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参考資料1-1 特定健診・特定保健指導の健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関する資料 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28516.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会(第3回 10/12)《厚生労働省》
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③新しい健診項目・手技について

見直しの方向性と修正(案)

 厚生労働科学研究費補助金による研究班において、血液検査項目(脳性ナトリウム利尿ペプチド
(BNP)、高感度CRP、脂質詳細検査等)、生理検査項目(上下肢脈波伝播速度(baPWV)、心臓
足首血管指数(CAVI)、上下肢血圧比(ABI)、頸動脈超音波検査等)、検査手技(指先採血、イ
ンピーダンス法による内臓脂肪測定等)等の新しい健診項目・手技についての検証結果を踏まえ、検討を行っ
たが、いずれも基本項目として健診受診者全員に実施するのに資するというエビデンスは認めなかった。
 新しい健診項目・手技については、現時点で新たに追加は行わないこととする。

 厚生労働科学研究費補助金による研究班において、非接触型の検査である指先での採血を用いた在宅検
査のキットについて健康診断の場で同時採血を実施したところ、各検査項目の相関係数は、概ね0.8~0.9と
高かったが、空腹時血糖のように相関がやや弱い項目も認めた。これに加えて、検体の処理が不適切であること
等により、再検査となるケースが一定程度生じるといった課題も認めたため、現時点で、特定健診における血液
検査として採用することは難しいと考えられた。
 今後の測定精度の改善や、採血に係る処理方法の簡便化等を踏まえて、検討することとする。

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