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2011年11月09日(水)
[医療保険] 医療費適正化、24 年度事業計画に向けて注目される取組み紹介
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全国健康保険協会が11月9日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、(1)平成24年度保険料率(p2~p33参照)(2)支部における医療費適正化の総合的対策(p34~p36参照)(3)23年度事業計画の実施状況(p37~p45参照)(4)24年度事業計画の骨子案(p46~p51参照)(5)委託契約に関する会計検査院の指摘(p52参照)―などについて報告が行われた。
平成24年度保険料率については、24・・・
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2011年11月02日(水)
[診療報酬] 医療経済実態調査結果報告される、病院では経営状況好転
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厚生労働省が11月2日に開催した、中医協の調査実施小委員会で配付された資料。この日は、第18回医療経済実態調査結果が厚労省より報告された。
医療経済実態調査は、医療機関等調査と保険者調査の2つで構成される。
医療機関等調査は、病院、診療所、歯科診療所、保険薬局の経営状況を調査分析したもの。保険者調査は、協会けんぽや健保組合、市町村国保など医療保険者の財政状況を見たものだ。
一般病院について、平成2・・・
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2011年10月31日(月)
[介護保険] 医療保険者からの介護納付金、総報酬割の導入で議論
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厚生労働省が10月31日に開催した、社会保障審議会の介護保険部会で配付された資料。この日は、社会保障・税一体改革における介護分野の見直しについて議論した。
テーマは(1)1号保険料の低所得者保険料軽減強化(2)介護納付金の総報酬割導入(3)給付に関する見直し―の大きく3点。
(1)の1号保険料(65歳以上)については、現在、市町村民税の課税状況等に応じて6段階に設定し、低所得者への配慮が行われている。しかし・・・
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2011年10月12日(水)
[医療保険] 24年度の保険料率、国庫補助率20%なら9%台に 協会けんぽ
- 全国健康保険協会が10月12日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、協会けんぽの平成24年度収支見込について議論を行った。資料では、協会けんぽの24年度収支(医療分)イメージが示されている。支出は、前期高齢者納付金や後期高齢者支援金、退職者給付拠出金の増加に伴い、8兆2918億円に上る見込み(70~74歳の自己負担割合が2割に引上げられる場合)。これを賄うためには、保険料率を全国平均で・・・
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2011年10月12日(水)
[医療保険] 年収300~600万円の高額療養費の自己負担上限は6万2000円と試算
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厚生労働省が10月12日に開催した、社会保障審議会の医療保険部会で配付された資料。この日は、主に受診時定額負担について議論を行った。
厚労省からは、高額療養費の見直し(p27~p35参照)と、受診時定額負担の創設(p36~p40参照)に関し、粗い財政試算が示された。
高額療養費については、大きく(1)一般所得区分を細分化し、自己負担限度額をきめ細かく設定する(2)年間の自己負担上限を設ける―という2つの見直・・・
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2011年10月06日(木)
[医療保険] 業績評価シートについて委員に具体的な説明行う 協会けんぽ
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厚生労働省が10月6日に開催した、全国健康保険協会業績評価に関する検討会で配付された資料。この日は、全国健康保険協会の業績に関する評価について議論した。
具体的には、(1)健康保険(p5~p29参照)(2)船員保険(p30~p41参照)(3)共通(p42~p44参照)―における平成22年度の評価項目一覧および評価シートが提示され、全国健康保険協会による具体的な説明が行われた。
(1)の健康保険では、大きく、サービ・・・
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2011年10月04日(火)
[医療保険] 24年度の協会けんぽ保険料率、10%台に突入する見込み
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全国健康保険協会は10月4日に、平成24年度協会けんぽの収支見込みについて公表した。そこでは、24年度の保険料率が10%の大台に乗ってしまうことなどが明らかにされている。
協会けんぽの24年度収支は、収入8兆3010億円に対し、支出が8兆2918億円で、差し引き93億円のわずかな黒字になる見込み。ここには、24年度の診療報酬改定の影響は織り込まれていない(p1参照)。
収入見込みの基礎となる保険料率について、協会け・・・
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2011年09月28日(水)
[医療保険] 中医協や社保審の進捗状況、報告される 協会けんぽ
- 全国健康保険協会が9月28日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、(1)社会保障審議会短時間労働者への社会保険適用等に関する特別部会(p2~p79参照)(2)医療の質の向上に資する無過失補償制度等のあり方に関する検討会(p79~p82参照)(3)社会保障審議会医療保険部会(p83~p110参照)(4)中央社会保険医療協議会等(平成23年度)(p111~p113参照)(5)全国健康保険協会業績評価・・・
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2011年09月23日(金)
[医療保険] 受診時定額負担は実質「保険免責制」 国民医療推進協議会
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日本医師会等の医療団体で構成される国民医療推進協議会は9月23日に総会を開き、受診時定額負担の導入などに反対する決議を行った。
