よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料4】 検討を要する福祉用具の種目について[1.9MB] (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

検討の視点

構成員の意見

提案の概要

【有効性】
【評価方法】
○ 調査票の回答者の記載については、実際に回答し
○実証データを示している。 ・調査票1(利用前調査票)
た人の情報を記載すべき。「本人(代筆可)」では、
・対象 ・方法
利用者基礎情報や機器利用のきっかけ、機器利用前の服薬支援に
代筆なのかどうかがわからない。また「介助者」も
・指標 ・結果
関する困りごとや機器利用前に受けている服薬支援の内容・支援者、
職種がわかれば記載するべきではないか。
・結果に基づいた提案と 薬の飲み忘れ・薬を重複して飲んでしまうこと・服薬量の間違いの
なっている。
頻度を調査
○ 機器利用のきっかけに関する回答で、お薬カレン
※機能訓練の効果について ・調査票2(利用後調査票)
ダーや配薬ボックスの使用を試した上で、困難のあ
は、心身機能に関する効果
薬を機器にセットする人・機器の使用頻度・薬を機器にセットす
る者が試用している点は重要であり、適用方法等に
のみではなく、活動や参加 る頻度等の機器の利用実態や、また機器利用後の薬の飲み忘れ・薬
記載しておく方が良いのではないか。
に資するものを示している を重複して飲んでしまうこと・服薬量の間違いの頻度を調査
こと。
・調査票3(介護負担確認シートZarit介護負担尺度)
○ 提案者においては、医療・介護の専門職と福祉用
利用前及び利用後において介護負担確認シートを用いて調査した。
具専門相談員が連携した形での機器の利用モデルを
なお、調査票3については回収中である。
研究して欲しいと考えている。居宅療養管理指導
・調査票4(利用者満足度)・調査票5(介助者満足度)
(服薬管理)と福祉用具貸与の複合型の展開も考え
機器の満足度や安全面については、福祉用具満足度を評価する指
て欲しい。
標であるQUESTを一部参考に、利用者満足度や介助者満足度を調
査した。
○ お薬カレンダーや配薬ボックスの使用、適切な服
薬時の声掛け等の服薬支援を受けているにも関わら
【調査結果】
ず、適切なタイミングに適切な薬を手に取ることが
1.機器利用前の服薬支援に関する実態
困難な場合等、今回の調査前からこのような事例は
(1)機器利用のきっかけ、その理由
あるはずで、これまで(機器導入前)どのような対
機器を使用するきっかけとしては、「薬の飲み忘れがある」が
応で解決を図っていたかの把握が必要ではないか。
89%と最多であり、次に「薬を重複して飲んでしまう」が56%、
「家族が服薬に関して不安」が56%であった。(図表2)また、
「薬の飲み忘れがある」ことをきっかけに機器の利用を開始した方
はその理由として、75%が「飲むべき時に薬を飲むことに気づけ
ない」「薬を飲んだことを忘れてしまう」と回答している。また、
「薬を重複して飲んでしまう」ことをきっかけに機器利用を開始し
た方のち、「飲むべき時に薬を飲むことに気づけない」及び「飲む
べき時に飲むべき薬を適切に選択できない」と60%の方が回答し、
すべての方が「薬を飲んだことを忘れてしまう」と回答している。
(図表3)
図表2 機器を使用するきっかけ【複数回答<調査票1-問1(1)>(n=9)
1.薬の飲み忘れがある

89%

2.薬を重複して飲んでしまう

56%

3.服薬量の間違いがある

11%

4.本人が服薬に関して不安

11%

5.家族が服薬に関して不安
6.その他

56%

4

0%
0%

20%

40%

60%

80%

100%

4