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資料4 地域医療構想推進のための取組 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31514.html
出典情報 地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ(第11回 3/1)《厚生労働省》
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医療機関の併設の事例②
舞鶴赤十字病院

【併設の経過】
平成19年 舞鶴市地域医療あり方検討委員会 設置
→公的4病院を1ないし2病院に統合する答申を発表
平成20年 中丹地域医療再生計画を作成
→舞鶴共済病院を除く公的3病院の再編を進める内容
平成21年 舞鶴市公的病院再編推進委員会 設置
平成23年 市が京都府に中丹地域医療再生計画を見直しを申し入れ
第1回中丹地域医療再生計画に係る関係者会議
平成24年 新たな中丹地域医療再生計画 策定
→各病院の特色を活かした「あたかも一つの総合病院」とした
基盤整備
平成25年 一般財団法人舞鶴地域医療連携機構 設立
平成26年 舞鶴赤十字病院に隣接する現在地に、医療療養病床100床に
特化した医療療養型病院(※外来・救急対応なし)として
新築・移転

舞鶴市民病院

移転前

移転後
舞鶴赤十字病院

舞鶴赤十字病院

198床

198床

舞鶴市民病院
198床(一般病床)





新築移転

渡り廊下で
連結

給食施設の
共用

舞鶴市民病院
100床(療養病床)

経緯

○ 舞鶴市は日本海側国防の軍港都市として発展した歴史的な背景から、国立病院機構舞鶴医療センター、国家公
務員共済連合会舞鶴共済病院、舞鶴市民病院、舞鶴赤十字病院の公的医療機関4病院が設置されている。
○ 舞鶴市民病院において、常勤医師減少に伴う入院患者数の減少、経営状況が悪化する中で、「新たな中丹地域
医療再生計画」に基づき、単に4病院の再編統合といった議論に帰結せず、各病院の特色を活かした機能分化
連携の基盤を整備し「あたかも一つの総合病院」として機能する基盤を整備した。

医療機能の分化・
連携

○ 4つの病院に分散していた医療機能を選択し集中させるため、4病院の機能を分化し、脳疾患に対応する脳卒
中センター、ハイリスク出産に対応した周産期サブセンター、心臓疾患に対応する循環器センター、リハビリ
テーションセンター等に機能を分化し、役割分担を明確化した。
• 舞鶴赤十字病院は整形外科が充実している特徴を活かしたリハビリテーションセンターを担う。
• 舞鶴市民病院は、超高齢化社会を見据え、かねてより地域で不足していた慢性期機能、後方支援病院として3
病院の後方支援の役割を担う。
○ 「選択と集中、分担と連携」による公的病院の連携体制を強化した。
○ 入院患者の転院等の場合に渡り廊下を利用し患者の受け渡しを行っている。

施設共用の状況

○ 舞鶴市民病院の給食施設については、舞鶴赤十字病院側で共用となっている。

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