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参考資料6 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和5年度) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35798.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第31回 10/18)《厚生労働省》
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あと、もう一点ですけれども、先ほどの小野さんの話もあったのですが、結局、専門外来という
ことで、やはり熟練した肝臓専門医の実質的な診療を受けるということがこの問題の核心でありま
して、そのためにはやはり熟練した肝臓専門医の量と質が確保されていることが言わば物質的な
基盤になっていると考えています。
それで、肝臓専門医の登録数が近年増えているということはあるかという御指摘もあったので
すけれども、専門医機構と肝臓学会の間では必ずしもそこで意見が一致しているとは言えない状
況があると私たちは聞いております。特に肝炎の中でもウイルス性肝炎、とりわけB型肝炎は、言
ってしまえばC型肝炎よりも診断や治療に関する方針決定が難しいとも言われておりまして、B型
肝炎の患者はやはりしっかりした肝臓専門医が養成され確保されないと、まさに自分たちの健康
や命に直接関わる話なので、とても、ある意味、心配している面があるのです。
なので、これは学会と専門医機構の間での専門家同士の話合いであるとは思うのですが、や
はり全体を統括する厚生労働省として、特にB型肝炎の患者が抱いている、まだ根本的な治療薬
ができていない状況の下で、これから先、少子化の問題とか、いろいろなことがあって、自分のこ
とをきちんと将来的に診てくれる先生がいるのだろうかという素朴な心配もあるところで、ぜひそう
した熟練した肝臓専門医が、どういう制度設計や養成になるにしても、それが基盤として大事なの
だという認識をぜひ大臣の口から言っていただくことが、今、この局面において大事だと思います
ので、ぜひそこを、当たり前の話ではあるのですけれども、確認的にお言葉をいただければなと思
っています。
○厚生労働大臣
まずは1点目でありますけれども、年度末ではなくて年末ということであります。
○小沢氏
本年末ですね。
○厚生労働大臣
はい。本年末です。
というのは、要するにこれは予算と絡んできますから、今年中に結論を出して、令和6年度の予
算の中に盛り込んでいくということになりますので、それを、そうしたスケジュールを念頭に、今、実
態を把握をし、そして、具体的にどういう形でやるかについて検討を進めていきたいと考えている
ところであります。
それから、2点目でありますけれども、学会と機構の間のいろいろな議論というのは私も十分承
知をしておりませんが、先ほど申し上げたのは、肝臓専門医というのはこれまで日本肝臓学会が
認定をしてきたわけでありますが、今後は専門医機構において認定されるという運びになっており、
そして、専門医の取得のカリキュラムをどうするのかということについては、今、認定の中心になる

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