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資料1-3 初回ニーズ選定時の評価結果及び要望書 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32363.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第35回 3/31)《厚生労働省》
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(別添様式 1 )
により生じるもので、原発がんの病期では最も進行したステージ (多くはステージTIV)
とされる。

原発性肝がんの場合には、がんが肝に留まっている可能性があるため、 肝のがん病巣に
対する効果的な治療により治癒する可能性があり、また、 転移性肝がんの場合にも、し
ばしば肝転移が予後規定因子となること、 大腸がんに見られるように、 肝転移に対する
効果的な治療により予後が大きく改善する可能性があることより、肝病巣に対する局所
療法が行われる場合が多い。
3-2. 治療対象患者数
原発性肝がんの愚者数は、 約 4.5 万人と推定されるが、 転移性肝がんについは信頼に足
るデータがなく、正確な槍患数は不明である。しかしながら、がんにより死亡する愚者
(約 37 万人) の一部 (死因第2位の大腸がんの場合には 50%以上) で肝転移が予後を
規定する因子となっていることを考慮すれば、肝病巣に対する治療が臨床上重大な意味
をもつつ愚者数は少なくとも年間 15 万人以上いるものと推定される。

【推定方法】

資料として、2016 年7 月 15 日にリリースされた 「2016 年のがん稚患数、死亡数予測」
※1 を参照。

2016 年予測 (全国がん慌思モニタリング集計のがん和槍患数 1975て2012 年全国推計値か
ら算出。) のがん槍患数 (新たにがんと診断されるがんの数) は約 101 万 200 人であり、
がんにより死亡する患者数は 37 万人とされている。このうち、 原発性肝がんの稚患数
は約 4.5 万人 (約4.5%) であり、死亡者数は約 3 万人でがん種別死因の第 5位となっ
ている。 肝転移が死亡原因となる顔度についての正確なデータは存在 しないが、 原発性
肝がん以外のがんによる死亡者約 34 万人の約 1/3 以上において肝転移が重大な予後規
定因子となっていると推測されること、 ならびに、 大腸がん肝転移のように肝転移に対
する外科的切除などの局所療法により治癒に至った患者数がこれに含まれないことよ
り、対象となる愚者数を年間 15 万人以上と推定 した。

【出典】
・※1 がん情報の総合サイト「がん情報サービス」: 2016 年のがん統計予測
(http://gan joho. jp/reg_stat/statistics/stat/short_pred. html )
3-3. 既存の治療方法
肝悪性腫瘍に適応可能な既存の治療法としては、対象臓妖や部位に対する施術等を基
本骨格として、現在以下の領域のものが活用されている。

1 ) 外科的手術 (肝切除術等)
2) 化学療法 (全身投与ならびに肝動脈内投与)
3) 粒子線照射装置による賠射
【医療機器の事例】
・重粒子線がん治療装置 (HIMAC : Heavy Iron Medical Accelerator )
昌 @⑳ 一