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2022年03月04日(金)
[診療報酬] 22年度薬価改定を告示、薬剤費ベースの改定率▲6.69% 厚労省
- 厚生労働省は4日、4月1日実施の薬価基準改定を官報告示した。改定率は、医療費ベースで▲1.35%。このうち不妊治療の保険適用に伴う薬剤の新規収載分が+0.09%あり、既収載品の実勢価などに基づく改定分は▲1.44%で、その薬剤費ベースの改定率は▲6.69%となる(p2参照)。 医療費ベース▲1.44%、薬剤費ベース▲6.69%という薬価引き下げは、近年では薬価制度抜本改革で引き下げ幅が拡大された2018年度改定の医療費ベース▲1.6・・・
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2022年02月16日(水)
[医療改革] 「かかりつけ医」の制度化を引き続き主張 財政審・分科会
- 財政制度等審議会の財政制度分科会は16日、2021年12月にまとめた提言の22年度予算案への反映状況を確認し、議論を交わした。提言していた「かかりつけ医」の制度化について、引き続き推進を求める意見が出た。また、社会保障の給付の徹底的な効率化を求める委員もいた。分科会後の記者会見で、増田寛也分科会長代理(東京大学公共政策大学院客員教授)が明らかにした。 財政審は21年12月の提言(秋の建議)で、今後の制度面での・・・
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2022年01月19日(水)
[診療報酬] 薬価や保険医療材料などの制度見直し案を了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は19日、薬価や保険医療材料、費用対効果評価に関する各制度の2022年度の見直し案をいずれも了承した(p1参照)。それぞれの内容に沿って制度改革を進める。 このうち、薬価制度に関しては、厚生労働省が2021年12月にまとめた「改革の骨子」を基に整理した薬価算定基準の見直し案を総会に提示した(p73参照)。 改正後は、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の対象品目の要件に、効能・・・
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2022年01月19日(水)
[医療提供体制] 定期接種ワクチンのモニタリングに民間データを活用
- 厚生労働省の「ワクチンの流通情報の基盤整備に向けた検討会」は19日、定期接種ワクチンについて、卸売販売業者から医療機関へのワクチン納入実績などを集約する民間事業者のデータを偏在・不足解消に向けたモニタリングに活用することで一致した。また、モニタリングしたデータを一般公開する方向で検討を進める。 2021年12月20日の第1回会合では、▽医療機関によるワクチンの接種実績を市町村が把握できるまで1、2カ月かかる▽・・・
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2022年01月14日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 1月17日-1月22日
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- 来週注目の審議会スケジュール(1月17日-1月22日)(1/14)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2021年12月24日(金)
[予算] 社会保障関係費、過去最大の36兆2,735億円 22年度政府予算案
- 政府は24日の閣議で、2022年度予算案を決定した。一般会計歳出の総額は107兆5,964億円で前年度の当初予算よりも9,867億円(0.9%)増え、過去最大を更新。このうち、医療や介護などの社会保障関係費は4,393億円(1.2%)増の36兆2,735億円で、一般会計歳出全体の3割超を占める(p3参照)。 政府は、22年度に看護や介護の職員などの処遇改善を実施しつつ、診療報酬のメリハリ付けや薬価引き下げなどを実施。それらによって、・・・
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2021年12月22日(水)
[診療報酬] 本体は実質プラス改定で決着、医科0.26%引き上げへ 政府
- 政府は22日、2022年度の診療報酬の改定率を、医療行為の対価に当たる本体部分は看護職員の賃上げや不妊治療の保険適用の費用を含めてプラス0.43%とすることを決めた。薬価は1.35%、材料価格は0.02%、共に引き下げる。本体部分の分野ごとの内訳は、医科0.26%、歯科0.29%、調剤0.08%のいずれもプラス(p1参照)。本体と薬価・材料価格を合わせた診療報酬全体ではマイナス0.94%となる。 22年度政府予算案の編成を巡り、・・・
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2021年12月19日(日)
[診療報酬] 診療報酬全体では引き下げ、本体はプラス0.43% 政府方針
- 2022年度予算案の編成に向けて政府は、薬価を1.35%、材料価格を0.02%それぞれ引き下げる方針を固めた。一方、医療行為の対価に当たる診療報酬の本体部分は、不妊治療や看護職員の賃上げの費用を含めて0.43%引き上げる。本体と薬価・材料価格を合わせた診療報酬全体ではマイナス改定の見込み。 後藤茂之厚生労働相と鈴木俊一財務相が22日に折衝し、正式決定する。 政府は当初、本体部分の引き上げ幅を0.3%台とする方向で検・・・
