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最終評価報告書 参考資料 (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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第3回 厚生労働省健康局長 優良賞 団体部門

eラーニングを用いた禁煙治療・支援のための
指導者トレーニングプログラムの開発と普及
(J-STOP)プロジェクト

プロジェクト

日本禁煙推進医師歯科医師連盟

受賞者
所在地

〒 807-8555 福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘 1-1 産業医科大学健康開発科学研究室内

電話

070-5497-5742

概要・特徴

喫煙関連疾患の予防と健康寿命の延伸の
実現のための医療や健診等の場での
禁煙支援・治療の充実・強化
○ eラーニングプログラムの開発
まず平成20〜21年にかけて禁煙外来における禁煙治療の方法
を学習するeラーニングプログラム「禁煙治療版」を開発。
また、平成23年には日常診療の場や薬局・薬店において短時間
で禁煙のアドバイスをする方法を学習する「禁煙治療導入版」
と、地域や職域の保健事業の場において禁煙支援を行う方法を
学習する「禁煙支援版」を開発した。
○ eラーニングプログラムの効果検証と横展開
平成22年からは全国の禁煙治療登録医療機関、自治体や学会、
保険者などの保健医療従事者を対象として、開発したプログラ
ムの効果検証を兼ねた普及活動を展開した。

第5回 厚生労働省健康局長 優良賞 団体部門

行田市に無煙世代を育てよう

プロジェクト

〜医師会と関係団体が連携した喫煙率低下への取り組み〜

一般社団法人行田市医師会

受賞者
所在地

電話

〒 361-0066 埼玉県行田市大字上池守 44

048-556-8040

概要・特徴

医師会と関係団体が連携した喫煙率低下への取組
行田市医師会が中心となって行田市・行田市薬剤師会に働きかけ、互いに
連携しあいながら、市民の喫煙率低下・受動喫煙防止を目的に、3つの事
業を実施。
(1)
小学生を対象とした喫煙防止教育
医師会と行田市教育委員会が協力し、行田市内にある16校すべての小学校に
おいて、平成21年から現在まで、
「喫煙防止教育」
を実施。プログラムとしては、
①児童・保護者・教員への事前アンケート
②医師による喫煙防止講演
③児童・保護者による感想提出
④感想へ講師がコメントを記入し返却 という内容である。
児童に対して
「喫煙させない」
という目的があるのはもちろん、保護者に
も感想を書いてもらうことにより、家庭内でタバコについて親子で話を
する機会を提供し、子どもを通じて父母に対し禁煙を勧める目的もある。
この取組をあと10年継続することにより、11歳から30歳までの市民が
この教育を受けている状況をつくり、タバコを吸わない親を育て、その
親を起点にその子もタバコを吸わない、無煙世代をつくる好循環を形成
したいと考えている。健康寿命をのばそう!アワード受賞当時で、この

参考資料3

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教育を受けた児童数は4729人に上る。また同時に実施した教員に対す
るアンケートには935人から回答をもらった。
(2)
禁煙チャレンジサポート事業
行田市の事業として
「禁煙チャレンジサポート事業」
を平成24年11月か
ら実施。毎年50人、各人1万円を上限に、禁煙外来の受診費用に対し助
成金を支給することにより、禁煙外来への受診を促した。平成28年7月
末現在で、本事業に登録した市民は140名。禁煙に成功し、助成金を受
けた市民は94名であった。
(3)
禁煙サポーター薬局事業
行田市薬剤師会が市の協力を受け、
「禁煙サポーター薬局」
事業を平成28
年5月から実施。日本禁煙学会の禁煙サポーター講習を受講した薬剤師が
いる保険薬局を、
「禁煙サポーター薬局」
として市が認定し、スモーカライ
ザー
(呼気中の一酸化炭素濃度測定器)
を無償貸与した。禁煙サポーター薬
局では、希望者を無料で測定し、喫煙・受動喫煙の害についての啓発と生
活習慣改善指導を行うとともに、禁煙希望者にはニコチンガム・パッチを投
与し、禁煙治療を行う体制を整えた。重喫煙者や合併症がある方には、禁
煙外来受診を勧奨することとした。開始した5月から7月末までの3か月弱
の間に、9つの薬局で合計55人の利用があった。このうち43人に対しては
生活習慣の改善助言を行い、5人に対しては禁煙外来の受診勧奨を行った。