検討中の論点の例
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ワクチン評価に関する小委員会における、検討中のワクチンに関する論点を例として示す。
論点は、接種の目的、疾病負荷の大きさ、国民の免疫保有の状況、有効性、安全性、費用対効果、その他、の７つの領域に渡ってい
る。
なお、これまでの検討では、検討中の論点について検討が進んだ後に、逐次論点を提示して検討してきたが、検討の見通しを示すべ
きとの意見を受け、論点全体を予め提示したうえで検討する方式を開始している。

第13回ワクチン評価に関する小委員会資料（令和元年7月31日）

沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン（DTaP） ２期接種について検討を要する当面の論点（案）
※

検討した論点及び検討に着手した論点

丸数字は、関連するワクチン小委員会の開催回

想定される論点
DTaPによる2期接種に関すること

接種の目的
疾病負荷の大きさ
（疾病のまん延状
況、重症度）

国民の免疫の保有
状況
※感染症の感染性の
高さとの比較を含む

将来のDTP-IPVによる
接種に関すること

⚫接種の目的は何か。（集団免疫効果による乳児の重症者
の減少か、青年・大人の疾病負荷の軽減か。）
⚫百日咳の疫学状況についてどのように考え
るか。⑥
⚫百日咳感染症の発生動向についてどう評価 ⚫百日咳による疾病負荷の大きさをどう考えるか。
できるか。どの程度データを蓄積していく
ことが必要か。⑨
⚫百日咳の発生動向と、免疫の保有状況との関係をどう評
価するか。
⚫（仮に集団免疫効果を目的として接種を行う場合、）百
日咳の感染力を踏まえ、どのような免疫保有の状況を目
指すのか。

（次頁へ続く）

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