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2013年02月14日(木)
[規制改革] 保険外併用療養の拡大等、重点規制改革課題の具体例にあがる
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内閣府は2月14日に、規制改革会議を開催した。
この日は、安倍首相が日本経済再生本部において指示した3つの規制改革重点分野(健康・医療、エネルギー・環境、雇用)について、それぞれワーキンググループを設置して検討を進めること(p1参照)や、それぞれの分野の課題など(p2~p18参照)を整理した。
健康・医療分野について見てみよう。
この点、内閣府当局は、規制改革の視点として「健康の増進・医療の充実」・・・
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2013年01月31日(木)
[災害医療] ネット衛星による災害時情報共有手段の確立目指し、協定締結
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- 超高速インターネット衛星「きずな」を用いた災害医療支援活動における利用実証実験に関する協定締結について(1/31)《日本医師会》
- 発信元:日本医師会、宇宙航空研究開発機構 カテゴリ: 医療提供体制
平成23年3月11日の東日本大震災において、日医は、被災地へ日医災害医療チーム(JMAT)を多数派遣したが、その際の被災地や派遣元との情報共有手段には課題も多々残った。
そこで、日医および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、24年7月26日に、札幌および首都・・・
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2013年01月11日(金)
[病院] 医療法人社団直和会に「DBJ ビジョナリーホスピタル」による融資
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- 医療法人社団直和会に対し、「DBJ ビジョナリーホスピタル」に基づく融資を実施-高度な医療機能の提供と防災および事業継続への取り組みを評価-(1/11)《日本政策投資銀行》
- 発信元:株式会社日本政策投資銀行(DBJ) カテゴリ: 医療提供体制
「DBJ ビジョナリーホスピタル」とは、日本医療機能評価機構による「病院機能評価」の認定病院を対象に、DBJが独自開発した環境評価・BCM(事業継続マネジメント)評価システムにより、環境配慮・防災および事業継続対策に優れていることを評価・認定された病院。この評価に応・・・
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2012年09月05日(水)
[25年度予算] 在宅医療連携の拡充や、個別化医療推進に重点配分
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厚生労働省は9月5日の民主党厚生労働部門会議に、局・課別の平成25年度予算概算要求の内容を報告している。
医政局の所管予算は1911億700万円で、前年度(24年度)当初予算に比べて285億1900万円・17.5%と大幅に伸びている。目立つ項目としては、以下があげられよう(p1参照)。
(1)地域医療支援センターの充実に11億4100万円(p2参照)
(2)専門医の新たな仕組み導入に向けた体制整備(第3者機関への財政支援など・・・
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2012年08月28日(火)
[特定健診] HbA1c検査表記変更、検査部門の対応に大きな混乱はなし
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- HbA1c検査の表記変更における臨床検査部門の対応に関する調査(8/28)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 保健・健康
ヘモグロビンA1c(HbA1c)は、糖尿病の診断指標として広く活用されている。我が国ではその測定値について、平成24年4月1日より従来のJDS値から、諸外国で広く用いられているNGSP値に移行することとなった。また、25年度から、第2期特定健診・特定保健指導制度が開始さ・・・
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2012年06月22日(金)
[医療IT] 医療機関のIT化、規模によって投資額は高額に
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日本病院会は6月22日に、IT時代における病院の取り組みに関するアンケート調査の中間報告を公表した。
医療機関のIT化は、1970年代のレセプトコンピュータ誕生に始まり、2000年の電子カルテ法的認可を経て、2005年以降は、電子カルテ、PACS(医用画像管理システム)、予約システム等が診療所にも普及しつつある。
IT化が進むことにより、コスト・医師の負担軽減、事務処理の効率化などが図られ、その結果、膨大な患者に対し・・・
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2012年03月05日(月)
[医療情報] 共通番号の個別法にらみ、保健医療情報標準化会議の構成見直し
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- 保健医療情報標準化会議(第18回 3/5)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 医療提供体制
この会議は、当初は、電子カルテの標準化を進める目的で設置されたが、現在では幅広く保健医療情報全体の標準化について議論を行っている。今後は、社会保障・税共通番号制度における、医療分野の個別法について議論を行う必要(p9~p17参照)があることから、会議の構成を重層化すべきとの指摘がある。
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2012年03月05日(月)
[診療報酬] 6ヵ月連続して午前中退院が9割を超える場合、入院基本料減額
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厚生労働省は3月5日に、平成24年度診療報酬改定における医科点数表の解釈通知「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」を発出した。
注目される部分について見てみよう。
まず、亜急性期入院医療管理料であるが、24年度改定により1は「脳血管疾患リハ料などを算定したことがない患者」、2は「脳血管疾患リハ料などを算定したことがある患者」が対象とされた。この点、解釈通知では、1について「症状・・・
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2011年09月12日(月)
