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参考資料6 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和5年度) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35798.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第31回 10/18)《厚生労働省》
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このことは、肝炎対策基本指針の受検・受診の徹底の実現の問題でもあります。原告団として
も、いろいろな機会に受検・受診をアピールするなど、取り組んでいますが、国や自治体、医療機
関などと一緒に、無症候キャリアの方の掘り起こしに取り組んでいただけるようお願いいたします。
さて、基本合意後、私たちと厚生労働省は医療費助成制度の創設と拡充の課題に共に取り組
んできました。
肝がん・重度肝硬変医療費助成制度の要件拡充により、その利用者は着実に増えており、更
に、今回の基本指針の改正では SDGs の 2030 肝炎エリミネーションの一環として、我が国にお
ける肝炎の完全克服が掲げられました。
また、B型肝炎被害の真相究明と、これに基づく再発防止策、歯科の標準予防策を進める施策
など、数多くの有意義な施策が実現してきました。そして、厚労省作成の、この中学生向け副読本
『B型肝炎 いのちの教育』の周知・活用や、私たちの声を届ける患者講義の普及も進んでいます。
本年の大臣協議では、第一に、重症者助成制度の更なる見直し及び肝臓専門医による適切な
医療の全国的均てん化を図る体制整備。第二に、歯科での標準予防策の徹底。第三に、医療安
全のための研修における患者講義や動画の活用の3点について協議させていただきます。
最後に、今年3月に全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団では『集団予防接種によるB型肝炎感染
被害の真相』。この本を発刊しました。ぜひ加藤大臣にもお読みいただきたく、今回贈呈させてい
ただきます。
これからも引き続き、皆様と一緒に、私たちも頑張ります。本日は、どうぞよろしくお願いいたし
ます。
(田中氏から厚生労働大臣に書籍を手交)
○B型肝炎訴訟対策室長・肝炎対策推進室長
続きまして、加藤厚生労働大臣より御挨拶申し上げます。
○厚生労働大臣
本日は大変お忙しいところ、また、お暑い中、全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団の皆様方にお
かれましては、全国からこうして厚生労働省に、また、今日はネットでも配信をされているとお聞き
しておりまして、誠にありがとうございます。ここからは座って御挨拶をさせていただきたいと思い
ます。
まず、冒頭、田中代表から本を頂戴いたしました。ありがとうございます。かなり大部なものでご
ざいますけれども、読ませていただければと思っております。
B型肝炎訴訟については、平成 23 年6月、今、お話がありましたように、裁判所の仲介の下で、
原告団・弁護団と国の間で和解のための基本合意書が締結をされました。国は、感染被害の拡
大防止をしなかったことにつき、その責任を認め、感染被害者とその遺族の方々への謝罪を行わ
せていただいたところであります。
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