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2012年05月18日(金)
[病院] 病院等の非常時用蓄電池設備需要の高まりを受け、政令改正
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総務省消防庁は5月18日に、「危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令」について公表した。
改正の概要は、一般取扱所に係る技術基準の特例に関するもので、指定数量以上の危険物を用いた蓄電池設備を設置する一般取扱所を建築物(病院やオフィスビル等)の地階等に設置できるよう特例を定める。特例は、総務省令で定めることとなる。
一般取扱所とは、ガソリンスタンド等の給油取扱所、容器入り塗料等の販売所やパイ・・・
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2012年03月30日(金)
[救急医療] 救急搬送と受入れの実施基準、策定済後の実態調査等を報告
- 総務省消防庁は3月30日に、「平成23年度 救急業務のあり方に関する検討会 報告書」をとりまとめ、公表した。この検討会では、今後も見込まれる救急需要の増大に対し、救急業務の今後の課題や、対応策などについて検討を重ねてきた。また、本検討会の下部組織として「災害時における救急業務のあり方に関する作業部会」(大規模災害時における専門的内容)および、「救急隊員の救急蘇生ワーキンググループ」(JRC蘇生ガイドライ・・・
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2012年03月30日(金)
[救急医療] 社会全体で共有するトリアージプロトコル、24年度末までに作成
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総務省消防庁は3月30日に、「平成23年度 社会全体で共有する緊急度判定(トリアージ)体系のあり方検討会 報告書」について公表した。
近年、救急出動件数は大幅に増加しており、救急隊の現場到着時間や医療機関選定における時間などが延びている。この点を重視した消防庁は、検討会を設置し、医療資源を最大限活用するため、緊急性が高い疾病者を適切に判断し、医療機関へ早急に搬送する方策について研究を重ねてきた・・・
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2012年02月24日(金)
[救急医療] 情報の共有化やトリアージ基準の標準化を目指す
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総務省消防庁は2月24日に、「社会で共有する緊急度判定(トリアージ)のめざすもの」について公表した。これは、日本臨床救急医学会の緊急ワークショップにおいて、同庁救急企画室の海老原室長が発表したもの。
救急医療需要が拡大する中で、傷病者の緊急度に応じた最適な救急対応策を選択できる仕組みづくりなどによる救命率の向上を目指し、社会全体で共有できる緊急度判定システム(トリアージ)の構築および緊急電話相談体・・・
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2012年02月23日(木)
[意見募集] 特養ホーム等、避難マニュアル等作成すれば準耐火施設化認める
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- 「厚生労働省関係構造改革特別区域法第二条第三項に規定する省令の特例に関する措置及びその適用を受ける特定事業を定める省令等の一部を改正する省令案」に係る意見募集について(2/23)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 高齢者支援課 カテゴリ: 介護保険
特別養護老人ホームや短期入所生活介護事業所などについては、原則として耐火建築物でなければならないが、一部地域においては、試験的に「準耐火建築物」とすることが認められている(構造改革特区)。今般、特区で・・・
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2011年12月22日(木)
[救急医療] 東日本大震災の概要や消防機関等の活動状況を解説 消防白書
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総務省消防庁は12月16日に、平成23年版の消防白書を公表した。平成23年版では、東日本大震災の概要や消防機関等の活動状況等、火災をはじめとする各種災害の現況と課題、消防防災の組織や活動等について解説している。
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)およびその後の余震は、死者1万6079名、行方不明者3499名という甚大な被害をもたらした(平成23年11月11日現在)(p38参照)。白書では、東日本大震災について(1)・・・
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2011年12月16日(金)
[救急医療] 一般市民による心肺停止傷病者へのAED件数1298件 消防庁
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総務省消防庁は12月16日に、平成23年版の救急・救助の現況を発表した。それによると、平成22年中の救急自動車による救急出場件数は546万3682件で、前年に比べ34万1456件増加。また、搬送人員も497万9537人で、前年に比べ29万6546人増加している。
現場到着までの所要時間は、全国平均8.1分(前年は7.9分)。医療機関収容までの所要時間は、全国平均37.4分(同36.1分)となっている。搬送人員の傷病の程度をみると、軽症が最も・・・
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2011年12月09日(金)
[防災] 平成22年度末時点で、診療施設では75.1%が耐震化済
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総務省消防庁はこのほど、防災拠点となる公共施設等の耐震化推進状況調査結果を公表した。
公共施設等は多数の利用者が見込まれるほか、地震災害の発生時には災害応急対策の実施拠点や避難所になるなど、防災拠点としても重要な役割を果たしていることから、これら施設を対象に、耐震化進捗状況の確認を目的とした調査が行われたもの。
調査の結果、平成22年度末時点で防災拠点となる公共施設等は17万9491棟、このうち13万58・・・
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2011年09月29日(木)
[24年度予算] ICT活用した医療情報連携基盤の作成支援など実施 総務省