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2021年12月17日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 12月20日-12月25日
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- 来週注目の審議会スケジュール(12月20日-12月25日)(12/17)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2021年12月14日(火)
[医薬品] アルツハイマー病薬「アデュヘルム」、22日に承認を審議 厚労省
- 厚生労働省は14日、米バイオジェンとエーザイが共同開発した新規アルツハイマー病薬のアデュヘルム点滴静注170mg、同300mg(一般名:アデュカヌマブ[遺伝子組換え])の製造販売承認について、22日の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で審議することを発表した(p1参照)。 22日の同部会は、アデュヘルムのための臨時の開催で、アデュヘルムの承認の可否と、その最適使用推進ガイドラインのみを議題とする。 厚労省は、・・・
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2021年12月03日(金)
[診療報酬] 薬価乖離率は約7.6%、20年度比約0.4ポイント縮小 厚労省速報
- 現在の公定薬価と実際に市場で取引されている「市場実勢価格」の平均乖離率は9月現在で約7.6%だったことを厚生労働省が3日公表した(p3参照)。2020年度から約0.4ポイント縮小した。これを踏まえ、22年度診療報酬改定で薬価の引き下げ幅が決まる。また、材料価格の平均乖離率(原則5-9月取引分)は約3.8%だった(p6参照)。 21年の薬価調査の速報値によると、投与形態別の乖離率は、内用薬8.8%、外用薬7.9%、注射・・・
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2021年12月01日(水)
[診療報酬] 改定の基本方針の骨子案を社保審・医療保険部会に提示 厚労省
- 厚生労働省は1日の社会保障審議会・医療保険部会で、2022年度診療報酬改定の基本方針の骨子案を示した(p5参照)。11月に閣議決定された経済対策を踏まえ、看護の現場で働く人たちの収入の引き上げや負担軽減に資する取り組みを推進する方向性などを盛り込んだ(p10参照)。 基本方針は、診療報酬改定に当たっての中央社会保険医療協議会の議論の前提となる。「改定の基本的視点と具体的方向性」では、前回の会合で示さ・・・
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2021年11月26日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 11月29日-12月4日
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- 来週注目の審議会スケジュール(11月29日-12月4日)(11/26)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2021年11月08日(月)
[診療報酬] 診療報酬本体、躊躇なくマイナス改定を 財政審分科会で財務省
- 財政制度等審議会・財政制度分科会が8日に会合を開き、財務省は、診療報酬本体が高止まりしているとして「躊躇なく『マイナス改定』をすべき」と主張した(p11参照)。薬価に関しては、引き下げ後も薬剤費が経済成長率を大きく上回って伸びていると指摘。毎年改定の実現にとどまらず、もう一段の強力な取り組みの必要性を強調した(p10参照)。財政審が月内に固める2022年度予算編成の建議(提言)に反映させる。 財務・・・
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2021年11月05日(金)
[診療報酬] 中間年の薬価調査や薬価改定の在り方を論点提示 厚労省
- 厚生労働省は5日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会に、次期薬価制度改革の論点として、中間年の薬価調査や薬価改定の在り方を提示した(p77参照)。初の中間年改定となった2021年度改定を受けての議論で、実施自体に反対していた診療側は、日本医師会の委員が、薬価と実勢価の乖離が著しく大きい品目に限定すべきとし、日本薬剤師会の委員は実施すべきでないとした。一方、支払側は毎年改定として定着を図るべきとの考・・・
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2021年10月29日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 11月1日-11月6日
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- 来週注目の審議会スケジュール(11月1日-11月6日)(10/29)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2021年10月20日(水)
[診療報酬] 薬価収載後の効能追加品目で新薬創出等加算の対象拡大
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は20日、次期薬価改定について、これまでの薬価算定組織と医薬品産業界からの意見聴取を踏まえ、具体的な議論を開始した。厚生労働省は、イノベーションの評価で、薬価収載後の効能追加品目で新薬創出等加算の対象を拡大することなどを論点として提示し、基本的に了承された(p14~p16参照)。 薬価収載後の効能追加品目で新たに新薬創出等加算の対象とするのは、現行では対象外となって・・・
