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【3-3】新型インフルエンザ等対策政府行動計画の改定に向けた意見 (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36738.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第81回 12/22)《厚生労働省》
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医療 DX の推進により、保健所や医療機関などの事務負担の軽減を図
ることは、感染症危機発生時の対応能力の向上にもつながり、着実な取
組を進めることが重要である。
医療 DX の取組状況も踏まえながら、臨床情報の研究開発への活用を
はじめ感染症対応への更なる活用のあり方などについて、引き続き検
討を進めていくことが重要である。
感染症対策における DX の更なる推進のために、人材の育成やデータ
管理のあり方等必要となる環境整備としてどのような課題があるかを
引き続き検討する必要がある。
Ⅳ.研究開発への支援
(Ⅳ.研究開発への支援)
感染症危機の際、初期の段階から研究開発や臨床研究等を進めるこ
とで、有効性・安全性の確保されたワクチン・診断薬・治療薬等の早期
の開発につなげることは、感染症危機への対応能力を高める観点から
極めて重要である。
早期の段階での診断薬や検査キットの普及による検査体制の強化や、
治療薬・治療法の普及によって、多くの地域の医療機関での対応が可能
となる。感染拡大防止や医療提供体制の強化には、研究開発が治療薬や
診断薬の早期の実用化に当たり重要な役割を担っている。
また、ワクチンの普及による重症化予防等の効果も感染症対策上重
要であり、研究開発が早期のワクチンの実用化に当たり重要な役割を
担っている。
さらに、ワクチン・診断薬・治療薬等の普及により、検査体制や医療
提供体制の充実、免疫の獲得等が進むことで、国民の生命及び健康の保
護がより一層図られることとなる。その結果、こうした状況の変化に合
わせた適切なタイミングで、感染拡大防止と社会経済活動のバランス
を踏まえた対策の切り替えを行うことができる。
このように、感染症危機対応において、研究開発の推進は、対策全体
に大きな影響を与える重要なものである。一方で、有事での迅速な研究
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