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○医薬品の新規薬価収載について 総-5-2 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》 |
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レパーサ皮下注 420 mg オートミニドーザー
①
家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体及び高コレステロー
ル血症:通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として 420
mg を 4 週間に 1 回皮下投与する。
②
家族性高コレステロール血症ホモ接合体:通常、成人にはエボロ
クマブ(遺伝子組換え)として 420 mg を 4 週間に 1 回皮下投与す
る。効果不十分な場合には、420 mg を 2 週間に 1 回皮下投与でき
る。なお、LDL アフェレーシスの補助として本剤を使用する場合
は、開始用量として 420 mg を 2 週間に 1 回皮下投与することがで
きる。
製造販売業者:アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社
注:420mg を 4 週間に 1 回又は 2 週間に 1 回皮下投与する際には、レパーサ皮下注
420mg オートミニドーザーを使用すること(6.投与に際して留意すべき事項 ②参
照)。
2.本剤の特徴、作用機序
動脈硬化性疾患(特に、心筋梗塞を中心とした心疾患、脳梗塞・脳卒中を中心とした
脳血管疾患)は、本邦での主な死亡の要因である 1)。動脈硬化の発症・進展は多様な危
険因子の重なりによって引き起こされることが知られており、その主要な危険因子とし
て高コレステロール血症がある。また、多くの研究結果から、低比重リポ蛋白コレステ
ロール(LDL-C)値を低下させると心血管イベントリスクが低下することが明らかにな
っており、高コレステロール血症において、コレステロールの中でも、LDL-C 値を管理
することが最も重要であるとされ、動脈硬化性疾患の予防を目的とした管理基準として
採用されている 2)。
動脈硬化性疾患や冠動脈疾患に係る疾患ガイドラインにおいて、複数の動脈硬化危険
因子に基づいて層別した冠動脈疾患による死亡の絶対リスクに応じて LDL-C 値の管理
目標値が設定されている。既存の運動療法、食事療法及び薬物治療を最大限受けている
にも関わらず LDL-C 値の管理目標値を達成していない患者がおり、動脈硬化性疾患の
発症予防の観点では重要な課題である。
このような医療状況に鑑み、既存の治療で LDL-C 値が管理目標値に達していない家
族性高コレステロール血症(FH)及び非家族性高コレステロール血症(non-FH)患者を
対象に、HMG-CoA 還元酵素阻害剤(スタチン)と併用する薬剤としてレパーサ皮下注
(一般名:エボロクマブ(遺伝子組換え)、以下「本剤」という。)の開発が行われた。
さらに、その後、スタチンに対する忍容性が低い等の理由からスタチンによる治療が適
さない患者を対象に、本剤の開発が行われた。
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①
家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体及び高コレステロー
ル血症:通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として 420
mg を 4 週間に 1 回皮下投与する。
②
家族性高コレステロール血症ホモ接合体:通常、成人にはエボロ
クマブ(遺伝子組換え)として 420 mg を 4 週間に 1 回皮下投与す
る。効果不十分な場合には、420 mg を 2 週間に 1 回皮下投与でき
る。なお、LDL アフェレーシスの補助として本剤を使用する場合
は、開始用量として 420 mg を 2 週間に 1 回皮下投与することがで
きる。
製造販売業者:アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社
注:420mg を 4 週間に 1 回又は 2 週間に 1 回皮下投与する際には、レパーサ皮下注
420mg オートミニドーザーを使用すること(6.投与に際して留意すべき事項 ②参
照)。
2.本剤の特徴、作用機序
動脈硬化性疾患(特に、心筋梗塞を中心とした心疾患、脳梗塞・脳卒中を中心とした
脳血管疾患)は、本邦での主な死亡の要因である 1)。動脈硬化の発症・進展は多様な危
険因子の重なりによって引き起こされることが知られており、その主要な危険因子とし
て高コレステロール血症がある。また、多くの研究結果から、低比重リポ蛋白コレステ
ロール(LDL-C)値を低下させると心血管イベントリスクが低下することが明らかにな
っており、高コレステロール血症において、コレステロールの中でも、LDL-C 値を管理
することが最も重要であるとされ、動脈硬化性疾患の予防を目的とした管理基準として
採用されている 2)。
動脈硬化性疾患や冠動脈疾患に係る疾患ガイドラインにおいて、複数の動脈硬化危険
因子に基づいて層別した冠動脈疾患による死亡の絶対リスクに応じて LDL-C 値の管理
目標値が設定されている。既存の運動療法、食事療法及び薬物治療を最大限受けている
にも関わらず LDL-C 値の管理目標値を達成していない患者がおり、動脈硬化性疾患の
発症予防の観点では重要な課題である。
このような医療状況に鑑み、既存の治療で LDL-C 値が管理目標値に達していない家
族性高コレステロール血症(FH)及び非家族性高コレステロール血症(non-FH)患者を
対象に、HMG-CoA 還元酵素阻害剤(スタチン)と併用する薬剤としてレパーサ皮下注
(一般名:エボロクマブ(遺伝子組換え)、以下「本剤」という。)の開発が行われた。
さらに、その後、スタチンに対する忍容性が低い等の理由からスタチンによる治療が適
さない患者を対象に、本剤の開発が行われた。
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