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○個別事項(その20)について 総ー4 (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00234.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第575回 12/22)《厚生労働》 |
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日本における有効性の検証結果
○ うつ病、不安症、強迫症の患者199人に対して、治療時に対面診療とオンライン診療を併用した群(併用
群)と対面診療のみを実施した群(対面診療群)の間で、24週後の健康関連QOL指標(SF-36MCS)を比
較した非劣性試験において、併用群は対面診療群に劣らない結果であったことが報告されている。
○ 患者満足度や疾患の重症度等の副次的な評価項目について、両群の間に有意な差は認められなかっ
たとされている。
オンライン診療併用
対面診療
週
平均(SD)
平均(SD)
平均差(95%CI)
P値
SF-36MCS得点 (FAS)
24
48.50 (9.57) (N=96)
46.68 (10.58) (N=86)
1.82 ( -1.12 to 4.77)
<.0001
SF-36MCS (PPS)
24
48.50 (9.57) (N=96)
46.60 (10.62) (N=85)
1.90 (-1.06 to 4.86)
<.0001
主要評価項目
オンライン診療併用
対面診療
週
平均(SD)
平均(SD)
平均差(95%CI)
P値
12
71.7 (2.8) (N=98)
68.1 (2.9) (N=87)
3.6 (-0.1 to 7.4)
0.06
24
71.6 (2.8) (N=96)
69.5 (2.9) (N=85)
2.1 (-1.9 to 6.0)
0.31
12
26.9 (0.9) (N=98)
26.2 (0.9) (N=87)
0.7 (-0.5 to 2.0)
0.24
24
27.3 (0.9) (N=96)
26.5 (1.0) (N=85)
0.8 (-0.6 to 2.1)
0.25
0
0.811 (0.029) (N=98)
0.823 (0.030) (N=89)
-0.011 (-0.052 to 0.029)
0.58
12
0.807 (0.030) (N=98)
0.822 (0.031) (N=88)
-0.014 (-0.062 to 0.033)
0.55
24
0.828 (0.029) (N=96)
0.829 (0.030) (N=86) -0.001 (-0.0045 to 0.043)
0.97
HAMD-17(抑うつ障害群のみ)
24
7.9 (1.6) (N=48)
5.9 (1.7) (N=39)
2.0 (-1.0 to 5.0)
0.18
HAMA(不安症のみ)
24
8.7 (1.8) (N=29)
9.0 (1.9) (N=30)
-0.3 (-2.8 to 2.2)
0.81
YBOCS(強迫症のみ)
24
12.9 (1.8) (N=18)
14.0 (2.1) (N=16)
-1.1 (-5.7 to 3.5)
0.62
副次評価項目
WAI
CSQ(患者満足度)
EQ-5D(QOL)
WAI:治療者と被治療者の関係性の質を評価する尺度、HAMD-17:うつ病の評価尺度、HAMA:不安症の評価尺度、YBOCS:強迫症の評価尺度
※次の患者は除外 (1) 緊急の希死念慮、不安、焦燥などのために、通常の治療に加えて、病院での予定外又は緊急の治療が必要となる患者
(2) 精神状態が悪化した場合に緊急の受診を自分で管理することが困難であった患者(病院が遠方にあった等)
出典:Taishiro Kishimoto, et al. Live two-way video versus face-to-face treatment for depression, anxiety, and obsessive-compulsive disorder: A 24-week
randomized controlled trial. Psychiatry Clin Neurosci. 2023 Dec 15. doi: 10.1111/pcn.13618. Online ahead of print.
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○ うつ病、不安症、強迫症の患者199人に対して、治療時に対面診療とオンライン診療を併用した群(併用
群)と対面診療のみを実施した群(対面診療群)の間で、24週後の健康関連QOL指標(SF-36MCS)を比
較した非劣性試験において、併用群は対面診療群に劣らない結果であったことが報告されている。
○ 患者満足度や疾患の重症度等の副次的な評価項目について、両群の間に有意な差は認められなかっ
たとされている。
オンライン診療併用
対面診療
週
平均(SD)
平均(SD)
平均差(95%CI)
P値
SF-36MCS得点 (FAS)
24
48.50 (9.57) (N=96)
46.68 (10.58) (N=86)
1.82 ( -1.12 to 4.77)
<.0001
SF-36MCS (PPS)
24
48.50 (9.57) (N=96)
46.60 (10.62) (N=85)
1.90 (-1.06 to 4.86)
<.0001
主要評価項目
オンライン診療併用
対面診療
週
平均(SD)
平均(SD)
平均差(95%CI)
P値
12
71.7 (2.8) (N=98)
68.1 (2.9) (N=87)
3.6 (-0.1 to 7.4)
0.06
24
71.6 (2.8) (N=96)
69.5 (2.9) (N=85)
2.1 (-1.9 to 6.0)
0.31
12
26.9 (0.9) (N=98)
26.2 (0.9) (N=87)
0.7 (-0.5 to 2.0)
0.24
24
27.3 (0.9) (N=96)
26.5 (1.0) (N=85)
0.8 (-0.6 to 2.1)
0.25
0
0.811 (0.029) (N=98)
0.823 (0.030) (N=89)
-0.011 (-0.052 to 0.029)
0.58
12
0.807 (0.030) (N=98)
0.822 (0.031) (N=88)
-0.014 (-0.062 to 0.033)
0.55
24
0.828 (0.029) (N=96)
0.829 (0.030) (N=86) -0.001 (-0.0045 to 0.043)
0.97
HAMD-17(抑うつ障害群のみ)
24
7.9 (1.6) (N=48)
5.9 (1.7) (N=39)
2.0 (-1.0 to 5.0)
0.18
HAMA(不安症のみ)
24
8.7 (1.8) (N=29)
9.0 (1.9) (N=30)
-0.3 (-2.8 to 2.2)
0.81
YBOCS(強迫症のみ)
24
12.9 (1.8) (N=18)
14.0 (2.1) (N=16)
-1.1 (-5.7 to 3.5)
0.62
副次評価項目
WAI
CSQ(患者満足度)
EQ-5D(QOL)
WAI:治療者と被治療者の関係性の質を評価する尺度、HAMD-17:うつ病の評価尺度、HAMA:不安症の評価尺度、YBOCS:強迫症の評価尺度
※次の患者は除外 (1) 緊急の希死念慮、不安、焦燥などのために、通常の治療に加えて、病院での予定外又は緊急の治療が必要となる患者
(2) 精神状態が悪化した場合に緊急の受診を自分で管理することが困難であった患者(病院が遠方にあった等)
出典:Taishiro Kishimoto, et al. Live two-way video versus face-to-face treatment for depression, anxiety, and obsessive-compulsive disorder: A 24-week
randomized controlled trial. Psychiatry Clin Neurosci. 2023 Dec 15. doi: 10.1111/pcn.13618. Online ahead of print.
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