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医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版(令和5年5月)Q&A (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html
出典情報 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版(5/31)《厚生労働省》
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6.リスクマネジメント(リスク管理)
企6章第⑤条
企Q-19 リスク分析で想定する脅威について、どのようなものがあるか。


医療情報システムにおいては、システムに格納されている電子データの保護だけでな
く、覗き見等の脅威にさらされるおそれのある、個人情報の入出力の際の保護方策につ
いても考える必要があるなど、様々な脅威が想定されます。以下に様々な状況で想定さ
れる脅威を列挙します。なお「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業
者における安全管理ガイドライン」表 5-1 及びその別紙2(対策項目で対応できるリス
クシナリオ例)も参考になります。
① 医療情報システムに格納されている電子データ
(a)権限のない者による不正アクセス、改ざん、毀損、滅失、漏えい
(b)権限のある者による不当な目的でのアクセス、改ざん、毀損、滅失、漏え

(c) コンピュータウイルス、マルウェア、ワーム等様々な形態・呼称を持つ
不正ソフトウェア(以下「不正ソフトウェア」という。)や標的型メール
等を用いたサイバー攻撃等による不正アクセス、改ざん、毀損、滅失、漏
えい
② 入力の際に用いたメモ・原稿・検査データ等
(a)メモ・原稿・検査データ等の覗き見
(b)メモ・原稿・検査データ等の持ち出し
(c) メモ・原稿・検査データ等のコピー
(d)メモ・原稿・検査データの不適切な廃棄
③ 個人情報等のデータを格納したノートパソコン等の情報端末
(a)情報端末の持ち出し
(b)ネットワーク接続による不正ソフトウェアによるアクセス、改ざん、毀
損、滅失、漏えい
(c) 情報端末に格納されたデータの漏えい
(d)情報端末の盗難、紛失
(e) 情報端末の不適切な破棄
④ データを格納した可搬媒体等
(a)可搬媒体の持ち出し
(b)可搬媒体のコピー
(c) 可搬媒体の不適切な廃棄
(d)可搬媒体の盗難、紛失
(e) 可搬媒体接続による不正ソフトウェア感染
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