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参考資料6 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和5年度) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35798.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第31回 10/18)《厚生労働省》
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というものを取りまとめ、都道府県あるいは歯科医師会などを通じて周知を図っているところであ
ります。
さらに、歯科医療関係者を対象とした「歯科医療関係者感染症予防講習会」も実施しており、B
型肝炎ウイルスの特徴を踏まえた標準予防策等の普及も図っているところでございます。
また、肝炎ウイルスに対する理解を更に促進するために、厚生労働省では、現在、肝炎ウイル
ス感染防止・重症化予防に関する研究班において、歯科医療従事者向けのeラーニング教材の
開発を進めております。こうした開発を進める際においても当事者の御意見を聞くことは大変重要
と考えております。
原告団、また、弁護団の皆様方からどういった形で意見を聞くこととしていくのか、今後、事務局
においてもよく検討させていただきたいと考えておりますが、いずれにしても、御経験されたように、
一部においてはまだ十分にそうした標準予防策等についても理解されていないお医者さん、歯科
の方もいらっしゃるということでございますので、今、申し上げたようなこれまでの取組を更に徹底
して進めていきたいと考えております。
○奥泉氏
ありがとうございました。
では、ご質問いかがですか。どうぞ。
○武藤氏
弁護団の武藤と申します。どうもありがとうございます。
今のお答えについては、原告団・弁護団の意見を聞いていただける機会は設けていただけるけ
れども、その在り方については今後検討いただくということでよかったのかどうかというのが一つ。
あとは、実はこの問題は結構難しくて、よく問診票で歯科では聞かれるのですけれども、原告さん
同士で話をしても、ちゃんと言うべきだ、いや、言いたくないということについて、言いたくないという
のはけしからぬ、おかしいというような議論が起こりがちです。これは皆さんが通院されている歯
科の先生方の意識を反映しているのではないかと推測をするのですが、やはり感染を、投薬とか
診断、今、治療中の疾患名ということで聞かれるのであれば多分、あまり異論は感じないのです
が、感染の有無だけを聞かれ、そうすると、それで過去にも後ろに回されたことがある、今だって
回す診療所があるという中で、感染の有無。それだけを聞かれるということ、あるいはそれに従っ
て感染予防策で区別されるのではないかと感じる方がたくさんいらっしゃるというのが現実なので
す。
やはり被害者なのだけれども、感染症患者であることによっていろいろ葛藤を抱え込んでしまう、
非常に苦悩される女性の方は多いですけれども、そういう方がたくさんいらっしゃって、一番大事
なのは、歯科の先生方は、ここでも高野さんからも御指摘いただきましたけれども、5年前でも歯
科の先生方は、標準方策を理解されているという御回答を自信を持ってされる方が 60%程度しか
いらっしゃらない。やはりそうだとすると、問診で感染の有無を聞いて区別する方が 40%ぐらい、
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