よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


介護保険制度の福祉用具等における現状と課題 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23848.html
出典情報 介護保険制度における福祉用具貸与・販売種目のあり方検討会(第1回 2/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2.介護保険制度の福祉用具等における現状
(2)貸与と販売のあり方
令和3年度



利用実態調査の結果

令和3年度は利用実態を把握するため、福祉用具専門相談員のモニタリングの実態、長期利用者の状態や
ケアマネジャーの支援状況等に関する調査研究が実施されており、主に以下のような速報値が確認された。
○ 利用者の要介護度が低い場合は被介護者のADLの維持・向上や生活範囲の維持・拡大のために貸与継
続を希望する傾向にある。対して、利用者の要介護度が高い場合は介護負担軽減や介護者の希望により
貸与継続を希望する傾向にある。(参考資料1 2ページ)
○ 福祉用具を3年以上利用している者についてみた場合、福祉用具1種のみを利用している者は、要支
援~要介護1の割合が多く、また、その場合の要介護度の変化をみると、半数の対象者が維持されてい
る。(参考資料1 4ページ)
○ 福祉用具専門相談員のモニタリングのうち、6割から7割程度が定期的なモニタリングであり、前回
実施日から6ヶ月~9ヶ月未満の期間がある。また、利用者や家族等の要請に基づき実施する不定期な
訪問(モニタリング)についても1割弱ある。(参考資料1 8ページ、10ページ)
○ 福祉用具専門相談員が福祉用具の使用状況を確認した結果、前回訪問時から変化があった者は2割か
ら3割、使用方法等の指導を行った者は3割から4割程度。(参考資料1 11ページ)
○ 介護支援専門員が福祉用具サービスのみを判断する要因として、サービスの開始時において及び継続
時において、共に、利用者の状態を踏まえ他の介護サービスを利用する必要はないと判断している場合
が最も多く、次いで、開始時においては利用者の要望による場合、継続時においては介助者の要望によ
る場合が挙げられている。(参考資料1 5ページ)

10