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2021年10月15日(金)
[診療報酬] 費用対効果評価、価格調整方法の見直しなどで論点提示 厚労省
- 中央社会保険医療協議会・費用対効果評価専門部会は15日、価格調整方法の見直しなど厚生労働省が提示した論点について議論し、診療側と支払側は基本的に賛同した(p2~p42参照)。しかし、製薬産業からの専門委員は、費用増加の場合に、厚労省案の最小の価格調整係数でなく、中間の係数を設定することや、費用削減の場合の取り扱いの検討を求めた。 費用対効果評価の結果による価格調整方法の見直しで、厚労省は論点として、▽・・・
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2021年10月15日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 10月18日-10月23日
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- 来週注目の審議会スケジュール(10月18日-10月23日)(10/15)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2021年10月05日(火)
[医療改革] 医師などの所得向上へ公定価格見直しを丁寧に検討 後藤厚労相
- 後藤茂之厚生労働相は5日の就任記者会見で、医療や介護などの分野で働く人の所得の向上に向け、どのような仕組みで公定価格を見直すのかを丁寧に検討していくと述べた。また、2022年4月に控える次期診療報酬改定では、感染症対策や不妊治療などの課題も検討項目になるとの考えも示した。 公定価格については、岸田文雄首相が4日の記者会見で、医師や看護師、介護士などの所得を向上させるため、その在り方を抜本的に見直す方針・・・
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2021年09月15日(水)
[診療報酬] 厚労省が薬価算定組織の議事録を初めて公開 中医協・総会
- 厚生労働省は15日の中央社会保険医療協議会・総会で、新薬の薬価収載時の薬価を算定している薬価算定組織の議事録を初めて公開した。今後は、新薬収載を審議する中医協・総会から2カ月程度を目途に算定組織の議事録を公開する。保険医療材料等専門組織と費用対効果評価専門組織の議事録も同様に公開していく(p125参照)。 薬価算定組織の議事録の1回目の公開は、5月12日の中医協・総会で薬価収載を審議した新薬13成分と、・・・
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2021年08月04日(水)
[医薬品] 難病薬エブリスディの費用対効果評価、該当性判断を保留 中医協
- 4日の中央社会保険医療協議会・総会で12日付の薬価収載が了承された品目のうち、脊髄性筋萎縮症薬「エブリスディドライシロップ60mg」(一般名リスジプラム、中外製薬)は、薬価が97万4,463.70円と高額だが、指定難病薬であるため、厚生労働省は費用対効果評価の対象ではないと報告した。しかし、委員から、1年間で2,000万円を超えるとして「費用対効果評価の対象とするのが妥当」との意見があり、費用対効果評価の対象とするか・・・
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2021年08月04日(水)
[医薬品] レムデシビルを12日付で薬価収載、100mg1瓶6万3,342円 中医協
- 中央社会保険医療協議会・総会は4日、新型コロナウイルス感染症治療薬として特例承認後、政府が買い上げて、保険外併用療養により患者負担なしで使用されている「ベクルリー点滴静注用100mg」(一般名レムデシビル、ギリアド・サイエンシズ)を含む新薬15成分23品目と、再生医療等製品1品目を12日付で薬価収載することを了承した。ベクルリーは、当面は国の買い上げ分を使用し「時機を見て薬価収載品に切り替える」(厚生労働省・・・
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2021年08月04日(水)
[診療報酬] 薬価算定組織、新薬創出等加算の対象拡大を提案 中医協・部会
- 次期薬価制度改革の議論を進めている中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は4日、部会の下部組織で、新薬の薬価算定を行っている薬価算定組織から意見を聞いた。算定組織は、「イノベーション等の適切な評価」とした提案で、新薬創出等加算の対象品目の拡大として、効能・効果の追加で新規収載時の有用性加算に相当する場合に新薬創出等加算の対象とすることなどを挙げた(p2~p4参照)。 薬価算定組織の提案は、▽新薬創出等・・・
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2021年08月04日(水)
[医薬品] 費用対効果評価制度見直しで製薬・医療機器団体から意見聴取
- 中央社会保険医療協議会・費用対効果評価専門部会は4日、次期費用対効果評価制度改革に向け、製薬団体と医療機器団体から意見を聞いた。いずれも、制度の基本的な枠組みの変更は時期尚早とした上で、運用上の課題など見直しを求める項目を挙げた。また、製薬団体は、対象品目の拡大も行うべきでないとした(p2~p12参照)。部会の各委員も、制度の基本的枠組みを維持することに同意した。 日本製薬団体連合会と日本製薬工業協・・・
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