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参考資料5 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00051.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第125回 3/11)《厚生労働省》
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・本人は41歳になりました。父親の私も母親も81歳です。現在も日曜日の夕方からホームに行き、
金曜日の作業所終了後に自宅に戻ってきています。コロナになって、土曜日のデイサービスが休止にな
りました。土曜・日曜のホームヘルプの利用も行ける場所が人数が少ない所などに限定されています。
それとヘルパーさん不足で、なかなか土曜・日曜の外出支援がとれないと計画相談の人が言っています。
本人はとてもストレスがたまっているようです。そんなストレスもたまっているのか、作業所やホーム
で他の仲間とトラブルになったりして、大きな声を出して叫んだり、ホームの壁に穴をあけたりして困
っています。
・ヘルパーさんにしても、ホームの職員さんにしても、作業所の職員にしてもまだまだ足りません。法
人では、ずーっと求人を出しているようですが、なかなか人が来てくれないようです。発達障害で身体
の大きなうちの息子のような者を相手にするには若い男性職員が欲しいです。若い職員が働きやすいよ
うに、もっと国は応援してほしいです。コロナで非常事態宣言が発令されても、休止ができないホーム
や作業所はとても大切な仕事なのですから。

滋賀

・原告として訴訟に参加し10年以上が経過し、今年で59歳になります。26歳の時に施設入所し、
33年間を入所施設で暮らしてきました。この数年の間に心臓を患い、手術を行なっています。最近は
加齢に伴って車椅子利用が多くなってきました。高齢になるにつれて健康への不安が募る一方です。
・彼の暮らしの中で医療的ケアが常時必要になってきたときに施設では看護師の雇用や夜間職員を加配
する等、今以上に必要になります。現在の制度設計・水準では、従業員を雇用するだけの十分な保障は
なく、法人の自助努力になります。
・昨今、福祉現場を就職希望する人は年々減少している状況です。このままでは、支援者不足が続き、
現在の暮らしの水準までもが脅かされてしまうような危機的な状況だと感じています。
・地域での暮らし(移行)をするにも受け止めるだけのホームを含む資源が足りない現状です。国の予
算も少なく新設も思うように進みません。また、ホーム自体も重度化した人の受け止めに限界がありま
す。
・骨格提言や障害者権利条約に基づいた“他の者との平等”に向けて、福祉先進国に合わせた制度水準
を希望します。
・障害者自立支援法違憲訴訟に娘の補佐人として法廷に立ち、基本合意の締結から早や10年以上が経
過しました。82歳になる私の健康にも様々な病が押しよせはじめ、障害、病とつき合いながら日々を
送る毎日です。
・58歳になった娘はグループホームから生活介護事業所へ元気に通えていますが、てんかん抑制剤の
投薬を続け、知的障害があり暮らしの上でも、かなりの見守りと援助を必要とし、今の職員体制の一角
でも欠けたらと薄氷を踏む思いです。
・2022年4月の「障害者総合支援法」の見直しにあたり、
「障害者権利条約」や「骨格提言」そし
て「基本合意」に立ち返られることを心から望んでいます。
なかでも、
・施設制度の改善、安心して働ける職場に、専門職が配置できる制度に。
・個々人の生活保障、障害年金の見直し。
・社会の障害者理解 等が一層すすめられることを願っています。
・基本合意を締結して早や10年余りが経ちました。息子も42歳になり、毎日元気に通所しておりま
す。こだわりがあったり、自分の思いを伝えられずに、イライラしたりと毎日試行錯誤で、息子の心を
読んでおります。でも、朝になると元気よく作業所のバスに乗り込みます。
・仲間たちがよい環境で作業できるのも、職員さんたちの努力のおかげだと思っております。
主人は78歳、私は71歳になり、私たちの老後と息子の生活をどのようにバランスをとっていくかが
頭の痛い課題です。

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