医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版(令和5年5月)Q&A (94 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html |
出典情報 | 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版(5/31)《厚生労働省》 |
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攻撃者
医療情報連携ネット
ワーク運営事業者
攻撃用サーバ
Web サーバ
①
③
医療機関等
IPsec や TLS1.2 以上に
より保護されたセッショ
ン
医療情報連携
ネットワーク
接続用端末 ②
図
セッション間の回り込み(イメージ)
シス13章第⑥条
シQ-40 「13.ネットワークに関する安全管理措置 」⑥に「 SSL-VPN は利用する
具体的な方法によっては偽サーバへの対策が不十分なものが含まれるため、使用する場
合には適切な手法の選択及び必要な対策を行うこと」とあるが、具体的にはどのように
利用するのか。
A
安全管理ガイドラインでは、偽サーバへの対策が不十分なものが多いため、医療情報
システムでは原則として使用するべきではないとしています。しかし SSL-VPN につい
てもクライアント型と呼ばれるものについては、
「専用のクライアントソフトがインスト
ールされた端末との間でのみアクセスする。つまり、誤って偽サーバに接続することが
なく、また内部サーバにアクセスできる端末も厳格に制限できるため、端末に IPsecVPN ソフトをインストールして構成するモバイル型の IPsec-VPN に近い形での運
用形態」が可能とされています(「TLS 暗号設定ガイドライン 3.01 版」IPA)。
従って、SSL-VPN を利用する場合には、13.ネットワークに関する安全管理措置
⑥に記載されているクライアント証明書を利用した TLS クライアント認証や「高セキ
ュリティ型」に準じた適切な設定を行った上で例外的にクライアント型の SSL-VPN な
どの利用によることが考えられます。
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