[新内閣] 震災経験踏まえ、電子カルテ・レセ等の整備早急に 経済同友会
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- 野田新政権に望む―成長実現に向け、あらゆる政策の総動員と迅速な実行を―(9/12)《経済同友会》
- 発信元:公益社団法人経済同友会 カテゴリ: 医療制度改革
経済同友会は、まず、「あらゆる政策を総動員して経済成長を実現することは、震災復興や財政健全化などにもつながる重要課題である」との見解を示したうえで、野田新政権に具体的な政策課題の実行と、それを可能にする政権運営体制の確立について提言を行っている。
具体的には、(1)成長に向け・・・
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2011年07月06日(水)
[災害医療] 省エネ型医療機器の開発や、医療機関の節電を提言 MDSI
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- 計画停電(発電容量不足)に伴う医療機器等の使用状況に関する緊急調査(7/6)《医療機器産業研究所》
- 発信元:財団法人医療機器センター附属医療機器産業研究所 カテゴリ: 医療提供体制
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2011年06月29日(水)
[医業経営] 青森県北部上北広域事務組合の病院事業、経営健全化計画を策定
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総務省は6月29日に、公営企業の経営健全化計画の概要を公表した。これは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)第24条において、準用する同法第5条第5項の規定に基づき、新たに策定または変更されたもの。
資料によると、平成21年度決算に基づく資金不足比率が新たに経営健全化基準以上となった公営企業4会計のうち、経営健全化計画を定めなければならない2会計が経営健全化計画を策定している。その・・・
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2011年06月10日(金)
[医療情報] メーカーの異なる電子カルテ情報を共有化 NTT東日本ほか
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- 異なる医療機関同士で電子カルテの情報を時系列で共有できる地域医療連携基盤「タイムライン連携システム」の運用トライアルを開始(6/10)《NTT東日本》
- 発信元:東日本電信電話株式会社、社会医療法人財団慈泉会相澤病院 カテゴリ: 医療提供体制
このシステムでは、異なるメーカーやベンダの電子カルテ同士をつなぎ、地域の医療機関の間で情報連携を可能とするもの。患者の同意のもとに、連携医療機関であれば、病歴・・・・
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2011年06月06日(月)
[チーム医療] 救急患者お断り解消や、暴力被害者支援など様々なチーム医療
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厚生労働省は6月6日に、「チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集」を公表した。これは、チーム医療推進会議の下部組織である、推進方策検討ワーキンググループで取りまとめられたもの。
チーム医療を推進するために、「医療の質の向上」と「効率的な医療サービス提供」の2本柱を立て、前者ではコミュニケーションや情報の共有化、チームマネジメントが必要としている。また、後者でも情報の共有化が不可欠である・・・
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2011年05月26日(木)
[立入検査] 平成23年度立入検査の留意事項を通知 厚労省
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厚生労働省は5月26日に、平成23年度の医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査の実施に関する通知を発出した。
通知では、(1)安全管理体制の確保(p1~p4参照)(2)院内感染防止体制(p4~p5参照)(3)最近の医療機関における事件等に関連する事項(p5~p8参照)(4)立入検査後の対応(p8~p10参照)―などについてまとめられている。
このうち、(3)の最近の事件等としては、食中毒や無資格者による医療行為・・・
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2011年05月18日(水)
[チーム医療] チーム医療に取り組む病院や診療所、実証事業の検証へ
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厚生労働省が5月18日に開催した、チーム医療推進方策検討ワーキンググループで配付された資料。この日も、チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集(案)について議論を深めた。
チーム医療を推進するための基本的な考え方には、(1)医療スタッフ間におけるカンファレンスや診療記録管理、電子カルテなどによる情報共有(2)協働し信頼しあいながら医療を進め、医師、歯科医師はチームリーダーとしてチームワーク・・・
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2011年03月02日(水)
[チーム医療] 実践的なチーム医療の事例や、評価方法の素案示す
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厚生労働省が3月2日に開催した、チーム医療推進方策検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、厚労省当局から、チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集(案)が提示された。
事例集案では、まず、(1)チーム医療を推進するための基本的な考え方(2)急性期・救急医療の場面におけるチーム医療(3)回復期・慢性期医療の場面におけるチーム医療(医療・介護の連携)(4)在宅医療の場面におけるチーム・・・
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2010年12月27日(月)
[医療安全] 電子カルテの誤動作による注射オーダーミスを受け、注意喚起
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厚生労働省は平成22年12月27日に、「診療システム(電子カルテ)不具合による薬剤誤投与について注意喚起する事務連絡を行った。
