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09参考資料1-3 9価ヒトパピローマウイルス( HPV )ワクチン ファクトシート (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html |
出典情報 | 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》 |
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1496
ニュージーランドにおける 9 価 HPV ワクチンのデータシートにも、9-14 歳は 2 回接種
1528
1497
スケジュール( 0,5-13 か⽉ )での代替が可能と記載されている。ただし、1 回⽬と 2 回
1529
1498
⽬の接種期間が 5 か⽉未満となった場合は、3 回の接種を推奨している(186)。
1530
1531
1499
1500
4) アジア
1532
1501
韓国
1533
1502
表 27. 国別にみた HPV ワクチンの国の予防接種スケジュールへの導⼊(187)
韓国では、2 価 HPV ワクチン, 4 価 HPV ワクチンが 2016 年 6 ⽉から NIP に導⼊され、
1534
1503
12 歳⼥児を対象に 2 回接種スケジュールで実施されている。それぞれのワクチンは、導⼊
1535
1504
より以前に Korea Food and Drug Administration ( KFDA )( 2013 年に Ministry of Food and
1536
1505
Drug Safety (MFDS)に名称変更 )によって国内での承認は得られていた( 各ワクチンの承
1537
1506
認時期:4 価 HPV ワクチン 2007 年、2 価 HPV ワクチン 2008 年、9 価 HPV ワクチン 2016
1538
現在存在する 3 種の HPV ワクチンの 2019 年時点の世界全体での推定されるシェアは、
1507
年 1 ⽉ )(187) 。
1539
4 価 HPV ワクチン 60 %、9 価 HPV ワクチン 30 %、2 価 HPV ワクチン 10 %であった
1508
現在、それぞれのワクチンで接種の適応が承認されている対象者は、4 価 HPV ワクチン
1540
(153)。また、2019 年における世界の HPV ワクチンの需要の約 18 %は男児の接種と推定
1509
は 9-26 歳男⼥、2 価 HPV ワクチンは 9-25 歳⼥性となっている。Korea Centers for Disease
1541
されている(153)。
1510
Control and Prevention ( KCDC )( 韓国疾病予防管理センター )は、2 価 HPV ワクチン、
1542
多くの国々で HPV ワクチンが導⼊される中で、2019 年 10 ⽉に開催された Strategic
1511
4 価 HPV ワ クチンの 11-12 歳への接 種を推奨 しているが 、The Korean Society of
1543
Advisory Group of Experts on Immunization ( SAGE ) の meeting において、HPV ワクチン
1512
Gynecologic Oncology( 韓国婦⼈科がん学会 )の推奨としては、4 価 HPV ワクチンの 9-
1544
の不⾜のために、今後 HPV ワクチンの導⼊、あるいは接種継続が困難になる国々が⽣じる
1513
26 歳の⼥性( キャッチアップ接種を含む )と 9-15 歳男児への接種、2 価 HPV ワクチン
1545
ことの懸念が⽰された。現在、ワクチン供給の制約がある中で、需要に対して⼗分な供給が
1514
の 10-25 歳の⼥性( キャッチアップ接種を含む )への接種推奨が提⽰されている(187, 188)。
1546
可能となり、全ての国において WHO が推奨する 9‒14 歳の⼥児に対する接種が導⼊できる
1547
まで、男児や 15 歳を越える年齢を対象とした接種は⼀時的に中⽌することの推奨が出され
1548
た(190)。
1515
1516
中国
1517
2020 年 1 ⽉現在、NIP には導⼊されていない(152)。しかし、近年 HPV ワクチンの承認
1549
1518
がなされ、2 価 HPV ワクチンは 2017 年 7 ⽉、4 価 HPV ワクチン 2017 年 11 ⽉、9 価 HPV
1550
1519
ワクチン 2018 年 4 ⽉にそれぞれ導⼊された(189)。接種対象は 9‒26 歳の男⼥である。
1551
1552
1520
1521
② 9 価 HPV ワクチンの導⼊状況
1522
各国で使⽤されている HPV ワクチンの種類はそれぞれ異なっている。9 価 HPV ワクチ
1523
ンは海外では 2014 年 12 ⽉に⽶国で最初に承認され、続いて 2015 年 2 ⽉にカナダ、2015
1524
年 6 ⽉に EU, オーストラリアで承認された。
1525
1526
現在のところ、この HPV ワクチンの不⾜は 2024‒2026 年までには解消すると予測され
ている(191)。
下表 (表 27) は主要な国々の HPV ワクチンの導⼊状況( 2018 年時点 )がまとめられ
たもので、⽶国、デンマークでは 9 価 HPV ワクチンのみが使⽤されている(187)。
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79
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ニュージーランドにおける 9 価 HPV ワクチンのデータシートにも、9-14 歳は 2 回接種
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スケジュール( 0,5-13 か⽉ )での代替が可能と記載されている。ただし、1 回⽬と 2 回
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⽬の接種期間が 5 か⽉未満となった場合は、3 回の接種を推奨している(186)。
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4) アジア
1532
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韓国
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表 27. 国別にみた HPV ワクチンの国の予防接種スケジュールへの導⼊(187)
