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2019年12月20日(金)
[改定情報] 看護必要度の評価項目、判定基準の見直し案を提示 厚労省
- 厚生労働省は12月20日の中央社会保険医療協議会・総会に、「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」の評価項目や該当患者の判定基準の見直し案などを示した。評価項目では、A項目から免疫抑制剤の内服治療を除外し、C項目に入院実施率が高い一定点数以上の手術と検査を追加することを提案。2018年度改定時に導入された、判定基準の2は医学的理由による入院の割合が低いことなどを考慮して廃止するが、同基準に含まれる・・・
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2019年12月19日(木)
[医療提供体制] 無職含む「その他」医師、種別で最も高い増減率 厚労省
- 厚生労働省はこのほど、2018年の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」を公表した。全国の届出「医師」は、16年の前回調査と比べて7,730人増の32万7,219人となった。「医師」の男女別の増減率に関しては、女性が男性を上回った。また、「施設・業務」を種別で見ると、「無職の者」と「その他の業務の従事者」を合わせた「その他の者」の増減率が最も高かった(p5~p6参照)。 医師(総数)の増減率は2.4%で、男性が1.4%、女・・・
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2019年12月19日(木)
[医療提供体制] 保険医療機関・薬局の指定取消、18年度は24件 厚労省
- 厚生労働省はこのほど、2018年度の保険医療機関と保険薬局の指導・監査の実施状況を公表した。指定の「取消処分」は、「取消相当」を含めて計24件あり、このうち、医科は9件、歯科は12件、薬局は3件だった。指導などの結果、返還を求めた額は約87億3,840万円(p1参照)。 医科の指導・監査の実施状況を見ると、「個別指導」「新規個別指導」「集団的個別指導」を合わせた指導の件数は8,513件で、前年度と比べて228件増えた・・・
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2019年12月18日(水)
[診療報酬] PET共同利用、他院受診時の入院料の減額緩和を 厚労省
- 厚生労働省は18日の中央社会保険医療協議会・総会で、医療機関がポジトロン断層撮影(PET)を他院と共同で利用した場合、「入院中の他医療機関受診時の入院料」の減額を緩和することを提案し、おおむね了承された。ガンマナイフなど高度な放射線治療機器の共同利用の場合と同様の対応で、より効率的なPETの利用を推進するのが目的(p123参照)。 PETについては、入院中の患者が他の医療機関でその検査を受けた場合、入院す・・・
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2019年12月18日(水)
[診療報酬] 都市部の特区で遠隔服薬指導、薬剤服用歴管理指導料の算定可に
- 厚生労働省は18日の中央社会保険医療協議会・総会で、国家戦略特区における離島やへき地以外で薬剤師が遠隔服薬指導を実施した場合に一定の要件を満たせば、暫定的に「薬剤服用歴管理指導料」を算定できるようにすることを提案し(p162参照)、了承された。その場合の遠隔服薬指導は、原則として毎回、同じ薬剤師による実施が条件となる。 特区での遠隔服薬指導については、2018年7月18日の中医協・総会でも議論され、一定・・・
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2019年12月18日(水)
[診療報酬] 薬剤師の血液検査結果活用に日医が反対 中医協・総会
- 調剤の対人業務の新たな評価項目として厚生労働省が再度提案した「糖尿病患者に対する調剤後のフォローアップ」と「血液検査結果の活用による処方内容の変更」は、18日の中央社会保険医療協議会・総会で、日本医師会の委員から改めて否定的な見解が示された。特に、血液検査結果の活用については、疑義照会としての評価の範囲を超えて新たに評価する意味が強く問われた(p62参照)(p68参照)。 糖尿病患者に対する調剤・・・
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2019年12月18日(水)
[診療報酬] 時短への「緊急的な取り組み」、診療報酬で評価 中医協・総会
- 厚生労働省は18日の中央社会保険医療協議会・総会で、医療機関が自院の状況を踏まえ、医師の労働時間短縮のために「緊急的な取り組み」を実施した場合に診療報酬で評価することや、過酷な勤務環境の救急医療体制で重要な機能を担う医療機関をさらに評価することを提案し、おおむね了承された。医師の働き方改革を進めるのが狙い(p115参照)。 厚労省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2018年2月にまとめた「医師の労・・・
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2019年12月18日(水)
[診療報酬] オンライン診療料の算定要件見直しを提案 中医協総会で厚労省
- 厚生労働省は18日、2020年度の診療報酬改定でオンライン診療料の算定要件を見直すことを中央社会保険医療協議会・総会に提案した。現在の仕組みでは、過去1年間に6回以上通院してからでないとこの診療料を算定できないが、直前の3カ月間に対面診療を行うなど患者の状態を適切に把握できている場合にも算定を認める方向で検討する(p10参照)。 また、高度な専門性を持つ医師が離れた場所にいるケースを想定し、難病など希少・・・
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2019年12月18日(水)
[診療報酬] 厚労省、調剤報酬の対人業務評価を提案 中医協・総会
