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08_参考資料2_接種類型と定期接種化プロセスについて(2019年(令和元)年9月26日 第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 資料2-2) (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33297.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第32回 5/24)《厚生労働省》
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定期接種化のプロセスについて
背景と現状





平成25年の予防接種法改正時及びそれ以降に、6疾病(うちA類
5疾病、B類1疾病)が、予防接種法の定期接種の対象疾病に追
加された。
平成25年の予防接種法改正以降、ワクチンの定期接種への導入に
は、薬事承認後にワクチン評価に関する小委員会が、考え方の整
理を行いながら検討し、その報告に基づいて基本方針部会及び予
防接種・ワクチン分科会において審議することとなっている。



ワクチン評価に関する小委員会は、国立感染症研究所が作成した
ファクトシートや、その時点での科学的知見に基づき、接種の目
的、疾病負荷の大きさ、国民の免疫保有の状況、有効性、安全性、
費用対効果等の論点について、検討を行っている。



現在検討中のワクチンや、開発優先度の高いワクチンに関しては、
新たな疾病の追加だけでなく、既存の対象疾病に関する接種回
数・年齢、ワクチンの種類等、検討すべきテーマが多様である。



既存の対象疾病であっても、接種回数や年齢を変更するためには、
薬事承認上の用法の範囲で変更する必要があり、場合によっては、
臨床試験を実施して、薬事承認上の用法を変更する必要がある。



予防接種法に基づく定期接種は、本分科会の議を経て政省令等を
改正するだけでなく、国の地方交付税の対象経費や、自治体の予
算に含まれることで実施が可能となる。

検討

■ 定期接種化の検討に当たって、的確な判
断を、できる限り迅速に行い、予防接種施
策に反映させるための仕組みについて、ど
う考えるか。
◆ 定期接種化に関する検討の体制や、
検討の視点等について、平成25年
の法改正後の取り組みをどう考える
か。
◆ 検討の迅速化を図るため、どのよう
な取り組みが可能か。現在の検討の
プロセスのうち、迅速化や、並行し
た検討が可能な部分はあるか。
◆ 既存の対象疾病に関する、接種回数
の変更や新たなワクチンの追加に当
たっての検討のあり方について、ど
う考えるか。

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