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薬-3○関係業界からの意見聴取について (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00073.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第209回 9/20)《厚生労働省》
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海外開発に関するアンケート結果(自由記述欄より抜粋)
日本での開発をためらう理由

海外開発を先行せざるを得ない理由
薬価


日本よりも高い薬価が期待できること。



製剤工夫等による付加価値が価格に反映されやす
いと考えている。



薬価水準の高い米国での開発・事業化を先行させ
経営基盤の安定化を図る。

臨床試験


市場性・事業性・先進性


市場規模の大きさ・成長性がある。



米国は世界最大の医薬品市場であり、そこで承認
を得ることが世界標準となる近道である。



海外であれば事業性が成立する患者数が見込める
ため。



米国での開発を先行させたうえで日本開発を進め
ていくことが、経営上合理的である。



米国は細胞医療の先進国であり、バイオベン
チャーへの投資理解も深く、将来的なビジネス展
開を見据え、米国での治験等を先行して進める可
能性はある。



臨床試験の質が優れている。例えばPOCに関する
臨床試験で、特にNew Modalityを用いた場合に、
その効果を数多くのバイオマーカーやValidateさ
れた臨床評価システムで多方面から有効性を評価
するような臨床試験計画が組まれることがあった。
初めからNature ScienceやLancet Oncologyなど
への投稿を念頭に置いて臨床試験計画を組むこと
が常であるが、まだ日本では追い付いていないと
感じる。
他国の臨床試験データの利用に積極的かつ柔軟で
あるため、臨床開発期間が短くコストも低くなる
と期待されること。その結果、より早く患者に画
期的な医薬品を届けるという当社のミッションに
適う可能性が高いため。

薬価


薬価がまったく期待できないこと。



製剤工夫等による付加価値が価格に反映されにくいと考
えている。



原価計算方式では、あくまで医薬品原料の値段からス
タートするので、低分子医薬品では高薬価が取りにくい。



遺伝子治療などの新しい医薬品でも、既存の医薬品開発
と同様の治験と症例数が求められ、そのコストを十分に
償却できない薬価となった場合、開発コストの回収が見
込めず、承認申請に踏み切れないこともある。



条件・期限付承認制度についても、制度はあるが、具体
的な手続きや明確な基準がなく、手探りのため、期間内
に本申請に移れない。

市場性・事業性・先進性


その他


米国のKOLと緊密な関係を構築済みであるため。

日本における当該疾患の患者数では事業性が成立しない
ため。

臨床試験


疾患に対する評価方法などが国内ではよく整備されてお
らず、ブリッジングも上手くできるかどうかわからない。





ゲノム編集や遺伝子治療などの最先端テクノロ
ジーを利用した治療薬の開発は、米国が圧倒的に
進捗しており米国での開発が合理的である。

他国の臨床試験データの利用の障壁が高く、国内での追
加試験の実施を要求される可能性が高いため、臨床開発
の長期化とコスト増大の恐れが強いこと。その結果、当
該製品のNPVが著しく下がる、あるいは日本のみ主要項
目の未達を招きかねないため。



特許保有地域であり、細胞治療と市場との親和性
がある。

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