- 厚生労働省は18日の中央社会保険医療協議会・総会に、調剤報酬の対人業務評価について、同一薬局利用時に薬剤服用歴管理指導料の点数が低くなる期間を6カ月から短縮すること、また新たな評価として、▽喘息患者・COPD患者の吸入薬についての医師または患者・家族の求めによるデモ機を使用した吸入指導▽退院後に簡易懸濁法を開始する患者に医師または患者・家族の求めによる簡易懸濁法の指導▽糖尿病患者に対する調剤後のフォローア・・・
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2019年12月18日(水)
[改定情報] 救急病院の医師時短の取り組みを手厚く評価 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は12月18日、医師の働き方改革への次期診療報酬での対応について議論した。医師の働き方改革では今年3月に、労働時間管理の適正化の取り組みや、36協定の自己点検の実施などを盛り込んだ「緊急的な取り組み」が関係者に周知された。2024年4月の時間外労働の上限規制導入に向け、その着実な遂行が求められることから、厚生労働省は、医療機関における緊急的な取り組みの実施を診療報酬で評価すること・・・
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2019年12月18日(水)
[改定情報] 「オンライン診療料」の要件見直し案などを提示 厚労省
- 厚生労働省は12月18日の中央社会保険医療協議会・総会に、「オンライン診療料」の事前の対面診療や緊急時の対応などに関する要件を、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の改訂内容や診療現場の実態に合せて見直すことなどを提案した。◆緊急時対応や事前の対面診療要件などの見直しを提案 「オンライン診療料」の「緊急時に概ね30分以内に対面診療が可能な体制」の確保を求める要件については、「日常的に通院・訪問に・・・
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2019年12月17日(火)
[労働災害] 労働災害発生状況 19年12月速報 厚労省
- 厚生労働省は17日、2019年12月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。19年1月-11月に発生した労働災害の詳細は以下の通り(主なもの)(p1~p3参照)。【死亡災害】●死亡者数:704人(前年同期比60人減・7.9%減)●事故の類型別発生状況:▽墜落・転落/191人▽交通事故(道路)/133人▽はさまれ・巻き込まれ/94人【死傷災害(休業4日以上)】●死傷者数:10万1,984人(2,468人減・2.4%減)●事故の類型別発生状況:▽転・・・
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2019年12月17日(火)
[診療報酬] 薬価改定、薬剤費ベースでは▲4.38% 厚労省
- 2020年4月の薬価改定は、薬剤費ベースでは▲4.38%となる。内訳は、実勢価等改定▲1.98%、市場拡大再算定の見直し等▲0.05%で、それら以外の▲2.35%が10月実施の消費税改定の満年度化分。厚生労働省が、20日の中央社会保険医療協議会・総会後の記者説明で明らかにした(p1~p2参照)。 政府が診療報酬改定率を決定した17日の段階では、薬価改定率は医療費ベースで示され、全体で▲0.99%、うち実勢価等改定▲0.43%、市場拡大再・・・
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2019年12月17日(火)
[医療提供体制] 病床削減への支援に国費84億円を確保へ 民間病院も対象
- 加藤勝信厚生労働相は17日、2020年度政府予算案の編成を巡る麻生太郎財務相との折衝で、病床を削減する病院を支援するための経費として、同年度に限り国費84億円程度を確保することで合意した。25年を想定して各都道府県が策定した地域医療構想の実現策の一つという位置付けで、自治体立や公的だけでなく民間病院の病床削減も支援する。 新たな支援は、病床が過剰な二次医療圏内の病院が稼働病床を10%以上削減したケースが対象・・・
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2019年12月16日(月)
[介護] 厚労省が「介護保険制度の見直しに関する意見」の素案 社保審部会
- 厚生労働省は16日、社会保障審議会・介護保険部会で介護保険制度の次期改正に向けた見直し案を示した(p92~p118参照)。焦点だったケアマネジメントへの利用者負担の導入や要介護1・2の利用者への生活援助サービス等の介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)への移行は結論が見送られる(p128~p130参照)。一方で、低所得者に対する食費・居住費の助成(補足給付)を見直すほか、一定以上の所得がある介護サービス利・・・
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2019年12月13日(金)
[医療提供体制] ゲノム医療推進へ体制の整備に5.8億円 19年度補正予算案
- 厚生労働省は、13日に公表した2019年度補正予算案の概要で、全ゲノムの本格解析に向けた体制の整備に5.8億円を充てるとしている。これにより、全ゲノム解析を試験的に実施する方針だ(p5参照)。 厚労省は、提示した追加額1,272億円のうち、275億円を「未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上」に充当する(p2参照)。 そのうち、医療関連分野に関しては、▽感染症対策にかかわ・・・
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2019年12月13日(金)
[診療報酬] フォーミュラリー評価案に日医委員、時期尚早と反対 中医協
- 厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・総会に、入院患者の薬剤適正使用の推進として、「使用ガイド付き医薬品集」(フォーミュラリー)の作成・維持を試行的に推進するため、特定機能病院を対象に評価することを論点として提示した。支払側委員の一部が強く支持、日本薬剤師会の委員も支持したが、日本医師会や病院団体委員はその推進自体には賛意を示したものの、診療報酬評価は時期尚早として強い反対姿勢を示した・・・