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総務省は9月29日に、平成24年度予算概算要求の概要を公表した。消防庁などを含めた所管合計では18兆3854億円の要望で、前年度当初予算に比べて6638億円、3.7%の増額要望となっている(p2参照)。
主要事項は、(1)震災からの復興(690億円+事項要求)(2)地域の自主性・自立性を高めるための改革(17兆4669億円)(3)ICTによる日本再生(1347億円)(4)消防防災行政の推進(345億円)(5)国民本位の電子行政の実現・・・
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2011年09月26日(月)
[救急医療] 東日本大震災関連で、23年上半期は東北3県で4700人を搬送
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総務省消防庁は9月26日に、平成23年上半期の救急出動件数等(速報)を公表した。
速報によると、平成23年上半期(1月から6月まで)の救急出動件数は278万3873件で、前年同期と比べて16万3416件(6.2%)増加し、救急搬送人員は252万2462人で、前年同期と比べて13万2386人(5.5%)増加している(p4参照)。
平成23年上半期の救急出動件数等のうち、東日本大震災に関連した岩手県、宮城県、福島県の緊急消防援助隊の救急・・・
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2011年09月14日(水)
[救急医療] 23年8月の熱中症による救急搬送、前年比1万人減の1万7566人
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総務省消防庁は9月14日に、平成23年8月の熱中症による救急搬送の状況(確定値)を公表した。
資料によると、平成23年8月に熱中症で救急搬送された人は、全国で1万7566人。前年同月の2万8448人に比べ、1万882人減(0.62倍)となった。「23年8月は太平洋高気圧の勢力の変動が大きく、各地域とも暑い時期と涼しい時期があった。しかし、月平均気温は北日本で高いほかは、全国的に平年並みであったため(平成22年8月は統計開始以来・・・
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2011年09月08日(木)
[救急医療] バイスタンダーによる応急手当、年々増加し22年は5万2524人
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総務省消防庁は9月8日に、平成22年救急・救助の概要を公表した。
資料では、平成22年は、(1)救急自動車の出動件数および搬送人員は、それぞれ546万2848件(対前年比34万622件、6.6%増)、497万8701人(同29万5710人、6.3%増)で、過去最多(2)救急自動車は5.8秒に1回の割合で出動、現場到着までの時間は全国平均で8.1分、病院収容までの時間は全国平均で37.4分(3)救急搬送人員の傷病割合は「軽症」が50.4%、「中等症」・・・
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2011年08月31日(水)
[救急医療] 住民の応急手当、専門性高め受講機会拡大のため実施要綱を改正
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総務省消防庁は8月31日に、応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱の一部改正に関する資料を公表した。
住民に対する応急手当の普及啓発は、「応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱」に基づき実施されている。平成21年では、全国で約157万人が応急手当講習を受講し、心肺停止傷病者の救命率の向上に結びついているという。また先般、日本蘇生協議会(JRC)と日本救急医療財団(心肺蘇生法委員会)で構成された・・・
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2011年07月22日(金)
[救急医療] 受入れ照会回数4回以上は全体の3%を超える 消防庁調査
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総務省消防庁は7月22日に、平成22年中の救急搬送における医療機関の受入状況等についての実態調査結果を公表した。本調査は、平成22年中に行われた救急搬送を対象に、(1)搬送人員(2)医療機関に受入照会を行った回数ごとの件数(3)受入に至らなかった理由ごとの件数(4)照会回数11回以上の事案における受入に至らなかった理由等―など6つの項目について調査したもの(p1参照)(p11参照)。
総搬送人数は、平成22・・・
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2011年07月12日(火)
[救急医療] AED使用促進対策費、厚労省・消防庁の平成23年度予算に計上
- 政府は7月12日に、「自動体外式除細動器(AED)の重要性に関する質問に対する答弁書」を公表した。衆議院議員は、「東日本大震災の被災地において、震災発生後から4月末まで、震災関連死とみられる被災者の半数近くが不整脈が原因で死亡しており、病院到着前にAEDを迅速に使用すれば救命できた」と考えられることから、「被災地におけるAEDを使用した病院到着前救護の活動状況(地域・蘇生・死亡)」や「AED使用による救命率向上・・・
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2011年06月22日(水)
[救急医療] 社会全体で共有するトリアージ体系について検討開始 総務省
- 総務省消防庁が6月22日に開催した、「社会全体で共有するトリアージ体系のあり方検討会」の初会合で配付された資料。傷病者の緊急度に応じた最適な救急対応策を選択できる仕組みづくりが必要であることから、社会全体で共有できる緊急度判定システム(トリアージ)の構築および救急電話相談体制の充実が求められている。この検討会は、こうした救急業務に関する課題を検討するために設置されたもの。平成18年度の「救急業務にお・・・
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2011年05月31日(火)
[介護] 避難者1万人以上の県に、20億円の介護支援体制整備の交付金支給
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厚生労働省はこのほど、平成23年度介護支援体制緊急整備等臨時特例交付金の交付に関する通知を発出した。
