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資料5:看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(案) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34813.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第3回 8/24)《厚生労働省》
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113 号)、育児・介護休業法等に基づき、病院等において、職場における
ハラスメントに係る相談を受け付け、適切な対応を行うために必要な体制
の整備等を着実に実施することが重要である。
例えば、安心して相談できるよう、看護師等以外の者によるパワーハラス
メントの相談窓口を設けることや、多くの看護師等が経験するライフイベン
トと関連付けて、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントの防止の重
要性を周知・啓発するための研修を実施することなど、病院等において実効
性あるハラスメント対策を実施することが望まれる。
また、国・都道府県において、看護師等に対する患者・家族による暴
力・ハラスメントに関して病院等が適切な対策を講じることを支援するた
めの取組を推進するよう努めることが重要である。なお、こうした取組の
推進に当たっては、訪問看護については、看護師等が1人で利用者の居宅
を訪問することが多く、利用者等からの密室によるハラスメントの危険性
が高いことを踏まえ、訪問看護を想定した取組を推進することも重要であ
る。


チーム医療の推進、タスク・シフト/シェア
チーム医療とは、「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の
高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連
携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」とさ
れている。
患者へのきめ細やかなケアや医療従事者の負担軽減を進めるため、今後、
更にチーム医療の考え方を進めていく必要がある。
チーム医療の推進のためには、看護師等が、他の医療従事者と連携を図
り、安全性の確保に十分配慮しつつ、自らの能力を十分に発揮できるよう
にすることが必要であり、病院等の管理者は、こうした勤務環境の整備に
努めることが求められる。
チーム医療を推進する際には、看護の専門性を一層発揮するため、医療
従事者の合意形成の下、業務の移管や共同化(タスク・シフティング、タ
スク・シェアリング)を進めていくことも重要である。例えば、特定行為
研修(保健師助産師看護師法第 37 条の2第2項第4号に規定する特定行為
研修をいう。以下同じ。)は、看護師の資質向上に資するとともに、医師
とのタスク・シフト/シェアとして医師の労働時間短縮への効果も期待さ
れている。
また、看護師等がより専門性を発揮できるようにするためには、看護師
等から看護補助者へのタスク・シフト/シェアを進めるなど、協働を推進
していくことが重要である。このため、看護補助者への研修を進めて、技

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