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2019年12月13日(金)
[診療報酬] 看護必要度B項目、「根拠となる記録」が不要に 中医協・総会
- 厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・総会で、一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)のB項目の評価について、「患者の状態」と「介助の実施」に分けることや、残す必要がある「根拠となる記録」を不要とすることを提案し(p63参照)、合意を得た。看護記録など書類作成にかかわる看護職員の負担軽減を図るのが目的。 看護必要度I・I IのB項目については、評価日の患者の状況などに基づいて判断し・・・
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2019年12月13日(金)
[診療報酬] 遺伝性の乳・卵巣がん、切除手術を診療報酬で評価 中医協
- 厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・総会で、遺伝性の乳がんや卵巣がんを発症した患者に対し、新たながんを防ぐために健康な状態の乳房などを予防的に切除する手術を診療報酬で評価することを提案し、了承された。また、切除を希望しない患者に対するフォローアップ検査を保険診療の対象とすることも提案し、合意を得た(p24参照)。いずれも、2020年度から適用される。 新たな評価は、生まれつき遺伝子に変異があ・・・
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2019年12月13日(金)
[診療報酬] 特定機能病院、回復期リハ病棟の届け出を不可に 厚労省が提案
- 厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・総会で、特定機能病院による回復期リハビリテーション病棟入院料の届け出を認めないようにすることなどを提案し、大筋で了承された(p79参照)。ただ、診療側の委員は、特定機能病院が同入院料を算定している場合、その理由を確認するよう厚労省に求めた。 特定機能病院については、その機能や体制などを診療報酬で評価する観点から、特定機能病院入院基本料が設けられているが・・・
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2019年12月13日(金)
[診療報酬] 次期薬価制度改革の骨子のたたき台を了承 中医協専門部会
- 厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会に、「次期薬価制度改革の骨子(たたき台)」を提示、了承された。次回に、骨子としてまとめ、中医協・総会に報告する。改定内容は11月22日の「論点整理」を基本に、その後の製薬業界ヒアリングでの議論から、後発品は最高価格の30%を下回る価格帯でも改定前薬価を上回る場合は別の価格帯を設定することを追加記載した。また、未定だった類似薬効比較方式Iの算定品で新・・・
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2019年12月13日(金)
[改定情報] 看護必要度のB項目を患者の状態と介助の実施で区分 中医協総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は12月13日、一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」のB項目について、現在は一体的評価となっている「患者の状態」と「介助の実施」を区分することを決めた。この結果、ADLを含む患者の状態がよりわかりやすくなるほか、看護師の業務負担軽減にもつながる二重の効果が期待できるという。また厚生労働省は、医学的有用性や経済性を考慮して作成する医薬品の使用指針(「使用・・・
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2019年12月11日(水)
[診療報酬] ニコチン依存症管理料の対象に加熱式たばこを提案 厚労省
- 厚生労働省は11日の中央社会保険医療協議会・総会で、医療機関が加熱式たばこを吸う人に対して禁煙治療を行った場合もニコチン依存症管理料を算定できるようにすることなどを提案した。たばこの健康への影響や加熱式たばこに関する一定のエビデンスが集まったためで、2020年度診療報酬改定の論点に挙げた(p140参照)。しかし、支払側の一部の委員が、治療後の継続的な禁煙状況などの検証が行われないまま、同管理料の対象を・・・
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2019年12月11日(水)
[診療報酬] 依存症集団療法、評価対象にギャンブル依存症を提案 厚労省
- 厚生労働省は11日の中央社会保険医療協議会・総会で、薬物依存症に対する集団療法を診療報酬で評価する依存症集団療法(340点)の対象に、ギャンブル依存症を加え、医療機関が「標準的治療プログラム」に沿って治療を行った場合の評価を新設することを、2020年度診療報酬改定の論点に挙げた(p120参照)。ギャンブル依存症に関する同プログラムの有効性が示されたことを踏まえた提案だが、支払側は、医療保険財源が限られて・・・
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2019年12月11日(水)
[診療報酬] 機能強化加算、文書での患者説明の要件化を提案 厚労省
- 厚生労働省は11日の中央社会保険医療協議会・総会で、「かかりつけ医」の機能を持つ医療機関が初診を行った場合に算定できる機能強化加算(80点)の算定要件に、文書での患者説明を追加することなどを2020年度診療報酬改定の論点に挙げた(p77参照)。「かかりつけ医」機能を普及させるための提案だが、診療側は医療機関の負担が増えるなどとして反対の姿勢を示した。一方で支払側は、患者から「かかりつけ医」に選んでもら・・・
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