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診-2○入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000186974_00030.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会(第218回 10/27)《厚生労働省》 |
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症」の患者においては、全疾患の平均と比べ「専門的な治療・処置」の該当割合が低く、
「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」の該当割合が高かった。また、全
疾患の平均としてA項目の総得点がピークを迎える入院2日目では、その傾向がより顕
著に見られた。
急性期一般入院料1に入院する 75 歳以上の「食物及び吐物による肺臓炎」、「尿路感染
症」及び「腰椎骨折 閉鎖性」の患者においては、「救急搬送後の入院/緊急に入院を必
要とする状態」の項目の該当割合と必要度基準の該当割合の差が、全年齢の平均や全疾
患の平均と比較して小さかった。
急性期一般入院料1全体では、75 歳以上に限った場合も含め、急性期一般入院料2-6
よりも「専門的な治療・処置」及び「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」
の該当割合が高いが、急性期一般入院料1における 75 歳以上の「食物及び吐物による
肺臓炎」や「尿路感染症・部位不明」の患者は、
「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要
とする状態」の該当割合は他の入院料と比較して高いものの、その他の項目は急性期一
般入院料2-3や急性期一般入院料4-6と大きく変わらなかった。
急性期医療を必要とする患者に対する医療・看護を適切に評価する観点から、「救急搬
送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」については、日数の短縮化や、5日間の中
でも入院後日数によって重みづけすることが考えられるのではないかとの指摘があっ
た。
(A項目の状況について)
「注射薬剤3種類以上の管理」については、該当割合が入院2日目にピークに達した後
に低下し、その後も長期に入院する患者の中では該当割合が上昇していく傾向にあった。
また、「点滴ライン同時3本以上の管理」では、急性期一般入院料1のほうが急性期一
般入院料4-6よりも一度該当した場合にその後も継続する割合が高かった一方で、
「注
射薬剤3種類以上の管理」では、急性期一般入院料1では急性期一般入院料4-6より
も早期に終了する割合が高かった。
「注射薬剤3種類以上の管理」に該当する日における注射薬剤の成分は、該当日数が長
期になるに連れて、
「アミノ酸・糖・電解質・ビタミン」や「チアミンモノホスフェイト
ジスルフィド・B6・B12 配合剤」など静脈栄養に関するものの割合が増加していた。
「呼吸ケア」に該当する患者においては、酸素吸入の実施により該当する割合が最も高
く、5%の患者において人工呼吸が実施されていた。酸素吸入が入院初期に実施割合が
高い一方で、人工呼吸、ハイフローセラピー、鼻マスク式人工呼吸器等は、長期間入院
する患者において実施割合が高い傾向にあった。
必要度Ⅰに基づく評価により「呼吸ケア」に該当する患者のうち 15~40%程度は、必要
度Ⅱの対象となる診療行為が実施されていなかった。
「創傷処置」に該当する患者のうち必要度Ⅱの対象となる診療行為が実施されている場
合は、「創傷処置 100 ㎠未満」又は「創傷処置 100 ㎠以上 500 ㎠未満」が実施されてい
る割合が高いが、必要度Ⅰに基づく評価により「創傷処置」に該当する患者においては、
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「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」の該当割合が高かった。また、全
疾患の平均としてA項目の総得点がピークを迎える入院2日目では、その傾向がより顕
著に見られた。
急性期一般入院料1に入院する 75 歳以上の「食物及び吐物による肺臓炎」、「尿路感染
症」及び「腰椎骨折 閉鎖性」の患者においては、「救急搬送後の入院/緊急に入院を必
要とする状態」の項目の該当割合と必要度基準の該当割合の差が、全年齢の平均や全疾
患の平均と比較して小さかった。
急性期一般入院料1全体では、75 歳以上に限った場合も含め、急性期一般入院料2-6
よりも「専門的な治療・処置」及び「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」
の該当割合が高いが、急性期一般入院料1における 75 歳以上の「食物及び吐物による
肺臓炎」や「尿路感染症・部位不明」の患者は、
「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要
とする状態」の該当割合は他の入院料と比較して高いものの、その他の項目は急性期一
般入院料2-3や急性期一般入院料4-6と大きく変わらなかった。
急性期医療を必要とする患者に対する医療・看護を適切に評価する観点から、「救急搬
送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」については、日数の短縮化や、5日間の中
でも入院後日数によって重みづけすることが考えられるのではないかとの指摘があっ
た。
(A項目の状況について)
「注射薬剤3種類以上の管理」については、該当割合が入院2日目にピークに達した後
に低下し、その後も長期に入院する患者の中では該当割合が上昇していく傾向にあった。
また、「点滴ライン同時3本以上の管理」では、急性期一般入院料1のほうが急性期一
般入院料4-6よりも一度該当した場合にその後も継続する割合が高かった一方で、
「注
射薬剤3種類以上の管理」では、急性期一般入院料1では急性期一般入院料4-6より
も早期に終了する割合が高かった。
「注射薬剤3種類以上の管理」に該当する日における注射薬剤の成分は、該当日数が長
期になるに連れて、
「アミノ酸・糖・電解質・ビタミン」や「チアミンモノホスフェイト
ジスルフィド・B6・B12 配合剤」など静脈栄養に関するものの割合が増加していた。
「呼吸ケア」に該当する患者においては、酸素吸入の実施により該当する割合が最も高
く、5%の患者において人工呼吸が実施されていた。酸素吸入が入院初期に実施割合が
高い一方で、人工呼吸、ハイフローセラピー、鼻マスク式人工呼吸器等は、長期間入院
する患者において実施割合が高い傾向にあった。
必要度Ⅰに基づく評価により「呼吸ケア」に該当する患者のうち 15~40%程度は、必要
度Ⅱの対象となる診療行為が実施されていなかった。
「創傷処置」に該当する患者のうち必要度Ⅱの対象となる診療行為が実施されている場
合は、「創傷処置 100 ㎠未満」又は「創傷処置 100 ㎠以上 500 ㎠未満」が実施されてい
る割合が高いが、必要度Ⅰに基づく評価により「創傷処置」に該当する患者においては、
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