向上を図ることができるようにすることが重要であること。
・ 出産・育児期の女性など時間制約のある医師が働きやすい環境を整える必要が
あること。

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