これは、日本IBM社製の電子カルテシステム上で、注射オーダーに関する操作の際、計画に従ったオーダーが発行されない事象が生じたことを受けてのもの(p5参照)。厚労省は、(1)電子カルテ導入時の入念な検証や定期的な監査をし、正常に動作するよう適切な管理を行うこと(2)電子カルテに誤・・・
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2010年12月17日(金)
[保健医療情報] 医療情報の標準規格、平成23年3月から関係通知発出へ
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厚生労働省が12月17日に開催した、保健医療情報標準化会議で配付された資料。この会議は、治験のIT化や保健医療情報を扱うシステム(電子カルテ等)の標準化に関する事項等を検討するために設置されているもの。この日は、優先的に整備すべき標準規格などについて議論を行った。
資料では、今後のスケジュールが示されている。それによると、平成22年度中に、この日を含めて2回の会合を開き、平成22年3月から標準規格に係る通・・・
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2010年07月01日(木)
[経営] 福祉医療機構による医療機関への融資、対象の拡大求める 四病協
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日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会からなる四病院団体協議会はこのほど、厚生労働省の医政局長等に宛てて、独立行政法人福祉医療機構による医療機関への融資拡大に関する要望書を提出した。
四病協は、「福祉医療機構による経営安定化資金融資制度は、多くの医療機関が利用することができ、医療機関の存続に寄与した」と一定の評価を示したうえで、国民に質の高い医療の提供を継続するために・・・
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2010年06月17日(木)
[マニフェスト] 地域コミュニティで医療・介護ビジョンを実現 新党改革
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新党改革は6月17日に、選挙公約として「新党改革の約束2010」を公表した。
新党改革はまず、「世界の中の日本改革」として、夢と希望にあふれる日本の構築を宣言。医療・介護関連では、大きく(1)安心と希望の医療・介護ビジョン(2)医療・介護のデーターベース公開、高齢者住宅―の2つを掲げた。
(1)の安心と希望の医療・介護ビジョンでは、地域で、お互いが支え合うという地域コミュニティの再生を図り、安心と希望の医・・・
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2010年02月24日(水)
[医療情報] 電子カルテ等の導入知識がチェックできるしおりを公表 日医
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日本医師会は2月24日の定例記者会見で、「医療情報システムを安全に管理するためのしおり」を公表した。これは、院長や理事長などの管理者が、医療情報システムの導入を検討したり、導入を決定する際に、院内の情報技術管理者や取引先の業者に対し、適切に指示ができる知識を持っているかどうかチェックするもの。
このしおりを用いれば、Q&Aや事例をもって、(1)電子的な医療情報を取り扱う際の責任のあり方(2)電子的な医・・・
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2010年01月26日(火)
[保健医療情報] DICOMなど8つの規格、厚労省の標準規格に
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厚生労働省が1月25日に開催した、保健医療情報標準化会議で配付された資料。この会議は、治験のIT化や保健医療情報を扱うシステム(電子カルテ等)の標準化に関する事項等を検討するために設置されているもの。この日は、厚労省において保健医療情報分野の標準規格として認めるべき規格が示された。
厚労省標準規格とすべきとの合意が得られたのは、(1)医療におけるデジタル画像と通信(DICOM):日本画像医療システム工業会・・・
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2009年11月02日(月)
[医療情報] 診療録保存の民間企業への委託に関する提言案 厚労省
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厚生労働省が11月2日に開催した、医療情報ネットワーク基盤検討会で配付された資料。この日は、医療分野における電子化された情報管理の在り方や、個人が自ら医療情報を管理・活用するための方策などについて議論が行われた。
当局からは、診療録等の保存を行う場所に関する提言(案)が提示された。そこでは、診療録等の保存場所について、各種ガイドラインの遵守を前提とした上で、「民間事業者等との契約に基づいて確保した・・・
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2009年06月08日(月)
医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(第4版)に関するQ&Aを公表
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厚生労働省は6月8日に、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第4版」に関するQ&Aを公表した。資料には、「『医療情報システム』とは具体的に何を示すのか」や「委託と第三者提供の情報管理責任上の違いは何か」、「電子カルテを導入した場合、それまでの旧カルテ(紙カルテ)について保存義務があるか。あるとすれば何年か」などといった質問に対する回答が示されている(p1~p24参照)。
また、真正性の確保・・・
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2008年12月02日(火)
税制改正に向け、要望事項を公表 日本慢性期医療協会
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日本慢性期医療協会は12月2日に、自由民主党税制調査会と民主党厚生労働部門に対し、要望書を提出した。
要望書では、税制について、(1)長期にわたり慢性期医療、介護を受けている利用者に対する税負担を大幅に軽減すること(2)医療法人の課税を大幅に軽減すること(3)電子カルテ及び各種ソフト備品について、特別償却として3年間で償却できるようにすること―など、11項目の要望が記載されている(p1~p2参照)。
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