受診時定額負担とは、社会保障・税一体改革成案に盛り込まれた、高額療養費見直しの財源を賄うために検討されている制度。初診・再診時に、3割の一部負担のほかに、100円程度の定額負担を求めるというもの。
この提案に対し協議会構成メンバーである日医は、「高額療養費を見直して、患者負・・・
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2011年09月16日(金)
[医療保険] 受診時定額負担で賛否両論、改定基本方針の論点も示される
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厚生労働省が9月16日に開催した、社会保障審議会の医療保険部会で配付された資料。この日は、高額療養費の見直し等や、平成24年度改定の基本方針策定について議論を行った。
高額療養費の見直しは、社会保障・税一体改革に盛り込まれているもの。現行制度には、(1)一般所得者の中に、負担が重い層がある(2)年間の医療費は同じでも、自己負担に大きな格差が生じるケースがある―などの批判がある(p84参照)。
(1)・・・
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2011年09月13日(火)
[医療保険] ジェネリックの使用促進に向け、総合的な取組みを 健保連他
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全国健康保険協会と健康保険組合連合会が9月13日に開催した、ジェネリック医薬品の使用促進に関するセミナーで配付された資料。セミナーでは、国、協会けんぽ、健保組合、市町村国保、後期高齢者医療広域連合がどういった取組みを行っているかが紹介されたほか、日本ジェネリック医薬品学会代表理事の武藤正樹氏をコーディネーターに迎えたパネルディスカッションなどが催された。
武藤氏は、ジェネリック医薬品と先発品とは国・・・
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2011年09月07日(水)
[医療保険] 22年度の協会けんぽ医療費、前年度比2.7%増の5兆4521億円
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厚生労働省が9月7日に開催した、全国健康保険協会業績評価に関する検討会で配付された資料。この日は、全国健康保険協会の平成22年度事業などについて評価分析を行った。
全国健康保険協会は、政府に代わり協会けんぽ(かつての政管健保)を運営する組織。平成22年度協会けんぽの事業状況を見てみると、(1)被保険者数は1959万2000人で、前年度に比べ0.3%増加(2)被扶養者数は1527万1000人で、前年度に比べ0.3%減少(3)被・・・
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2011年08月18日(木)
[24年度予算] 社会保障費の自然増認め、国民生活第一の施策を 民主党
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民主党の陳情要請対応本部は8月18日に、寄せられた陳情等を4つの観点で整理し、平成24年度予算概算要求に対応するよう、政府に向けた要請を行った。
同本部では、平成24年度予算の概算要求に向けて、6月初旬に地方自治体や諸団体から要請事項のヒアリングを実施。また党本部においても、各種団体からの予算に関する要請や提案を面談や文書で受け付けており、これまでに来年度予算に向けた6000件を超える要請・提案を各省庁に伝・・・
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2011年07月27日(水)
[診療報酬] 改定論議本格化の前に、中医協でも社会保障改革案の審議を
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厚生労働省が7月27日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、社会保障・税一体改革について議論したほか、先進医療専門家会議からの報告などを受けた。
社会保障・税一体改革については、このほど閣議報告された集中検討会議の「成案」が厚労省当局より報告され(p53~p79参照)、これに基づき委員間での自由討議が行われた。
まず、公益代表の牛丸委員(早稲田大学政治経済学術院教授)は「中医協では秋から・・・
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2011年07月25日(月)
[審査支払] オンラインによる請求前の資格確認、協会けんぽで10月より開始
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- 7月定例記者会見を開催(7/25)《支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
資料には、(1)社会保険診療報酬支払基金定款の変更(p2~p9参照)(2)審査関係訴訟事件の判決(p10~p13参照)(3)東日本大震災に伴う診療報酬等請求支払の状況(5月診療分)(p14~p23参照)(4)オンラインによる請求前の資格確認の実施(p24~p29参照)(5)支払基金における審査状況(5月診療分)(p30~p89参照)(6)特別審査委員会・・・
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2011年07月25日(月)
[医療保険] ジェネリック軽減額通知で16.8億円の医療費軽減 協会けんぽ
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全国健康保険協会が7月25日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、平成22年度決算について議論したほか、各種の報告を受けた。
まず、平成22年度の決算について見てみると、健康保険分は収入8兆3809億円に対し、支出8兆6219億円で、差し引き2410億円の赤字となっている。ただし、借入金償還金等を除くと1423億円の黒字となる(p3参照)。資料には科目ごとの詳細を示した決算報告書・・・
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2011年07月11日(月)
[医療保険] 22年度は医療分で2540億円の黒字、累積赤字減少 協会けんぽ
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全国健康保険協会は7月11日に、平成22年度協会けんぽの決算見込みを公表した。
