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08_参考資料2_接種類型と定期接種化プロセスについて(2019年(令和元)年9月26日 第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 資料2-2) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33297.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第32回 5/24)《厚生労働省》
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社会状況の変化と予防接種制度
社会状況
●感染症の患者・死者が多数発生
●感染症の流行がもたらす社会的損失防止が急務
●社会防衛の強力な推進が必要

予防接種制度の主な変更
●痘そう、百日せき、腸チフス等12疾病を対象
●罰則付きの接種の義務付け

昭和51年
(1976)

●感染症の患者・死者が減少
●予防接種による健康被害が社会問題化
●腸チフス等について、予防接種以外の有効な予防手段が可能


●腸チフス、パラチフス等を対象から除外し、風しん、麻しん
日本脳炎を追加
●臨時の予防接種を一般臨時と緊急臨時に区分
●罰則なしの義務接種(緊急臨時を除く)
●健康被害救済制度を創設

平成6年
(1994)

●感染症の患者・死者が激減
●医療における個人の意思の尊重
●予防接種禍訴訟における司法判断
●MMRワクチン接種後の無菌性髄膜炎の社会問題化

●痘そう、コレラ、インフルエンザ、ワイル病を対象から削除
し、破傷風を追加
●義務規定から努力義務規定へ
●一般臨時の予防接種の廃止

平成13年
(2001)

●公衆衛生水準、医療水準は飛躍的に向上
●インフルエンザ予防接種率の低下
●高齢者におけるインフルエンザの集団感染や症状の重篤化が
社会問題化

●高齢者のインフルエンザを追加(二類)
●一類疾病=努力義務あり、接種勧奨
二類疾病=努力義務なし(個人の判断による)

平成23年
(2011)

●平成21年に新型インフルエンザ(A/H1N1)発生
●今後同様の事態に備え、緊急的な対応

●新たな臨時接種の創設
●接種勧奨規定の創設

平成25年
(2013)

●他の先進諸国との「ワクチン・ギャップ」の解消
●予防接種制度についての幅広い見直し

●Hib感染症、小児の肺炎球菌感染症、ヒトパピローマウイル
ス感染症を追加(A類)
●予防接種基本計画の策定
●副反応疑い報告制度の法定化

平成26年
(2014)

●更なる「ワクチン・ギャップ」の解消

●水痘(A類)、高齢者の肺炎球菌感染症(B類)を追加(政令
改正)

平成28年
(2016)

●更なる「ワクチン・ギャップ」の解消

●B型肝炎(A類)を追加(政令改正)

昭和23年
(1948)

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