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【資料1】造血幹細胞移植の現状について (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29335.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会造血幹細胞移植委員会(第59回 12/1)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症への対応について
令和2年3月からの新型コロナウイルス感染症の流行を受け、日本骨髄バンク・日本赤十字社・臍帯血バンク・ボランティア
の方々等、関係者で連携して、移植医療への影響が最小限となるよう対応した。

新型コロナウイルス感染症流行を受けた対応の例

①感染予防策を導入したドナー登録、確認検査・最終同意面談
ドナー登録会場での感染予防策を徹底した。確認検査・最終同意面談の一部が延期となったが、リモート面談の導入や他県の医療
機関への協力依頼、感染対策の徹底を行い、骨髄バンク事業を継続した。

②骨髄・末梢血幹細胞の凍結保存(令和2年4月~)
ドナー、ドナー家族の感染疑いや採取病院での医療スタッフの感染等により、患者の前処置開始後に移植延期/中止となった場
合、致命的な状況となるため、採取した骨髄等が無事に移植施設に到着して凍結処理をした後に、前処置を開始することを可能と
した。
(令和2・3年度について、凍結件数:463件、患者が前処置終了後に他の移植ソースに変更となった件数:8件)

③臍帯血バックアップ(令和2年4月~令和3年7月)
予定の骨髄等採取が直前で中止となる可能性があることから、臍帯血をバックアップとして準備できるようにした。バックアップ
として出庫した件数が少なかったこと、緊急出庫で対応可能であることから、終了とした。
(令和3年1月までのバックアップ申し込み件数:260件)

感染症のまん延下や自然災害の発生時にも、移植医療を止めることなく進めることが重要である。
今回の新型コロナウイルス感染症への対応を振り返り、予め非常事態に備えた方策を検討してはどうか。

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