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参考資料6 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和5年度) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35798.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第31回 10/18)《厚生労働省》
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都道府県に設置されていることは確認しておりますが、御指摘のように、実際、では、当初の段
階では要件を満たしていたけれども、実際、それがきちんとなされているのかどうか。こういったこ
とについては、都道府県を通じてしっかりとした把握をしていきたいと考えております。
その上で、令和2年度から令和4年度にかけて厚生労働科学研究というものは実施をしている
ところでありますが、各専門医療機関においては、非常勤も含めると肝臓専門医は全体として確
保されているものの、かかりつけの診療所等、他の医療機関への紹介状況などの連携体制に違
いが見られるといった指摘もなされているところでありますので、国としては、各地域において、専
門医療機関の中から都道府県が指定する拠点病院を中心とした肝疾患の診療連携体制を強化
して、全体としての医療水準の向上を図っていく必要があると考えております。
なお、肝臓専門医でありますけれども、令和4年では 7,703 人と、年々、その数字は増加をして
いるところであります。また、肝臓専門医の認定の在り方、現在、日本専門医機構と日本肝臓学
会で検討されている。これまでは日本肝臓学会でやっていただいたものが、これからは日本専門
医機構のほうに、これは専門医制度そのものが移行していくという流れの中で、どういう形で進め
るかが検討されていると承知をしておりますので、その動向を注視していきたいと思っております。
また、地域の医療提供体制の構築支援として、厚労省としても、肝炎対策基本方針に基づき、
肝炎情報センターと連携をして、医療従事者等を対象とした研修、また、拠点病院の医療従事者
や自治体の担当者を集めた会議の場で、拠点病院を中心とした地域の肝炎診療ネットワークの
構築の支援を行うなど、各都道府県内の診療レベルの向上にも努めてきたところであります。
さらに、今年度からは、厚労省と肝炎情報センターが各地域に赴き、都道府県、拠点病院を交
えて意見交換会を開催し、他県と比較した場合のいい点、また、改善すべき点。こういった点につ
いて助言を行うなど、肝炎情報センターの取組を強化して、地域の診療連携体制の構築の支援に
当たっているところでございます。
引き続き、こうした支援も更に続けていくつもりでございますが、皆様方からも御意見も伺いな
がら、自治体、また、各医療機関の支援に引き続き取り組んでいきたいと考えております。
○奥泉氏
ありがとうございました。
今の御回答について、更に要請等はありますでしょうか。
○小沢氏
弁護団の小沢です。2点にわたり御回答いただきありがとうございます。
まず、第1点の肝がん・重度肝硬変医療費助成の点ですが、先ほど、大臣から本年度末を目途
に結論を得るということで、今、検討されているというようなお話があったのですが、これは本年度
末を目途として NDB 等のデータを検討し、制度に関する、見直すか見直さないかも含めてだと思
うのですけれども、一定の結論を得る方向で検討されているというふうに把握してよろしいのかど
うか。その確認をさせていただきたいと思います。
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