韓国では、2 価 HPV ワクチン, 4 価 HPV ワクチンが 2016 年 6 ⽉から NIP に導⼊され、
1534
1503
12 歳⼥児を対象に 2 回接種スケジュールで実施されている。それぞれのワクチンは、導⼊
1535
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より以前に Korea Food and Drug Administration ( KFDA )( 2013 年に Ministry of Food and
1536
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Drug Safety (MFDS)に名称変更 )によって国内での承認は得られていた( 各ワクチンの承
1537
1506
認時期:4 価 HPV ワクチン 2007 年、2 価 HPV ワクチン 2008 年、9 価 HPV ワクチン 2016
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現在存在する 3 種の HPV ワクチンの 2019 年時点の世界全体での推定されるシェアは、
1507
年 1 ⽉ )(187) 。
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4 価 HPV ワクチン 60 %、9 価 HPV ワクチン 30 %、2 価 HPV ワクチン 10 %であった
1508
現在、それぞれのワクチンで接種の適応が承認されている対象者は、4 価 HPV ワクチン
1540
(153)。また、2019 年における世界の HPV ワクチンの需要の約 18 %は男児の接種と推定
1509
は 9-26 歳男⼥、2 価 HPV ワクチンは 9-25 歳⼥性となっている。Korea Centers for Disease
1541
されている(153)。
1510
Control and Prevention ( KCDC )( 韓国疾病予防管理センター )は、2 価 HPV ワクチン、
1542
多くの国々で HPV ワクチンが導⼊される中で、2019 年 10 ⽉に開催された Strategic
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4 価 HPV ワ クチンの 11-12 歳への接 種を推奨 しているが 、The Korean Society of
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Advisory Group of Experts on Immunization ( SAGE ) の meeting において、HPV ワクチン
1512
Gynecologic Oncology( 韓国婦⼈科がん学会 )の推奨としては、4 価 HPV ワクチンの 9-
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の不⾜のために、今後 HPV ワクチンの導⼊、あるいは接種継続が困難になる国々が⽣じる
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26 歳の⼥性( キャッチアップ接種を含む )と 9-15 歳男児への接種、2 価 HPV ワクチン
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ことの懸念が⽰された。現在、ワクチン供給の制約がある中で、需要に対して⼗分な供給が
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の 10-25 歳の⼥性( キャッチアップ接種を含む )への接種推奨が提⽰されている(187, 188)。
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可能となり、全ての国において WHO が推奨する 9‒14 歳の⼥児に対する接種が導⼊できる
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まで、男児や 15 歳を越える年齢を対象とした接種は⼀時的に中⽌することの推奨が出され
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た(190)。
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中国
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2020 年 1 ⽉現在、NIP には導⼊されていない(152)。しかし、近年 HPV ワクチンの承認
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がなされ、2 価 HPV ワクチンは 2017 年 7 ⽉、4 価 HPV ワクチン 2017 年 11 ⽉、9 価 HPV
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ワクチン 2018 年 4 ⽉にそれぞれ導⼊された(189)。接種対象は 9‒26 歳の男⼥である。
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② 9 価 HPV ワクチンの導⼊状況
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各国で使⽤されている HPV ワクチンの種類はそれぞれ異なっている。9 価 HPV ワクチ
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ンは海外では 2014 年 12 ⽉に⽶国で最初に承認され、続いて 2015 年 2 ⽉にカナダ、2015
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年 6 ⽉に EU, オーストラリアで承認された。
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現在のところ、この HPV ワクチンの不⾜は 2024‒2026 年までには解消すると予測され
ている(191)。
下表 (表 27) は主要な国々の HPV ワクチンの導⼊状況( 2018 年時点 )がまとめられ
たもので、⽶国、デンマークでは 9 価 HPV ワクチンのみが使⽤されている(187)。
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