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参考資料5 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00051.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第125回 3/11)《厚生労働省》
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埼玉







(第 12 回定期協議)

・私の娘は53歳になりました。今、いもの子作業所で働き、入所施設で暮らしています。加齢ととも
に身体に異常が出てきました。初期のパーキンソン病です。足のフラツキでよく転びます。でも仲間に
支えられ、家族の一員(やっと入所が、自分の居場所になりました)として、暮らしている様子が伝わ
ってくると私の緊張もほぐれてきます。職員のよりそいと深い観察、さすがプロと感じました。
・さて、基本合意が結ばれて10年経ちました。でも国に誠意はなく応益負担は撤回しても、他の約束
事は一切実現する気ないのですね。
・私達親が今一番望んでいるのは、職員の身分保障です。安定した給料と種々の身分保障は職員にも安
定をもたらし、新たに障害のある人に向き合う活力を生みます。仲間達の生活に豊かさをもたらすこと
につながります。
・総合支援法の見直しの時期です。基本合意が、見直しされる姿勢を見たいものです。
・息子の入院も4年になりました。この2月には肺炎になり、覚悟も迫られる日々もありましたが、今、
体調は安定しています。でもコロナ禍の今面会も出来なくなって1年近くなり、看護師さんの声かけな
どへの反応も大分にぶくなっている様子です。視覚障害もある彼には 直接さわって声かけや歌いかけ
が必要なのですが、叶わず、もどかしく情ない日々です。
・また、お世話になっていた作業所、ホームでは慢性的な職員不足に加えて利用者も親も高齢化、重度
化が増し、施設の老朽化等々悩ましいことだらけです。
・これらのことこそ自助努力だけでは どうにもならない部分が多く、公的支援が不可欠だと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
・自立支援法訴訟の時に、知的障がいの重い息子は日中支援以外のサービスを利用すると多くの費用が
かかると訴えました。その後、様々なサービスが実施できる事業者と契約することができましたが、そ
の事業者が今年3月でやめてしまいまい、また元の状態に戻ってしまいました。4時間位利用しただけ
で1万円近くかかります。時によっては利用せざるを得ないのが現状です。他の相談支援事業等でも撤
退する事業者が後を絶ちません。報酬単価が低すぎて事業が成り立たないのがその理由と思われます。
サービスを選べる実情ではないと思います。
・人件費や食材費、燃料代が高騰を続けている中、食事提供加算や送迎加算が打ち切りになれば、それ
こそ主事業への圧迫になり、かと言って安易にその分を利用者側に課すことはできません。引き続き、
食事提供加算、送迎加算の継続、拡充をお願いします。
・公助なくして自助、共助はありません。
(自立支援法違憲訴訟 定期協議への思い)
基本合意から10年、障害者は基より家族も、当時以上の困難を抱え、明日が見えない不安を抱えな
がら日々を送っています。基本合意・骨格提言に基づいた施策が早急に行われるよう心から望みます。
※報酬の日額払いについては、基本報酬だけで安定した運営ができる報酬体系にし、月額払いを原則と
する骨格提言の実現を強く要望します。
・毎回の定期協議の場で切実な緊急の課題として訴えてきました。コロナ禍、豪雨災害等で、安定した
運営が脅かされる中、障害の重い人、多くの困難を抱えている人の日常が脅かされています。
※生きる基盤を支える暮らしの場について、緊急で重要な課題としての対応策を講じることを求めま
す。
・住まいは人権・暮らしは人権の立場で、暮らしの場の整備に必要な、実態把握を国の責任において行
うこと
・当事者が選択できる多様な暮らしの場の整備を実態に即して、計画的に進めること
・地域生活支援拠点整備を、制度的な虐待ともいえるロングショートの解消へ、宿泊を伴う施設整備と
合わせ積極的に進めること
・グループホームでの安心した暮らしが安定してできるよう、暮らすに相応しい建物整備への助成、支

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