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08_参考資料2_接種類型と定期接種化プロセスについて(2019年(令和元)年9月26日 第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 資料2-2) (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33297.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第32回 5/24)《厚生労働省》
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免疫の維持が課題となる疾患例③

百日せき

⚫ 百日せきについては、予防接種後の時間の経過により、抗体保有率が低下し、予防接種歴のある者についても感
染が報告されている。
⚫ 長期にわたる免疫の維持を図ることは難しいことから、新生児への感染を減らすために、諸外国においては、接
種回数を増やす、妊婦への接種を行うなど、様々な対策が試みられている。




百日せきワクチンの定期接種化については、ワクチン評価に関する小委員会において検討を続けている。
海外においては、各国で様々な対策がなされている。
・米国では6歳までの百日せき含有ワクチンの5回接種が推奨されてきたが、2004年頃から青年、成人層における百日せき患者
が増加したため、2006年にACIPが11ー18歳へのTdapの接種を推奨したが、接種2-3年後には患者数の増加が認められた。 2011
年ACIPはハイリスク者である0歳児を守るために、妊婦、乳児の世話をする機会がある成人、医療従事者へのTdapを推奨し
た。
・オーストラリアやカナダのようでは5回接種、デンマークやフランス、英国では4回接種が行われている。
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