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参考資料3_第4期がん対策推進基本計画(令和5年3月) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32589.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第10回 4/12)《厚生労働省》
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第1

全体目標と分野別目標

本基本計画では、第3期基本計画の目標である「がんの克服」を引き続きの目
標とした上で、がん患者を含めた全ての国民ががんに関する正しい知識を持ち、
避けられるがんを防ぐことや、誰もが、いつでもどこに居ても、様々ながんの病
態に応じた、安心かつ納得できるがん医療や支援を受け、尊厳を持って暮らして
いくことができるがん対策を推進すること、さらに、こうしたがん対策を全ての
国民とともに進めていくことが重要であるという考えの下、
「誰一人取り残さな
いがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」を全体目標とする。
また、全体目標の下に、
「がん予防」、
「がん医療」及び「がんとの共生」の分野
別目標を定め、これらの3本の柱に沿った総合的ながん対策を推進する。
1. 科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実
~がんを知り、がんを予防すること、がん検診による早期発見・早期治療を
促すことで、がん罹患率・がん死亡率の減少を目指す~
がんを予防する方法を普及啓発するとともに、地方公共団体、関係学会等の連
携による取組を推進し、科学的根拠を積極的に収集・分析した上で、その結果に
基づいた施策を実施することにより、がんの罹患率を減少させる。全ての国民が
受診しやすい検診体制を構築し、がんの早期発見・早期治療を促すことで、効率
的かつ持続可能ながん対策を進め、がん死亡率の減少を実現する。
2. 患者本位で持続可能ながん医療の提供
~適切な医療を受けられる体制を充実させることで、がん生存率の向上・が
ん死亡率の減少・全てのがん患者及びその家族等の療養生活の質の向上を目指
す~
がんゲノム医療をはじめとした高度ながん医療の提供を推進するとともに、
患者本位のがん医療を展開することで、がん医療の質を向上させる。また、それ
ぞれのがんの特性に応じたがん医療の均てん化・集約化を進め、効率的かつ持続
可能ながん医療を提供することで、がん生存率を向上させ、がん死亡率を減少さ
せる。さらに、支持療法や緩和ケアが適切に提供される体制を整備することで、
全てのがん患者及びその家族等の療養生活の質を向上させる。

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