国会計ベースの決算見込み書をみると、22年度医療分の収入(見込み、以下同)は7兆8172億円、支出は7兆5632億円で、差し引き2540億円(収支差)の黒字となっている。平成22年12月時点では収支差を2063億円と見込んでいたが、500億円程度改善している。これを赤字償還に充てることで、累積赤字は639億円に減少している(p2参照)。一方、介護分・・・
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2011年07月11日(月)
[医療保険] サービスの一層の向上をかかげ、業務内容を周知 支払基金
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- ひと目でわかる!支払基金(7/11)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 医療保険
支払基金は、診療報酬の「適正な審査」と「迅速な支払」を通じて医療保険制度の公正性と信頼性を担保し、皆保険制度を支える専門機関である。主として被用者保険(医療保険)において、1万3000ヵ所の保険者(協会けんぽ、健康保険組合、共済組合等・・・
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2011年07月07日(木)
[社会保障] 公平性・給付の重点化等に着目した具体案の策定を 健保連
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健康保険組合連合会は7月7日に、「社会保障と税の一体改革成案」についての会長談話を公表した。健保連は、このほどまとめられた成案について「一部評価できるが、目指すべき社会保障制度の姿やそれに至る道筋が示されておらず、個々の制度に関しても課題が多く残されている」と批判。「国民間の負担の公平性や給付の重点化・効率化に着目した具体案として国民的合意を図るべき」との姿勢を示している(p1参照)。
具体的・・・
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2011年07月06日(水)
[後発品] 平成23年3月の後発品割合は22.3%と急落 協会けんぽ
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全国健康保険協会は7月6日に、協会けんぽにおけるジェネリック医薬品使用割合の速報値について発表した。
数量ベースで見たジェネリック医薬品使用割合は平成22年7月の22.2%から平成23年1月の23.1%まで緩やかな上昇を続けていたが、平成23年2月に22.9%へ、さらに同年3月には22.3%へと急落傾向を見せた(p1参照)。
主な薬効分類別の使用状況では、中枢神経用薬が、平成23年1月の22.6%から3月には20.6%へ2ポイント・・・
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2011年06月23日(木)
[診療報酬] 22年度の再診料改定により、病診の外来で明暗くっきり
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厚生労働省は6月23日に、平成22年社会医療診療行為別調査の概況を公表した。健保組合、協会けんぽ、国保、後期高齢者医療における平成22年6月審査分のレセプトを抽出し、医療行為や傷病の状況を調査したもの。
入院について見てみると、1件あたり点数は4万5781.9点で、前年に比べて2173.4点、5.0%増加している。内訳を見ると、出来高部分は減少が目立つが、DPC部分の増加が大きくなっている。1日あたり点数は2755.2点で、前年・・・
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2011年06月09日(木)
[社会保障] 消費税だけでなく社会保険料の工夫も必要 櫻井財務副大臣
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櫻井財務副大臣が6月9日に行った記者会見の概要。社会保障改革に向けた消費税増税と、復興対策に向けた国民負担の考え方についてコメントしている。
政府が6月2日に示した社会保障改革原案では、2015年度までに消費税率を段階的に10%まで引き上げ、社会保障改革経費を賄うとしている。一方、震災復興のためには数十兆円の公費が必要とされており、今後の増税は避けられない状況だ。この点について財務副大臣は「短期間で大き・・・
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2011年05月31日(火)
[医療費] 1人当たり入院医療費の高さが、国保医療費を押し上げる 厚労省
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厚生労働省は5月31日に、平成21年度の医療給付実態調査報告を公表した。この調査は、レセプトに基づいて、医療保険制度加入者の受診や疾病等の状況を年齢別、疾病分類別等さまざまな切り口から観察し、医療保険制度の健全な発展のための基礎資料を得ることを目的として実施されるもの。平成20年度から全医療保険の全レセプトが対象となっている。
年齢階級別・医療保険制度別に1人当たり医療費を見ると、若年世代で低く、40歳・・・
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2011年05月31日(火)
[医療保険] 協会健保と健保組合で、被保険者の所得格差浮き彫りに
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厚生労働省は5月31日に、健康保険・船員保険被保険者実態調査報告(健康保険編、平成22年10月)を公表した。これは、平成22年10月1日現在における、健康保険(協会けんぽ、健保組合)被保険者・被扶養者の年齢構成、報酬月額、事業所の状況などを明らかにしたもの。
加入者の年齢構成を見ると、協会けんぽでは、健保組合に比べて高年齢者(55歳~74歳)の割合が多い(p7~p8参照)。
次に、平均標準報酬月額を見てみると、・・・
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2011年05月30日(月)
[医療保険] 国庫補助率20%でも、協会けんぽの27年度保険料率は10%以上
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- 全国健康保険協会運営委員会(第29回 5/30)《協会けんぽ》
- 発信元:全国健康保険協会運営委員会 カテゴリ: 医療保険
資料には、一定の前提に基づく試算として、平成23年度~27年度の収支見通しが示された。それによると、平成25年度以降も国庫補助率が16.4%で継続する場合、24年度の保険料率は9.8%~9.9%に上昇し、25年度以降には、10.0%以上になることが示されている。一方、24年度以降、国庫補助率・・・
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