この交付金は、震災の被災地の救援および復興段階において、避難所や仮設住宅等の高齢者・障害者等に対して必要となる取組を推進するための基金を造成し、当該基金を活用することを目的としたもの。
交付額は、特定被災区域を有する県を対象として、当該県の平成23年5月2日現在の避難者数(消防庁災害対策本部発表)に・・・
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2011年05月12日(木)
[救急医療] トリアージシステム構築、人材育成などにつき見解を取りまとめ
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総務省消防庁は5月12日に、平成22年度救急業務高度化推進検討会の報告書を公表した。消防庁は救急業務の高度化、救命率の向上などをめざし、救急業務高度化推進検討会を開催してきた。具体的には、トリアージ、メディカルコントロール、救急蘇生の各作業部会を設置し、個別分野の詳細を検討してきた。
本報告書は(1)救急の各段階における緊急度判定(2)救急業務における人材育成と充実強化(3)心肺蘇生に関するガイドライ・・・
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2011年04月15日(金)
[救急医療] 「真に必要な場合」見分けるため、救急車利用マニュアルを作成
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総務省消防庁は4月15日に、「救急車利用マニュアル」を公表した。
救急車で搬送された人の半数が、入院を要しない軽症者であると指摘されている。そうした中、救急車が真に救急医療を必要とする人の搬送に特化できる体制の整備が求められている。その中には、たとえば「軽症者からは別途実費を徴収する」といった考え方もあるが、消防庁では、国民が主体的に「本当に必要なときのみ救急車を利用する」と考えられるよう、このマ・・・
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2011年03月13日(日)
[医療提供体制] 計画停電による医療への影響には十分に対応する 菅首相
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菅内閣総理大臣が3月13日に発した、東北太平洋沖地震を受けた国民へのメッセージ。菅首相は、自衛隊や警察、消防、海上保安庁、外国支援等による救出状況を報告するとともに、200を超える災害派遣医療チームが現地に入っていることを強調している。さらに、東京電力による計画停電の実施により、医療や保健機器などへの悪影響が出ることを憂慮し、政府の対策会議において対策を講じるとしている(p1~p2参照)。
また、資料2・・・
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2011年03月08日(火)
[救急医療] トリアージについて、緊急度の定義や家庭等での対応を整理
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総務省消防庁が3月8日に開催した、救急業務高度化推進検討会で配付された資料。この日は、報告書案が事務当局から示され、それに基づいた議論を行った。
報告書案は、大きく(1)緊急度判定(トリアージ)(p59~p108参照)(2)人材育成と充実強化(p109~p155参照)(3)救急救命士の処置範囲拡大(p156~p158参照)(4)救急に関する統計と医療情報と連結した調査・分析(p159~p178参照)(5)心肺蘇生ガイドライ・・・
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2011年03月03日(木)
[新型インフル] 患者搬送にかかる消防と都道府県等の協議、3割が予定なし
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総務省消防庁が3月3日に開催した、消防機関における新型インフルエンザ対策検討会で配付された資料。この日は、入院・転院勧告対象患者の搬送に関する都道府県との協議事項などについて議論を行った。
感染症法や検疫法では、(1)新型インフル確定患者を感染症指定医療機関へ移送する業務は都道府県(2)新型インフル患者の隔離などに伴う搬送業務は検疫所(厚労省所管)―が責任主体とされている。しかし、新型インフルの確定・・・
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2011年02月18日(金)
[救急出動] 熱中症による救急搬送、平成22年は前年を4万人上回り5万3843人
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総務省消防庁は2月18日に、平成22年の救急出動状況(速報)を公表した。
速報によると、平成22年の救急出動件数は、前年と比べて34万975件(6.7%)増加し、546万3201件だった。これは、平成19年の529万件を超え、過去最高の出動件数となっている(p4参照)。また、事故種別出動件数では、急病が前年より24万8814件増加しており、増加件数の約73%を占めている。全国の802消防本部のうち、出動件数が増加した消防本部は748・・・
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2011年02月14日(月)
[救急医療] 10年間で救急出動数は30%増えるも、救急隊数は7%増にとどまる
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総務省が2月14日に開催した、消防審議会で配付された資料。この日は、平成23年度消防庁予算(案)や消防と医療の連携について議論した。
消防庁の平成23年度予算(案)は、総計で131億8700万円。このうち、元気な日本復活特別枠要望総額は、30億7600万円となっており、(1)緊急消防援助隊・消防防災体制の充実強化(2)災害時要援護者に対する支援(3)救急救命体制の強化・国際消防援助隊の充実―といった施策が行われる・・・
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2011年02月14日(月)
[救急医療] 救急医療の東京ルール、ルールIが着実に浸透
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東京都は2月14日に、平成22年度東京都救急搬送実態調査結果(速報)を公表した。東京都は、平成22年7月から迅速・適切な救急医療体制の確保に向けた「救急医療の東京ルール」を運用している。
都は、ルール運用の開始を機に、東京における救急医療の状況を把握し、「ルール」の運用実績等の評価・検証を行うとともに、「ルール」の一層の定着に向けた改善策を検討するため、救急搬送実態調査を実施した。
東京消防庁および稲・・・
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